はい、では尾瀬の話に戻りましょう。
2泊目は、越後湯沢温泉の
何とかニューオータニです。
新しい施設ですね。
越後湯沢を見下ろすような感じで、
山手にドーンとそびえています。
大谷さん、がんばってますねえ。
野球じゃないですよ。
オーナーのオータニさんです。
かつて大阪のニュー大谷には、
人間ドックで宿泊したことがありますね。
部屋に友達が遊びに来て、
宴会したことがあったなあ。
ドックを受けても、そのころは
悪いところはほとんどなく、
楽しかったなあ。
最近だとやっぱり、尿酸値とか、
血圧とかγ-GPTとか気になりますねえ。
あんなに元気だった40代、
大騒動の50代、それなりの60代。
色々あちこち転がって、
ミセスもヤキモキだったでしょうねえ。
なんか田舎の温泉地で
しみじみ人生を考えました。
ま、色々ありますな。
さあ、では気持ちを切り替えて、
楽しみの晩飯にいきましょう。
途中、こんなハチの巣が飾られてありました。
案内を読むと、ホテルのスタッフが
決死の覚悟で駆除したものなんだそうです。
二個も飾られていましたよ。
宿泊者はほかにも多いんでしょうね。
結構広い食堂に、食べきれないほどの
メニューが並んでいます。
そんな中でひとつ、これは?
というのがありました。
蟹です。
ズワイガニ?エチゼンガニ?
なんて呼んだらいいのかわからないけど、
その手のカニが山ほど盛られています。
うーん、これは勝負かけていますね。
最初は奥ゆかしく食べていたのですが、
皆さんもう第一関節など食べていませんね。
おっさんグループのテーブルは
もう蟹工船です。
他のグループもカニまみれ。
大阪の人たちは、なかなかのものです。
グルメなんだか、勇ましいんだか、
なんかよくわかりません。
アルコールは最初はビールなんですが、
こんなお米の旨い場所ですから、
日本酒がうまいかもしれませんね。
二本目はこんなお酒をいただきました。
残念ながら、日本酒のうまさは
doironにはわかりません。
まあ何はともあれ越後湯沢の温泉で、
カニや日本酒など思わぬ
うまいもんめぐりをした我々だったのです。
さて翌日です。
ツアーもこの日が最後の1日になります。
今日のツアーの動きは、
二か所の秘境めぐりと
お土産購入が予定されています。
さほど歩き回ったりもしないので、
のんびりとバスに揺られたりしながら
一日を楽しみましょう。
まず午前中はこの近くにある、
湯沢高原を目指してゆきます。
ロープウェイで山頂付近に
高山植物園があり、いまだと
コマクサが咲いているんだそうです。
これは楽しみですね。
コマクサなんて超久しぶりです。
この日は、そのまま夕方に飛行機に乗るので、
荷物はコンパクトに固めておいて、
さあそれではバスに乗りましょう。
乗車後30分もかからないうちに、
ロープウェイ乗り場に到着しました。
このロープウェイで、標高差500m、
距離1300mを約7分で、
山頂駅とつながっています。
乗車人員はなんと166人。
バス三台分くらいの客が乗れるのですが、
この時は別のツアーの客も
載っていた様です。
ツアーを考えたら、
何時までの帰り便に乗って
降りてきてくださいと支持され、
行きの登りに乗車です。
高原を楽しみに行きましょう。
続く
土用の丑の日にうなぎをいただきました。
展示会でひとり打ち上げで食べたので、
今年二回目のうな重です。
とまあこう書くと、じゃなぜ
「うなぎ」という名前なのか?
ってこのブログの読者の皆様から
聞こえてきそうですね。
説明しましょう。
「うなぎ」は最初は「むなぎ」と
言われていたそうです。
江戸時代よりずっと前に
そう書かれています。
その意味はというと「身が長い」
という意味なんだそうです。
それがうなぎという発音に
替わっていったというのが
よく言われている「うなぎ」の正体です。
そしてdoironは「土用の丑」本番にも
スーパーでうなぎを買ってきて食べました。
これです。
昔は、豆腐で作った偽ウナギとか、
卵とハムで自分で作った料理とか
食べていたのになあ。
成長して、というか年食って
お店で鰻重を買ってくるようになるとはねえ。
よくぞここまで成長したものです。
少しだけウナギの乗ってるやつを、
パックひとつだけ買いました。
一杯のかけ蕎麦ならぬ、
一杯のうな重です。
ひと口ずつ分け合って食べてゆきます。
これで暑い夏を乗り切ろうと
ミセスは言ってますが、
イヤイヤ暑いのはドイロンは
大好きですから大丈夫なんですよ。
うなぎを食べることは、
今のdoironにとっては、
暑さに負けずに元気にうろうろしてねという、
妻の解放感を満足させているのでしょう。
あとねえ、この時期にはもう一つ
お祝いすることがありますよ。
つい最近誕生日を迎えた、
孫たち家族へのお祝いです。
遠く離れているんでね。
いっぱいのうな重で夫婦で
うなぎをつつきながら、
孫を含めて家族の長~い健康をお祈りした、
土用の丑の日のdoiron家なのでした。
尾瀬の話は少し休憩です。
今日は土用の丑の日でした。
ちなみに「土用」というのは、
立春、立夏、立秋、立冬の前後18日間
というのをあらわし、特に立秋の土用は
夏の土用と言われ、その間の丑の日を
「夏の土用の丑」とあらわします。
今年は今日7月24日と8月5日が
夏の土用なワケですねえ。
で、その夏の土用というのが、
ウナギを食べる日みたいに言われています。
これもまあ、人が勝手に決めたことで、
昔、平賀源内がそう口に出したことで
その習わしが続いているということです。
土用の丑という決め事の上に、
一人の人の言ったことが習わしになっていくって、
なんか人の世は面白いですね。
で、そのウナギなんですが、
実は絵の展示会をしているときに、
街中にあるウナギ屋さんで
一杯のうな重をいただいたことがあります。
昼の食事はいつも、コンビニのおにぎり
なんかでしたが、ある日、
なんとそのコンビニが臨時休業したのでした。
これは困ったぞ、何か食べるものを捜そうと、
この近辺の記憶をたどったら、
一軒気になる店があったのを思い出しました。
うな重やさんです。
と言っても立派な料亭風のお店ではなく、
劇安ウナギ店といった町の
うな重やさんです。
まあ土用の丑も近いので行ってみるかと
出かけたのです。
このうな重が590円。
それに赤だしを付けて、
この際だとチューハイレモンで飾り付けをし、
超はりこんで1000円少しの
自分の展示会打ち上げ昼食を行いました。
いつものコンビニを休みにして、
歩き散歩のときに目についたこの店に
来させたというのは神様のお導きですね。
ひっそりと喜んでいたdoironだったのです。
とはいえ、doironがウナギで喜ぶなんて、
多分西暦が2000年を超えてからの話なんですよ。
好き嫌いはなかったのですが、
唯一嫌いな食べ物が「うなぎ」だったのです。
嫌いで、うなぎパイも食べなかった
時代があったのです。
じゃ、なぜ食べられるようになったのかというと、
平賀源内のおかげではなくて
doironの長い食生活の中で、
首藤さんと1000回以上も通った
居酒屋「えい」が関係しているのです。
僕らには木曜日がエイの日だったので
このお店ではいつもその日に僕らに
特別料理を出してくれました。
「今日はいい魚があったので料理したよ」
とかいっていろんな魚を出してくれていたのです。
でね、ある日「僕ねえウナギが嫌いでね」
という話を、店の人が聞いてたのか
どうかわかりませんが、
「doironさん一度これを食べてみ」
とかいって、ウナギを出してこられました。
これはもうやはり食べなくてはなりませんね。
よしっと、がんばって箸を伸ばしたのです。
するとねえ、これが何故かとても
おいしかったのです。
まあなじみの居酒屋ですから、
心に安心感もあったのでしょうねえ。
それ以来、ウナギに対する忌避感もなくなり、
普通に食べれるようになりました。
エイのがとってもおいしい特別のウナギ、
というわけでもなかったんでしょうが
もうなんか普通に食べれるようになったのは、
エイのやさしさと首藤さんのはげましの
おかげでしょうね。
そもそも母親のウナギ嫌いが
影響していたんでしょうか。
doironのウナギに関する食生活は、
居酒屋と友達が作ってくれた
ようなものなのですね。
土用の丑の日にそのことを改めて
感じたのでありました。
明日にすこし続きます
尾瀬を時間内で許されるほど歩き、
尾瀬歩きのツアーはほぼ終わりです。
ここから鳩待峠までの山道を
行きは下りだったので、
帰りは残念ながらのぼり中心に
戻っていきます。
さあもう少しですよという女ガイドさんの声も
ハアハア言ってますので、
もうこの辺では案内のイヤホンは
外すようにしました。
でもこういうツアーでは優れものでしたね。
またミセスは、借りてきたスティックが
とっても役に立ってて、
左右のバランスはこれでしっかり
とれるなあと喜んでいましたよ。
ツアーは何から何まで便利に
できていますねえ。
ありがたいことです。
さて、結構なスピードでわれらのグループは
鳩待峠に到着となりました。
集合時間に合わせて、
タイミングはぴったしでしたね。
こうしてミセスがずっと夢に描いていた
尾瀬歩きが終りました。
今まで、尾瀬と聞いても
実感としてわかなかった感覚が
これからはしっかりと
持つことができるわと
喜んでいます
「夏がくれば思い出す、春かな尾瀬遠い空」
の脳になったのですね。
すべてのグループが広場に集まったら、
さあバスに戻ってゆきましょう。
朝、出てきた宿にいったん戻るのですね。
席に座ってスタートする頃には、
あんな草原をのんびり歩いた
幸せ感にすっかり浸っています。
心は溶けているようです。
とはいえ車窓から景色は見たいけど、
幸せ感覚を味わいたい。
矛盾していますねえ。
起きているのか
寝ているのかわからないような
半分居眠りの状態で宿に向かいます。
宿に着いたら早速、
お風呂に飛び込みます。
まだ、ボーとしていて池塘に
飛び込んだ気分です。
入ったことはないけど。
ざっと汗を流してさあっぱりしましたよ。
このツアーはもう少し続きます。
また気持ちを引き締めて、
とりあえずは今日の宿である
越後湯沢のニューオータニを
目指してゆきましょう。
この辺りはもう旅行者任せなので、
地理的なところがよくわかりません。
越後湯沢と聞いたら、
関東の方の温泉やなあという
イメージがあります。
山のふもとで殺人事件があり、
デカがそちらをうろうろしつつ
犯人を捜すなんて光景が
浮かんできたりもしますねえ。
また一方で、ランニングの友達が
この辺り出身やったなあなんて
思い出したりもしましたね。
田舎道を走り、どんどん進んでいくと、
やがて結構大きなビルなんかが
建っている温泉地に到着です。
新幹線が街を変えたのでしょうかねえ。
どんどん山手の方に上がってゆくと、
でっかいホテルがあります。
名前に「ニューオータニ」が入っているので、
そのグループのホテルですねえ。
ここには温泉があります。
越後湯沢の街並みを見下ろし、
きれいな温泉で宿泊です。
夕食前に温泉に行きましたが、
あれ?さっき入ってきたばかりでしたねえ。
変なのと思いながらも、
またまたゆっくりしました。
時間的にも余裕があったので、
入浴後はホテルの周りを
歩きましたがもうまるで何もありません。
山手の空き地にポツンと立っている
そんな感じでした。
さあそれでは夕食の時間です。
昼間は尾瀬で食べた弁当で、
15分で書き込んだので、
ちょっぴりお腹がすいています。
晩飯はバイキング。
楽しみです。
続く
尾瀬のミズバショウ群落をみました。
よかったねえ。
夏山と違って、この花がこんなに見れるのは
選んだ時期が良かったですねえ。
ほかにもクルマバツクバネソウが
木道の合間に咲いていたり、
ニリンソウが群落をつくっていたりもして、
自然の様々な姿を確認しました。
尾瀬湿原にはまだついていませんが、
たっぷりな自然を満喫しながら歩いています。
鳩待峠から歩き続け、
3.3kmを約一時間半くらいで
山の鼻と言いう場所に到着します。
山小屋もありますね。
またここにはトイレがありますので休憩です。
有料トイレなんですがね。
で、時間はまだお昼になっていないので、
この山の鼻の当たりには
尾瀬の研究見本園もありますので、
まずはそちらを歩きに行きましょう。
ゲートを超えて入っていくと、
広い湿原が広がっています。
まあ普段失言だらけのdoironには
ぴったりかもしれません。
湿原にはミズバショウやワタスゲが
初夏の空の下で楽しそうに咲いています。
タテヤマリンドウもありますね。
そして遠くには至仏山の山もみえ、
尾瀬感満喫の景色です。
この辺りにある小さな池は
「池塘(ちとう)」と言われています。
高層湿原ができるときに、
泥炭層に水が張り小さな池になっています。
そこには鏡のように景色が映ったりしますね。
こんな感じ。
でもこれは立った位置が悪かったですね。
なので、ミセスにはこんな位置に
立ってもらいました。
まあいい感じ。
でも人が写ってしまいましたね。
なかなか思うようにいきません。
そんな風に遊びながら
30分くらい見本園を歩き回りました。
さあではいよいよ本物の尾瀬湿原の
方に行きましょう。
山の鼻の小屋の方に戻ってゆき、
そこから尾瀬沼の方に向って
いくことになります。
ここも池塘があったり、
湿原があったりと見本園と
同じ景色ですが、ここには
リュウキンカという花が咲いています。
時期が違えばニッコウキスゲなんかも
群落をつくりますねえ。
また「オゼソウ」「や「オゼコウホネ」
「オゼヌマアザミ」といった
この地域特産の花が咲いたりします。
そんな景色を頭に描きながら
尾瀬沼が遠くに見えるようなところまで
行くのかなと思いましたが、
我々普通グループはここまででした。
2キロは歩いていませんね。
高層湿原の中をまだまだ木道が
続いていくようですが、残念です。
でもまあ同じ景色がまだまだ続くんですね。
これでもガイドさんはかなり
進んでくれたようで、
早いグループよりも奥まで行きました。
それにしてもここの景色はいいですね。
奥に燧岳が見え、湿原に木道が
続いている景色がいかにも尾瀬です。
落ち着いたらここの絵でも描いて、
来年の六月に投稿してやろう
なんて考えています。
さあでは尾瀬ツアーも帰路に入りますが、
昼飯をまだ食べていません、
山の鼻まで戻ったら、
あらかじめもらってあった弁当を
開けましょう。
そしてガイドさんはこういいます。
「かなり遠方まで歩いたので
時間をかなり使いました。
バスへの帰宅時間を考えると
ここでの食事は15分間で食べてくださいね」
とのこと。
これは焦りましたね。
でもまあ、さほど空腹にもなっていないので
時間までゆっくりといただきました。
続く