腰痛を抱えているミセスを保護して、
ここは普段の日々の反省を踏まえて、
doironは家事に取り組んでいます。
普段は洗い物だけだったお手伝いを、
食事の準備をするところまで
いたってしています。
幸い、この時期一気に涼しくなってきたので、
これはなべの復活やと二日続けました。
一つは豚肉の鍋でもう一つは
牡蠣の鍋です。
おいしかったなあ。
普段はジムを終えて、帰宅して、
帰って座ったらなべ料理なんてまあ、
こんなにありがたいことはありませんね。
ただし、ダイエットにも
気を付けないといけませんがね。
あとミセスの手伝いで食事の用意ですから、
買い物もすべて段取りして
スーパーをあるきまわります。
「ああ、野菜が高いなあ」なんていいつつ、
売り場も回りながら、一方で
なにか絵の素材になるものはないか
なんてのも考えつつまわるのです。
またついついおいしそうな
酎ハイとかあれば
かごに入れてしまいます。
そして支払いのレジでは
ミセスに言って借りてきた
スーパーのポイントカードを提示し、
支払いはカードで済ませてゆきます。
カード名義は自分のものを
もちろん使いますよ。
女性ネームのカードをそのまま
使っていたら、カード詐欺だと
思われてしまうでしょ。
新聞にはこう載るでしょう。
「天下のカード詐欺。
他人のカードで白菜を買う男」なんてね。
洗濯も行います。
洗濯機に放り込む洗濯物の順番や
洗剤の投入方法などを
横で支持されながら行います。
まあこれは順番通りでいいのですが、
取り込みでは洗濯物の畳み方に
厳しい指導が入ります。
昔、両親の洗濯をしたときは
振り分けもむつかしかったのでしょうが、
今はもう自分のものと
ミセスのものだけですから簡単ですね。
まあそんな感じでいろいろ進んでいきます。
それにしても、考えないといけないことが、
家事にはいっぱいありますね。
脳みそがとても必要です。
認知が始まっている人の
一人暮らしって大変ですね。
町会長としてはそんな町民の暮らしに、
ついつい思いをはせてもしまうわけなのです。
ミセスの腰痛が一方で
いろんなことを考えさせてもくれました。
その腰痛なんですが、
果たして原因は何なのでしょうか。
スーパーで水を大量に買った時も
それを持つのはdoironの仕事
としているように、最近急に
重たいものを持たせたわけでもありませんし、
ミセスもそんな記憶はないと言ってます。
車を洗ったり、植木の剪定や草刈を
一生懸命やったわけでもない
とも言ってます。
自転車で転びかけた、
とか宝くじで高額当選して
腰が抜けたなあんてことも決してありません。
そうして考えたらなかなか
思い当たることがありません。
日常生活の中でいつもと違うことは
と聞くと、「何もないけどなあ」
といいつつ「あっ!」ということが
一つありました。
それは寝ている蒲団の事です。
寒くなりかけてきたので、
最近買った少し厚めのスポンジマットを
布団の下に敷いたとのことです。
う~ん、これはどうだろうと、
ある日その布団で昼寝をしてみました。
すると、軽く体の負担が変わります。
腰のあたりが少し沈むのです。
それが原因で、doironも腰が
軽くだるくなったよ。
ああ、これやでといいつつ
それを外してみますと
一気に腰が楽になりました。
ああ、これは今回のミセスの
腰痛の大きな原因だったのかもしれません。
これが原因だったらよかったやん
というとミセスは
「どうせせんべい布団しかにあわん女やねん」
などと、半分笑って言ってました。
まあこれでしばらく様子を見てみましょうかね。
人間にとって腰痛は、
その生物学上の進化を踏まえて考えると、
なかなか避けがたい病気なのである。
doironもこれまで二回大きな腰痛をした。
一回目は高校のころで、
家で薪割をしていた時に起こした
腰椎分離だ。
キャンプごっこじゃないですよ。
お風呂を薪で沸かしていたのです。
その時はしゃがみこんだら
もう立てないくらいの状態でしたが、
若い時は回復が早い。
もう1か月で、体育の授業で
走り高跳びをしており、
その時に飛んだのが自己ベストでした。
余りそんな機会もないしね。
とりあえずは身長を超えていました。
そして二回目は、社会人になって、
マラソンを一生懸命始めた時で、
もう片側の腰椎分離と
すべり症の併発でした。
仕事で歩くのにも支障がでるほど痛かったなあ。
でもこんな時にたらたら
やってられないなあと思って、
腰痛でもできるスポーツはないかと考え、
取り組んだのが自転車でした。
自分の体形に合わせて自転車を注文し、
通勤や夕方の公園で乗り回したりしたのが、
のちのトライアスロンにつながっています。
そんな風に腰痛は人間には
よく遭遇する病気です。
しかし今は、一気に運動量も減ったので
腰痛の危険性はあまりないので、
ああ若い時に乗り越えてきた
甲斐があったのかもしれない
などと思ったりもしているのだ。
ところがである。
人生うまくばかりは行かないものだ。
いいこともあれば悪いこともある。
実は最近ミセスに腰痛がよく出ているのだ。
腰が痛いなあとか言ってるので、
そんな時は火事の一部分を
doironがしている。
食事の片づけや、洗濯物の干しもの、
お風呂の準備かたづけ、
メモ見て買い物くらいなんですがね。
まあ時間は取られるが
あまり苦というわけではない。
こんな時にできるとことを
しておかないとなあと、
日ごろの反省を込めて
取り組んでいる。
そして最近、ミセス曰く
「生涯最大の腰痛が始まった」
と言ってきました。
もう横になったまま動けない。
まあいわゆる「ぎっくり腰状態」である。
これで一気にdoironの家事手伝いが
深く進化しました。
もう食事の用意も、洗濯も
すべてdoironがやる。
そんな状態が二日続きました。
「むむ、もしかしたらミセスの介護が始まるのか」
と思ったほどだ。
シップもあまりはると皮膚があれて
いやだというし、ばあちゃんが使っていた
腰痛器具を引っ張り出すように言われて、
それをセットしたりもした。
もちろんコルセットも親のものが
あったりもするのでまいたりもしている。
また接骨医も行くかと言ったのだが、
行っても同じくやっぱり日にち薬やから
いいと拒否してくる。
で、三日目くらいになって、
ようやく体が動かせるようになってきたのだ。
「だいぶましになってきた」
というので、ああこれでまだ
介護ではないだろうとひと安心である。
とはいえ油断してはいけない。
今回の腰痛に発生原因があるなら
突き止めておかなくてはなりません。
果たして、doiron家を騒がせ、
介護に向かわせようとした原因は
何だったのかその辺のところ
明日に少し続きます。
伊吹山を上り終えたので、
駐車場横のお土産屋さんを
のぞいてゆきましょう。
そこに並んでいるので気がつくのは、
薬草ですね。
と言っても赤城山の四六のガマではなく
メインはもぐさです。
昔の東海道の旅で醒ヶ井宿などで
良く売られていたのが伊吹のもぐさです。
かさばらないし、いいお土産として
売れたそうです。
今もこうして売られています。
他にもこんな薬もあり、
この辺りは薬草もゆうめいです。
このあと、車で山を下りて、
向かおうとしているのが薬草風呂です。
では早速そこを目指して
降りてゆくことにしましょう。
車に乗り込んで登山道に入ります。
登るときに見たように、途中でたくさんの車を
止めている場所があり、
その横で望遠カメラを構えている人が
たくさんいる場所がありました。
渡り鳥でも撮影しているんでしょうか。
車を止めて、撮影している人に
聞いてみましたら、
撮影しようとしているのは
「イヌワシ」なんだそうです。
へえ~と言いつつ山の下の方を見てみると、
大きな羽根を広げた鳥が飛んでいます。
「へえ~あれなんですか」と聞くと
「ウヒャーでたでた」とみんな大慌て。
望遠カメラをそちらに向けています。
羽根を広げたら大きいと
2m近くあるそうです。
羽根の先っぽに白い色の羽根があります。
帰ってから調べてみたら、
白い羽根は成鳥にはないので、
みんな撮影していたのは
子供のイヌワシのようです。
カメラマン周辺の熱気が
一気に上がりましたねえ。
伊吹のイヌワシというのは
結構有名なんだそうです。
全部で20人ぐらいはいたかなあ。
その趣味も大変でしょうねえ。
そこの谷は深く、確かに人もあまり
寄せ付けないような様子でありました。
そんな趣味の人は頻繁に
登っているんでしょうねえ。
そんな場所は山頂の少し下でしたが、
もう一か所同じような場所があったので、
いろんな観察場所があるんでしょうねえ。
どんどん下ってゆき、
料金所を出たところを右折してゆきます。
薬草湯の看板があるので
それを見ながら進んでいくとありました。
大きな建物があって、
その一角に薬草湯があります。
昔のガイドブックには、
ここには薬草園もあるようでしたが、
今はどうもその辺んは
取り組んでいないようです。
ではお風呂にむかってゆきましょう。
ここは曜日により大と中を変えるようです。
この日は男性は中でした。
中にはいると、何となく薬草の
においですが、どうも薬草が
浮かんでいるような湯に
はいると思っていたのですが、
どうもそんな大層なものではありません。
袋に入った7種の薬草が
浴槽に浮かんでいるだけです。
まあ雰囲気を味わってください
みたいなものですね。
露天風呂にもつかり
山で描いた汗を流して
薬草湯でのんびりしました。
きれいな肌、しっとりした体、
ふさふさの頭になったかなあ。
風呂からさっぱり上がったら、
道の駅へと向かいます。
そこでは牧場のミルクを使った
アイスクリームが売られています。
目の前には伊吹山。
山の中腹で、コンクリートを運ぶ
トラックが走っているのはすごい景色でした。
こうして出かけた伊吹山。
またみんなでここに出かけてきましょう。
案内しますよ~
一等三角点も堪能しました。
一等だからって見晴らしがいい
というわけでもないのでしょうが、
周りからこの山を見た時の印象はとても濃く、
琵琶湖沿いなんかからだと
特に大きな山に見えるもんね。
なので逆にこの近くの展望台からは
いろんな山が見えるはずです。
残念ながらこの日は雲が濃くて
遠くは見えませんが、
展望台の案内板の説明によると、
白山や鈴鹿の御在所岳や霊仙も見えるようです。
あ、乗鞍や御嶽も案内にありますね。
それから何と槍ヶ岳の案内も。
見えるのかな?
山頂からの展望をしっかりと
確認した後は
帰りは最初の計画通り
西登山道を降りてゆきましょう。
三角点から山小屋の横を抜けて、
こんな案内板を見ながら進んでいきます。
道は、土の上にごろごろと
石があるので歩きにくいです。
対して岩だらけの山ではないのですが、
この道はかかとの硬い靴の方が
歩きやすいかもしれませんね。
道案内に下山道の案内があり、
ここから6kmで二時間半と書かれています。
全部登ったら結構ハードですね。
そういえば伊吹山をのぼるレースも
ありましたね。今もあるのかなあ。
そしてここには琵琶湖の展望台も
あるのでのぞいてゆきましょう。
動物除けの柵を超えてのぞいてみますと、
ん?これは、琵琶湖の上空は
雲で満ちています。
これは残念ですねえ。
しばらく見ていましたが、
あきらめました。
西登山道はくるりと山を
回るようにして下ってゆきます。
途中ではえている植物は、
ほとんどが中央登山道と同じでしたが、
これがあったらいいなあと思っていた植物が
一株だけ見つけました。
それがこれ。
アケボノソウです。
花弁は5枚で、一枚一枚黄色い模様があります。
小さいけれど、映像的にも
とてもきれいな花です。
じっとのぞき込んでみたら
見惚れてしまいます。
そうしてずっと山の斜面を、
やがて見えてきた駐車場に向かって
ルンルンと降りてゆきます。
9合目から少しの間の上り下りですが、
いい山でしたねえ。
百名山の深田久弥はこの山の山頂で
ゆっくりとすごした一時間は
まるでこの世の極楽であった
とこの山を評価しています。
確かに今の時期でも様々な植物があるけれど、
花好きな人にとっては
この山のいい季節は夏前である。
全山石灰岩のこの山に咲く春の花々の
素晴らしさは、忘れられません。
doironが山の花に興味を持ったのは、
春先にこの山に登った登山が
あったからかもしれません。
高原に咲くフクジュソウやニリンソウ、
カタクリやザゼンソウ。
花の名前を覚え始めたころに、
ここで初めて見た植物も
たくさんあります。
doironにとっては、この山で見つめた
お花畑のひと時はまるで
植物図鑑に放り込まれたような
そんな時間でありました。
秋には紅葉、春には花畑の旅が
ここはいいような感じです。
ずっと西登山道を降りてゆくと、
山小屋の横がくつろぎ空間になっています。
こんな看板もありますね。
そしてあの芭蕉が奥の細道の
最終盤で歌った歌の碑があります。
「そのままよ 月もたのまし 伊吹山」
ここでは伊吹山は秋の名物の月なども
いらない見事な景色を作っている
というそんな歌です。
さあ、これで伊吹登山は終わりですが、
このあとまだ周辺観光に出かけます。
続く。
この久しぶりに伊吹に登った日は
気候的にはとてもいい日でした。
まだまだ夏の暑さは残っているけど、
秋の空に替わってゆきつつある景色です。
中央登山口を歩いていくと、
大きな山小屋の横にたどり着きました。
いまはここで食堂なんかもあります。
そもそもこの山は、3億年も前の
海底火山だったと言われています。
地層の中にはサンゴのかけらなんかで
できた石灰岩も多くあり、
大阪セメントによる掘削などで、
山半分は大きく崩れています。
それから人の世となり、
ここでは神話や日本書紀で
いろんな話が生まれました。
古事記ではこの山の神は
牛のように大きな大猪と言われており、
それをやっつけに来た日本武尊も
この神に負け、山を降りたと
言われています。
醒ヶ井の水で復活しそうになりましたが、
亡くなったんだそうです。
そういった話があるので、
この山頂に日本武尊の銅像が
立っています。
そこで写真を一枚。
そしてさらに何と、山の神も
像になって残っているそうです。
それがこれ。
建物の隙間からこちらをにらんでいます。
知らなければなにが何だかわかりませんが、
何となく山に登ってうろうろしているだけで、
人々の時代を超えた長大な話に
気がついたりもするものです。
さあでは時間もお昼になってきましたね。
山小屋に行けばビールもしっかり
飲めるのですが、あきませんね。
車で来ています。
あちこちに置かれたベンチのそばで、
ガスコンロをつかって
暖かいみそ汁を作り、
持参のおにぎりをいただきました。
そのあと、何軒か設けられている
立派な山小屋でコーヒーをいただきながら、
そこに掲示されている
いろんな花の写真を見せていただいたりました。
すごいですねえ、この山は、
もう高山植物の見本のような場所ですね。
海から盛り上がってきた山が、
こうしていろんな花を
咲かせるのはどういう歴史が
あったんでしょうねえ。
野草園を作って人が持ち込んだ
というのもあるのでしょうが、
そもそも独立峰的にそびえる山に、
こんなにたくさん種類の花が
あるなんてねえ。
もう我々は自然の不思議さに
驚くばかりです。
そんな山小屋を出て、
ここでこの山にある
一等三角点を確認しておかないと
いけませんね。
荷物を背負って向かってゆきましょう。
最近はどこの山も高齢者が多いのですが、
ここもそうですね。
あちこちで敬老会議を開いてはります。
そしてなおかつここは気軽に
登れるので、若いアベックが
普通の服装で来ているのも結構います。
日本百名山一つという
メジャーさがたくさんの人を
連れてきているのですね。
あんなにガラガラだった駐車場でも、
こんなに多くの人ですから、
満車だったらものすごい人なんでしょうねえ。
そうして尾根の上を歩いていくと、
おおありましたよ。
ここが一等三角点です。
三角点の周りには石がいっぱい
置かれてわかりにくいですねえ。
意識している人でないと見落としそうです。
ここには小さな看板と木の
案内板もたっています。
でもねえ向うの方にもう少し
標高の高そうなところもありそうなんですが、
どうなんでしょうか、
三角点としてはここが最適
なのかもしれません。
続く