髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

知ってるつもり

2016-09-09 | 育児
嫁さんが資格のための試験があって出かけるとのことで、つい先日、一人で息子たち(3歳、0歳)の面倒を見ることになった。

3歳の長男と二人ならお互いに慣れたもので、公園で遊んだり駅前のお店を見たりレストランに連れて行ったりすればあっという間に時は過ぎる。しかし乳児が一緒となれば話は違う。
嫁さんのアドバイスに従い、家でじっとしていないで、私の実家に連れて行き婆ちゃんの手も借りよう、という計画となった。

そして当日。
嫁さんは早朝から出かけ、私たち男子軍団はだらだらと惰眠を貪りながら朝を迎えた。

3歳の長男は言葉でコミュニケーションが取れるのでもう放っておいても良い。
0歳4ヶ月の次男は、基本的に3時間ごとにミルクを与える。

こうして書くと簡単そうだが、ほんの朝の1〜2時間のうちにやったことは以下のことだ。

・次男が屁をこいたと同時にブリュッコブリュッコとお尻から怪音を奏でるのでオムツ替え
・長男の朝ごはんの用意。こちらから一方的に用意すると機嫌が悪くなってしまうので、丁寧に言われるままに納豆ご飯を作る
・それを一口食べただけで大げさに褒める
・一方で次男のミルクを作り飲ませる
・ママじゃないからか中々飲み始めない
・ようやく飲み始めた頃には服はミルクでべちょべちょ
・二口だけで「ごちそうさまー!」と席を立とうとする長男を言葉だけで制する(次男のミルク中なので立てない)
・ようやくミルクを飲み終えた次男は、ブリュッコブリュッコとお尻から怪音を奏でるのでオムツ替え
・そして服も全部着替えることに
・しばしげっぷ出しのため縦抱っこ。これをサボると見事に吐く
・朝食を食べ終えた長男がテーブルの下に隠れて神妙な面持ちになる(うんこ中)
・うんこが終わった長男が「パパ!トミカで遊ぼうよ!」と提案してくるので、丁寧にお断りして着替えの提案をする
・長男のオムツ替えと着替えが終わって急いでパパの食事。キッチンで立ったまま次男を監視しつつご飯にみそ汁をぶっかけて食らう
・この時点で3人とも汗だく

しかも外はこれから猛暑日になりそうな炎天。

昼前に出かけようかと思ってたけど、気温が頂点に達する前に出かけることを決意。
ベビーカーは持たず、エルゴで次男を抱え、長男の手を引き駅へ。

駅のホームでも常に長男、次男の監視。
電車内でも次男を泣かせないように静かに揺れ、長男を大人しくさせるために話題を振り、緊張感絶頂で過ごした。
ここでも嫁さんのアドバイスに従い、体力温存のため実家最寄駅に着いたら即タクシー。金で時間を買うのだ。

実家に到着した時点で疲労困憊…。
朝起きて子供たちを実家へ連れていく。
たったこれだけのことで疲れ果ててしまった。

長男の時にはそこそこ自分も育児に参加して、まずまずの「イクメン」かな…などと思っていたが、認識が甘かった。

自分の都合が合う時だけ育児に参加して、嫁さんと「二人で」(ここがポイント)見ている子供達の様子で、すべてを知ってるつもりになっていたようだ。

当たり前の話だけど、私が仕事に行っている間は、保育園を除けば嫁さんが二人の子供を見ている。
その間には、上に箇条書きにしたことなんて序の口で、もっとたくさんのてんやわんやがあることだろう。
仕事にはONもOFFもあるが、育児、特に乳児がいる場合は、OFFなぞ存在しない。24時間稼働だ。

夫婦なので、半分ずつの役割を持って生活するのが理想だけど、こと育児に関しては半分には程遠い。

「下手糞の上級者への道のりは 己が下手さを知りて一歩目」

と、スラムダンクの安西先生も仰っている。

まずは己の弱さを知るべきだ…



息子の教育のために飼い始めたメダカですが、現在は家族の関心は薄く、お父さんが頑張って世話をしています。どんどん卵を産んでは孵化するので気分はトップブリーダーです。

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