先日の寝かしつけで4歳11ヶ月の長男が
「パパ、僕はみんなのことが大好きだよ」
と言った。
「みんなも君のことが大好きだと思うよ」
そう返すと、安心したのかしばらくして長男はすーすーと寝息を立て始めた。
まるで恋愛中の男女のようなシーンだけど、長男は寝かしつけのときに「パパ、僕はパパのことが大好きだよ」などと愛をささやき、こちらも「パパも君のことが大好きだよ」と返し、互いに愛情を確認することが度々ある。
大人になればいろいろな経験を積んで、愛情というのは色々なカタチになって現れるんだな、と学ぶことができるけど、4歳児に対してはハッキリと言葉にしたり、抱きしめたりして「発表」しないと愛情というものは理解されない。
もちろん「心の内」なんて伝わらない。
例えばお風呂上がりなど、息子たちの身体を優先して乾かしてあげて、こっちは最後の最後まで濡れたフルチンで過ごすことがある。
鳥肌がたった濡れフルチン。
この姿を見て、大人であれば「ああ、パパは自分の寒さをこらえて子供たちを先に暖かくしてやってるんだな」と、私の愛情をヴィジュアル的に認識することができる。
しかし、すでに暖かいパジャマに着替えてAmazonプライムでアニメを見ている息子たちには、なぜいつまでも父親が股間を露出して震えているのかが理解できない。
股間を露出しつつも優しく微笑みながら「パパは君たちのことが大好きだよ」と、言葉にしないと愛情が伝わらないのだ。
正しいのか正しくないのかわからない表現だが、たぶん息子たちは愛情を「ザル」で受け取っているのだと思う。
どんなに親が愛情を注いでも、ザルで受け取るのでタンクの中はいつまでも愛情で満たされることはない。
それに自分たちも常に周囲に愛情を振りまいているので、いつでも燃料が足りなくてガス欠状態だ。
なので、一度愛情を感じてもすぐに乾きがやってきて寂しさを覚えるので、愛情の確認を求める。
「物心がつく」というのはいつ頃のことなのかよくわからないが、きっと物心がつく頃には愛情を受け取っていたザルがちゃんとした器になり、親の愛情も息子たちの方から汲み取ってくれるのではないかな、と期待している。
そしてザルからどばどばこぼしていた親の愛情も、どこかの隠しポケットにきちんと収納してくれていると願う(現に自分も親から注いでもらった愛情を30年くらい経過してから隠しポケットに見つけることがある)。
なので、今のところはザルだろうが何だろうが求められた分だけ精一杯の愛情を息子たちに降り注ぎたい。
Cargo | Finalist of Tropfest Australia 2013
この動画の存在はまったく知らなかったのですが、2013年のオーストラリアで作られた短編動画で、近く長編映画になるそうですよ。
ゾンビに噛まれて自分もゾンビ化することが避けられなくなった父親が、愛する娘を守るために命をかけて行動します。
セリフなしの7分間ですが、愛がたっぷり詰まっています。
「パパ、僕はみんなのことが大好きだよ」
と言った。
「みんなも君のことが大好きだと思うよ」
そう返すと、安心したのかしばらくして長男はすーすーと寝息を立て始めた。
まるで恋愛中の男女のようなシーンだけど、長男は寝かしつけのときに「パパ、僕はパパのことが大好きだよ」などと愛をささやき、こちらも「パパも君のことが大好きだよ」と返し、互いに愛情を確認することが度々ある。
大人になればいろいろな経験を積んで、愛情というのは色々なカタチになって現れるんだな、と学ぶことができるけど、4歳児に対してはハッキリと言葉にしたり、抱きしめたりして「発表」しないと愛情というものは理解されない。
もちろん「心の内」なんて伝わらない。
例えばお風呂上がりなど、息子たちの身体を優先して乾かしてあげて、こっちは最後の最後まで濡れたフルチンで過ごすことがある。
鳥肌がたった濡れフルチン。
この姿を見て、大人であれば「ああ、パパは自分の寒さをこらえて子供たちを先に暖かくしてやってるんだな」と、私の愛情をヴィジュアル的に認識することができる。
しかし、すでに暖かいパジャマに着替えてAmazonプライムでアニメを見ている息子たちには、なぜいつまでも父親が股間を露出して震えているのかが理解できない。
股間を露出しつつも優しく微笑みながら「パパは君たちのことが大好きだよ」と、言葉にしないと愛情が伝わらないのだ。
正しいのか正しくないのかわからない表現だが、たぶん息子たちは愛情を「ザル」で受け取っているのだと思う。
どんなに親が愛情を注いでも、ザルで受け取るのでタンクの中はいつまでも愛情で満たされることはない。
それに自分たちも常に周囲に愛情を振りまいているので、いつでも燃料が足りなくてガス欠状態だ。
なので、一度愛情を感じてもすぐに乾きがやってきて寂しさを覚えるので、愛情の確認を求める。
「物心がつく」というのはいつ頃のことなのかよくわからないが、きっと物心がつく頃には愛情を受け取っていたザルがちゃんとした器になり、親の愛情も息子たちの方から汲み取ってくれるのではないかな、と期待している。
そしてザルからどばどばこぼしていた親の愛情も、どこかの隠しポケットにきちんと収納してくれていると願う(現に自分も親から注いでもらった愛情を30年くらい経過してから隠しポケットに見つけることがある)。
なので、今のところはザルだろうが何だろうが求められた分だけ精一杯の愛情を息子たちに降り注ぎたい。
Cargo | Finalist of Tropfest Australia 2013
この動画の存在はまったく知らなかったのですが、2013年のオーストラリアで作られた短編動画で、近く長編映画になるそうですよ。
ゾンビに噛まれて自分もゾンビ化することが避けられなくなった父親が、愛する娘を守るために命をかけて行動します。
セリフなしの7分間ですが、愛がたっぷり詰まっています。
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