座席はアリーナのB5ブロック。
T字型に伸びた花道の「T」の内側(下側?)の場所だった。
実際に着席してみるまで分からなかったが、3人の表情がしっかりと読み取れるこの距離だったらやってみる価値はありそうだった。
Perfumeのファン同士である自分たちが結婚したことを、どうしても直接3人に知らせて、感謝したかったのだ。
私は用意していたスケッチブックに
「結婚しました!!ありがとう!!」
と書いて、MC(客いじり)の時間を待った。
「ワンルームディスコ」が終わり、3人がゆっくりと我々の前にやってくる。
最初の接近遭遇であるT字の縦のラインでは、スケッチブックを高々と掲げ、3人ともしっかりとこちらを見ていたが見事にスルーされた。
超個人的な都合をダシにして3人とファンの時間を奪うことに後ろめたさも感じていたので、そこでボッキリと心が折れて、次に接近してきたT字の横のラインでは、やや大人しくスケッチブックを掲げていた。
そして、T字の横のラインをこちら側に向かって3人が歩いてくる。
すぐに目の前を、話しながらスルーする3人。
「あ、やっぱりムリだったかな…」
とあきらめかけた時に、のっちの鋭い眼光がこちらに注がれた。
「あっ!『結婚しました』って書いてあるよ!」
のっちがかがみながらこちらを指さし、かしゆかとあ~ちゃんも一斉にこちらに注目した。
そして、スポットライトが私たちに集中し、カメラが回り込んでくる。
私は声を張り上げて「Perfumeのファン同士で結婚したんです!」と3人を見上げながら叫んだ。
すると驚くべきことに、かしゆかが「あっ、知っとる…!アンケートに書いとったよね…?」と嫁さんを見る。
「書きましたー!」と応える嫁さん。
前回の愛媛公演の時に、嫁さんはアンケート用紙に「結婚しました!北海道に二人で行きます!」と書いてポストしていたのだ。
「オフ会で知り合ったんだっけ…?」とかしゆかが言い、「去年のお花見で知り合ったんです!」と嫁さんは叫び返す。
もうここからはおぼろげにしか記憶が無い…。
そこそこ長い時間だったような短い時間だったような…。
私が見上げる3人の姿はスポットライトを後光に、文字通りまぶしく輝いていた。
そして、はっきりと聞き取れた
「おめでとうございます。末永くお幸せに」
と言う3人の言葉…。
私は、3人のお陰で人生の舵取りが素晴らしく良い方向に切れたことを感謝したくて、その想いを伝えたかったが、口からは「あ、ありがとー!」としか絞り出せなかった。
2007年からPerfumeを応援してきて、まさかPerfumeファンの女性と結婚するとは思っていなかったし、まさかPerfumeの3人から直接結婚を祝福されるとは、本当に夢にも思っていなかった。
どう表現していいのか分からないが、「奇跡は作り出せる」という言葉を思い出した。
最初からあきらめないで、少ない可能性に賭けて良かった。
遠い先にほんの少ししか見えない光でも、そこに向かって前進するべきなのだ。
♪結局はそう~自分次第じゃし~
♪サプライズを待っててもしょうがないから~
という「Spring of Life」の歌詞がしみじみと胸に沁みる。
驚いたことはそれだけではなく、Twitterで入籍の報告をすると、Perfumeクラスタの皆さんから数百のお祝いの言葉を頂いて、東京から遠く離れた札幌の地のオフ会で、50人以上の方から祝福された(もちろんライブ会場でも多くの方に祝福されました)。
これ以上の幸せはちょっと考えられない。これから一生忘れられない思い出になることだろう。
二人の似顔絵が描かれたケーキを頂戴するなんて…夢のような…!(イラスト作成 せぷさん 色々と動いていただいた皆さまに感謝!)
翌日の朝、TVCMでグミの宣伝をしている3人を見て、「この人たちに祝ってもらったんだよね…」と夫婦二人で再び胸が一杯になった。
嫁さんがツアーのアンケートに書いた小さな一文をしっかりと覚えているかしゆかも凄いと思うが、きちんとアンケートに目を通している3人に改めて驚いた。
耳を澄ませば良いことも悪いことも、知らないほうがいいような情報も聞こえてくるだろうが、好奇心のスパイスが巡り巡って何かを起こすことを信じて、思いがけないワクワクを求めている3人。
以前にあったダンスコンテストでも、500以上の応募動画をすべて見たと言っていたし、「顧客第一」なんつって掲げているそこらの一流企業でも真似できないほどに、Perfumeの3人は顧客の声を聞こうと真摯な姿勢を保っているのだと感じた。
かつて「アイドルの意味を回復する3人」などと呼ばれていたが、もはや「回復」などと言うレベルは超越していると思う。
こんなアイドルに追従できるユニットなど存在しないだろう。
今回のツアー『キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour 「JPN」』6公演を経過して思うのは、「最新のPerfumeが最高のPerfume」という格言の再確認だった。
鉄板チューンの「ポリリズム」や「チョコレイト・ディスコ」も素晴らしいが、最新アルバム「JPN」から繰り出される楽曲陣の楽しさと「JPNスペシャル(仮)」のワクワクドキドキする感覚に、私はやはり常に「新しいPerfume」に期待を寄せているのだな、と感じた。
サラッと書いたが、ひとつのアーティストを5年も応援していて、こんな経験は生まれて初めてである。
という訳で、ここから楽曲のレポを書こうと思ったが、もう日にちも過ぎてしまったし、特に印象に残ったことだけを書こう。
始めにも書いたが、今回の座席はアリーナのB5ブロック。
アリーナの中心よりも前でステージも近いため、レーザーを使った壮大な演出を楽しむことは難しいが、 3人の姿を間近に見ることができた。
「エレクトロ・ワールド 」が終わり「ワンルーム・ディスコ」が始まる前に、衣装替えの時間が一瞬だけある。
開演時に着ていた衣装を脱ぎ捨てる3人の姿が暗闇の中にうっすらと見えた。
しかし、のっちの衣装だけが足にひっかかったようで中々脱げなかった。
「あれ?大丈夫かな」
と思った瞬間に「ワンルーム・ディスコ」のイントロが流れ、スポットライトが点いた。
「あー!ダメだ!間に合わなかった!」
と思いきや、のっちは凛々しい顔でセンターに立って天を指していた(わずかによろけながら)。
「男前」と呼ばれることが多い(?)のっちだが、こういった場面を見ると、男である私も本当に惚れてしまいそうになる。
それと対照的だったのがかしゆか。
「チョコレイト・ディスコ」が始まる直前に、かしゆかはしゃがみこんでペットボトルの水分をかなり多く口に含んだ。
「おお、けっこう飲むんだな!」
と思った瞬間に「チョコレイト・ディスコ」のイントロが流れ、スポットライトが点いた。
「あー!ダメだ!間に合わなかった!」
と思いきや、かしゆかは水分を含んだ顔でほっぺたを膨らませたまま、天を指してクルクルと回転を始めた。
恐らくクルクルと回転している間に水分を全て飲み込んだのだろう。
それからは凛々しい顔で「チョコレイト・ディスコ」を歌っていた。
実に「かしゆかしい」ことである。
そして、あ~ちゃんは今回のツアーではこの札幌公演が一番美しく、活き活きとして見えた。
もっと書きたいことがたくさんあるが、今日はこの辺で。
札幌公演を含む旅の日記は、次回以降に記録する。
こちらも、Perfumeが繋ぐ素敵な仲間を感じた旅であった…。
結論。
かしゆか好きっス!
T字型に伸びた花道の「T」の内側(下側?)の場所だった。
実際に着席してみるまで分からなかったが、3人の表情がしっかりと読み取れるこの距離だったらやってみる価値はありそうだった。
Perfumeのファン同士である自分たちが結婚したことを、どうしても直接3人に知らせて、感謝したかったのだ。
私は用意していたスケッチブックに
「結婚しました!!ありがとう!!」
と書いて、MC(客いじり)の時間を待った。
「ワンルームディスコ」が終わり、3人がゆっくりと我々の前にやってくる。
最初の接近遭遇であるT字の縦のラインでは、スケッチブックを高々と掲げ、3人ともしっかりとこちらを見ていたが見事にスルーされた。
超個人的な都合をダシにして3人とファンの時間を奪うことに後ろめたさも感じていたので、そこでボッキリと心が折れて、次に接近してきたT字の横のラインでは、やや大人しくスケッチブックを掲げていた。
そして、T字の横のラインをこちら側に向かって3人が歩いてくる。
すぐに目の前を、話しながらスルーする3人。
「あ、やっぱりムリだったかな…」
とあきらめかけた時に、のっちの鋭い眼光がこちらに注がれた。
「あっ!『結婚しました』って書いてあるよ!」
のっちがかがみながらこちらを指さし、かしゆかとあ~ちゃんも一斉にこちらに注目した。
そして、スポットライトが私たちに集中し、カメラが回り込んでくる。
私は声を張り上げて「Perfumeのファン同士で結婚したんです!」と3人を見上げながら叫んだ。
すると驚くべきことに、かしゆかが「あっ、知っとる…!アンケートに書いとったよね…?」と嫁さんを見る。
「書きましたー!」と応える嫁さん。
前回の愛媛公演の時に、嫁さんはアンケート用紙に「結婚しました!北海道に二人で行きます!」と書いてポストしていたのだ。
「オフ会で知り合ったんだっけ…?」とかしゆかが言い、「去年のお花見で知り合ったんです!」と嫁さんは叫び返す。
もうここからはおぼろげにしか記憶が無い…。
そこそこ長い時間だったような短い時間だったような…。
私が見上げる3人の姿はスポットライトを後光に、文字通りまぶしく輝いていた。
そして、はっきりと聞き取れた
「おめでとうございます。末永くお幸せに」
と言う3人の言葉…。
私は、3人のお陰で人生の舵取りが素晴らしく良い方向に切れたことを感謝したくて、その想いを伝えたかったが、口からは「あ、ありがとー!」としか絞り出せなかった。
2007年からPerfumeを応援してきて、まさかPerfumeファンの女性と結婚するとは思っていなかったし、まさかPerfumeの3人から直接結婚を祝福されるとは、本当に夢にも思っていなかった。
どう表現していいのか分からないが、「奇跡は作り出せる」という言葉を思い出した。
最初からあきらめないで、少ない可能性に賭けて良かった。
遠い先にほんの少ししか見えない光でも、そこに向かって前進するべきなのだ。
♪結局はそう~自分次第じゃし~
♪サプライズを待っててもしょうがないから~
という「Spring of Life」の歌詞がしみじみと胸に沁みる。
驚いたことはそれだけではなく、Twitterで入籍の報告をすると、Perfumeクラスタの皆さんから数百のお祝いの言葉を頂いて、東京から遠く離れた札幌の地のオフ会で、50人以上の方から祝福された(もちろんライブ会場でも多くの方に祝福されました)。
これ以上の幸せはちょっと考えられない。これから一生忘れられない思い出になることだろう。
二人の似顔絵が描かれたケーキを頂戴するなんて…夢のような…!(イラスト作成 せぷさん 色々と動いていただいた皆さまに感謝!)
翌日の朝、TVCMでグミの宣伝をしている3人を見て、「この人たちに祝ってもらったんだよね…」と夫婦二人で再び胸が一杯になった。
嫁さんがツアーのアンケートに書いた小さな一文をしっかりと覚えているかしゆかも凄いと思うが、きちんとアンケートに目を通している3人に改めて驚いた。
耳を澄ませば良いことも悪いことも、知らないほうがいいような情報も聞こえてくるだろうが、好奇心のスパイスが巡り巡って何かを起こすことを信じて、思いがけないワクワクを求めている3人。
以前にあったダンスコンテストでも、500以上の応募動画をすべて見たと言っていたし、「顧客第一」なんつって掲げているそこらの一流企業でも真似できないほどに、Perfumeの3人は顧客の声を聞こうと真摯な姿勢を保っているのだと感じた。
かつて「アイドルの意味を回復する3人」などと呼ばれていたが、もはや「回復」などと言うレベルは超越していると思う。
こんなアイドルに追従できるユニットなど存在しないだろう。
今回のツアー『キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour 「JPN」』6公演を経過して思うのは、「最新のPerfumeが最高のPerfume」という格言の再確認だった。
鉄板チューンの「ポリリズム」や「チョコレイト・ディスコ」も素晴らしいが、最新アルバム「JPN」から繰り出される楽曲陣の楽しさと「JPNスペシャル(仮)」のワクワクドキドキする感覚に、私はやはり常に「新しいPerfume」に期待を寄せているのだな、と感じた。
サラッと書いたが、ひとつのアーティストを5年も応援していて、こんな経験は生まれて初めてである。
という訳で、ここから楽曲のレポを書こうと思ったが、もう日にちも過ぎてしまったし、特に印象に残ったことだけを書こう。
始めにも書いたが、今回の座席はアリーナのB5ブロック。
アリーナの中心よりも前でステージも近いため、レーザーを使った壮大な演出を楽しむことは難しいが、 3人の姿を間近に見ることができた。
「エレクトロ・ワールド 」が終わり「ワンルーム・ディスコ」が始まる前に、衣装替えの時間が一瞬だけある。
開演時に着ていた衣装を脱ぎ捨てる3人の姿が暗闇の中にうっすらと見えた。
しかし、のっちの衣装だけが足にひっかかったようで中々脱げなかった。
「あれ?大丈夫かな」
と思った瞬間に「ワンルーム・ディスコ」のイントロが流れ、スポットライトが点いた。
「あー!ダメだ!間に合わなかった!」
と思いきや、のっちは凛々しい顔でセンターに立って天を指していた(わずかによろけながら)。
「男前」と呼ばれることが多い(?)のっちだが、こういった場面を見ると、男である私も本当に惚れてしまいそうになる。
それと対照的だったのがかしゆか。
「チョコレイト・ディスコ」が始まる直前に、かしゆかはしゃがみこんでペットボトルの水分をかなり多く口に含んだ。
「おお、けっこう飲むんだな!」
と思った瞬間に「チョコレイト・ディスコ」のイントロが流れ、スポットライトが点いた。
「あー!ダメだ!間に合わなかった!」
と思いきや、かしゆかは水分を含んだ顔でほっぺたを膨らませたまま、天を指してクルクルと回転を始めた。
恐らくクルクルと回転している間に水分を全て飲み込んだのだろう。
それからは凛々しい顔で「チョコレイト・ディスコ」を歌っていた。
実に「かしゆかしい」ことである。
そして、あ~ちゃんは今回のツアーではこの札幌公演が一番美しく、活き活きとして見えた。
もっと書きたいことがたくさんあるが、今日はこの辺で。
札幌公演を含む旅の日記は、次回以降に記録する。
こちらも、Perfumeが繋ぐ素敵な仲間を感じた旅であった…。
結論。
かしゆか好きっス!
ホント、お二人にとってこれ以上ない祝福の言葉でしたよね…
0ではない可能性に、あきらめという0を掛けているような生き方は人生ではない(オードリー若林)
実感しました
会場の前はカオスというか同じ服を着ている人ばっかりで誰が誰やら分かりませんでしたよね~。
私も人を捜していたのですがあきらめました・笑
モニターに映ったことで、多くの人に顔を認識していただいたようです!
できれば私もモニター見てみたかったー!
いやはや、数百人の方からお祝いの言葉をいただいてインターネットの凄さを実感して、さらにPerfume本人に祝福されるんですから…離婚はできません!
人生を生き抜きますよ!
次のツアーではぜひお会いしましょう♪
たぐろすさん。
さすがのっちとしか言いようがありませぬw
獲物は逃さないんですね!
もどきさん。
札幌はプラカやスケッチブックを持ったりする人が少なかったような印象ですね~。
なので目立っていたのかな、と思います!
しかも三人とそんなやりとりまであったとは!しかし、奥さんがアンケートに書いた内容をちゃんと覚えていたかしゆかはすごいですね。
時間にしたら僅かの間だったんでしょうけども、髑髏さん&奥さんにとってはもう一生の思い出に残る最高の時間でしたね。
いや~マジで今回のエピソードは感動しました。
そしてオフ会でのお祝いも嬉しいじゃないですか。
昨日の武道館でも三人がさかんに言っていましたが本当にPerfumeのファンはみんな温かいですね。
自分もキリン氷結やさしい果実の3%で髑髏さんの幸せに乾杯しますよーっ!
全てを見られるように2階センターから観戦です
楽しみだなー
いつもレポートで読んでいるパフュームワールドをじっくり体感してきたいと思っています
いやはや本当にかしゆかを含めた3人は凄いですよね~。
膨大な量ってほどではないでしょうけど、アンケートをちゃんと読んでいるんですもんね。
時間はわずかでしたが、ずっと応援してきた3人と話すことができて、最高の思い出になりました!
オフ会でも多くの方が裏で動いてくれていたようで、感謝感激でした~♪
やっぱり、「あの3人」のファンだから温かいのでしょうね!
私もクリアアサヒで乾杯~♪
なんとー!!
Perfumeライブ初参戦!!!
今頃(23時19分)は夢心地で過ごしていらっしゃるのでしょうか…。
しかも2階(南?)からの眺望は、演出、観客、ステージのすべてが見渡せて最高だと思います。
あんなのやこんなのも色々と見ちゃって幸せな気持ちになれたでしょうか?
Welcome To Perfume World!!!
まさに光と音と3人のパフォーマンスに圧倒され続けた3時間でした
もう相当なオッサンなので行くべきかどうかかなり悩んだんですが行ってみて本当に良かった
身体がもって次があるなら必ず行きます!
南スタンドの入り口階段の真横でしたのでお客さん達も含め全てを見る事が出来て本当に良かったです
リハーサルで音漏れしていたドリームファイターとpappylove を聞けなかったのは残念でしたが最初に漏れてきたドリームファイターの重低音で武道館周りが地震になってました
何回も色々な会場に参戦するのがよーくわかりました
明日も見たい! とすぐに思いましたから
正に参戦という言葉がピッタリですね
想像以上にカッコいい3人でした!
のっちはマイク投げてましたが