どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『マーク・ロスコ 瞑想する絵画@川村記念美術館』なのだ

2009年03月08日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

えこうわ 川村記念美術館わ 3回目だけど ぼくわ はじめてなので 楽しみにしていたのだ ぼくらわ 気合いを入れて 朝1で行こうと思って 1番はじめのバスに乗ったのだ そしたら 美術館へ行く観客わ ぼくら含めて4人だけ ちょっと意外だったのだ



川村記念美術館で 6月7日(日)まで開催している<マーク・ロスコ 瞑想する絵画>を見たのだ



まずわ 常設から観たのだ

1番はじめの部屋(101)にわ モネの<睡蓮> ルノワールの<水浴する女> 藤田嗣治の<アンナ・ド・ノアイユの肖像> シャガールの<ダヴィデ王の夢>などが良かったのだ

特に モネの<睡蓮> ルノワールの<水浴する女>わ キレイですっと眺めていたかったのだ


次の部屋(102)にわ レンブラント<広つば帽を被った男>があるのだ 日本でわ 数点しかない 油彩の作品で貴重なのだ


次の部屋わ 飛ばして 日本画の部屋(110)にも 良い作品があったのだ

加山又造さんの<鶴舞>と 重要文化財で 長谷川等伯の<烏鷺図屏風>と 尾形光琳の<柳に水鳥図屏風>等があったのだ(※等伯の烏鷺図屏風わ 3月1日(日)までの展示だったのだ) 

又造さんの<鶴舞>わ 特に良かったのだ 5羽の鶴が 楽しそうにダンスしているのだ


2階移動して バーネット・ニューマンの<アンナの光>も良かったのだ


次の部屋(201)わ サム・フランシスの<ワン・オーシャン、ワン・カップ>がいいのだ

ステラの作品もたくさん展示していたけど ぼくわ あまりよく分からなかったのだ でも ヘンテコ造形で ちょっと気にわなったのだ


常設展示だけで お腹いっぱい状態だったけど 今回のメインの<ロスコのシーグラム壁画>を観たのだ

えこうの話だと いつもの ロスコルームと感じが全然違うと言っていたのだ

今回わ 照明が明るいし 15点もの作品がドーンとあるのわ 圧巻なのだ

ぼくらわ この部屋で 1時間以上 ぼーっとしていたのだ

それ以外にも 黒いロスコ作品が4点ほどあったのだ このスペースわ ちょっと小さいので あまり長居出来ないけど このスペースも必見なのだ


ここから先わ えこうの感想なのだ

川村記念美術館 <マーク・ロスコ 瞑想する絵画> 6月7日(日)まで

http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/200902_rothko.html

作品リスト
http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/images/mark_rothko/exhibitors_list.pdf




常設は、どるちが書いていますから、私は<マーク・ロスコ 瞑想する絵画>の感想のみで。

今回は、川村記念美術館の7点、テート・モダンから3点、ワシントン・ナショナル・ギャラリーから5点を合わせて<シーグラムの壁画>が15点展示。

いつものロスコルームより、照明が明るく、展示されている位置もかなり高い。これなら、ロスコルームが苦手だった人でも、観やすく感じるのでは・・・と思いました。

他にも、黒いロスコの作品(4点ほど)や、東京都現代美術館所蔵の作品や、ロスコ直筆の書簡なども展示。東京都現代美術館にロスコの作品があるなんて知りませんでした。

東京都現代美術館所蔵の<赤の中の黒>も良い作品でした。東京都現代美術館の常設で展示してくれないかなぁ~。


私が行った日は、14時から、学芸員の方のギャラリートークがあったので、参加しました。

無線のイヤホンを借りて、お話を聞きながら鑑賞。

1時間の予定でしたが、1時間20分ほどお話をしてくれました。


トークの内容です。(時間が経ってしまったので、うろ覚えですし、全部覚えてないですが・・・)

<シーグラム壁画>の7点が川村記念美術館に来た理由は、ご遺族がアジア(日本)にも作品を展示して、ロスコの作品を知ってほしいからと言ってました。他の美術館などから複数オファーがあったようが、それが、川村記念美術館が選ばれた理由のようです。

<シーグラム壁画>ニューヨークのレストランに依頼され、30点制作。しかし、レストランの雰囲気が気に入らなかったようで、契約を解除したそうです。

もし、作品が展示されていたとしても、30点すべては飾ることは出来ず、その中から7点ほどを選んで展示するはずだったとのこと。(レストランの大きさは、今回の<シーグラム壁画>の展示しているスペースと同じくらい。もしくは、ちょっと小さいそうです。)


なぜ今回、作品を高く展示しているのか?

作品を置くはずだったレストランでの展示を再現?しているそうです。レストランなので、食べ物とかの汚れがつかないようにと、レストランでは、座って食事をするため、イスに座って作品を観てもみやすい高さのためだそうです。

ロスコは、作品を1点のみで、売ることはしなかったそうです。(売るときは、必ず複数。)あと、他の画家の作品と一緒に展示するのと嫌がったそうです。

倉庫(絵画を描くスペース)を貸してくれた人(お世話になった人)に作品を譲って、その方が、作品を売ろうとしたのを聞いたロスコは、その人の家に行き、作品をナイフで切り裂いたようです。(投資目的などの人には、作品を売らなかったようです。)

他にもあるのですが、思い出せず・・・


次回の学芸員のギャラリートークは、3月14日(土)、4月10日(金)、5月24日(日)の14時からあるので ギャラリートークを聞きたい方は、その日を狙って行ったらいいと思いますよ 。(※館内混雑により、ロスコ展会場をご案内できないことがあるそうです。)


図録には、今回展示していない作品も載っていたのですが、<川村記念美術館>、<東京都現代美術館>以外にも、日本にロスコの作品があるようで、<福岡市美術館>、<滋賀県立近代美術館>、<セゾン現代美術館>、<和歌山県立近代美術館>にも作品が所蔵されているみたいですよ。

<マーク・ロスコ 瞑想する絵画>は、オススメですよ。


この後わ というか ギャラリートークの前に <美術館内のレストランでランチ & 庭園探索>をしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ(※建物を撮るのを忘れたので 食べたものなのだ)