※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ
ぼくらわ サントリー美術館で 1月11日まで開催している<清方ノスタルジア 名品でたどる鏑木清方の美の世界>を見て来たのだ
鏑木清方の展覧会なので たくさんの美人画にお会いできたのだ
ぼくが 気になった作品を ご紹介するのだ
<朝涼>なのだ
早朝に 娘を連れて散歩した様子が描かれているのだ 早朝だけど 月の出ている朝で 稲田と空の色の緑がキレイだったのだ
<遊女>なのだ
見ている人を引き込む 妖しい美しさのある遊女の絵なのだ この絵の所蔵先わ 横浜美術館なので また見れそうな気がするのだ
<春の夜のうらみ>なのだ
『京鹿子娘 道成寺』を取材した作品で ガラスケース越しに見たからかもしれないけど 中央にいる女性がぼやけて(幻想的)に見えるのだ
鏑木清方の美人画を見れて良かったのだ ちょっと距離あるけど ぼくわ 鎌倉の記念館にも 見に行きたいと思ったのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
サントリー美術館 <清方ノスタルジア 名品でたどる鏑木清方の美の世界> 1月11日(月・祝)まで
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol06/index.html
作品リスト
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000025000/0000024644/pdflist.pdf
展示構成
近代日本画家としての足跡
近世から近代へ-人物画の継承者としての清方-
清方が親しんだ日本美術
清方の仕事-スケッチ、デザインなど
「市民の風懐に遊ぶ」-清方が生み出す回顧的風俗画
鏑木清方の簡単な説明・・・『13歳で水野年方に入門、その後挿絵画家としてキャリアをスタート、明治30年代から本絵画家として道を歩む。』と解説に書かれていました。
今回は、前後期合わせて約170点以上が展示していました。(資料や参考作品も含む)鎌倉市鏑木清方記念美術館や、サントリー美術館の作品を中心に全国各地の美術館などから貸し出された作品が展示していました。
気になった作品
6.曲亭馬琴
失明した馬琴が息子の嫁のおみちに文字を教えながら「南総里見八犬伝」を実成させたことに趣きを得た作品。(解説から)
細かいところに目を向けると、行燈の明かりに寄って来たキリギリス?のような虫が描かれていたり、文鎮がカタツムリの形をしている。前に芸大?見た時は気付かなかった。
12.春の夜のうらみ
「京鹿子娘道成寺」を取材した作品で、女人禁制の寺に入り込んだ白拍子が鐘を見上げる姿を描く。(解説)
ガラスケース越しに見ているかもしれないですが、中央に描かれた女性が少しぼやけたような・・・幻想的に見える?
13.朝涼
残月がかかる早朝、娘を連れ立って散歩した様子を描いている(解説)
地面の稲田の緑と、残月のある空に緑色を使用して、娘の顔の周りには、光が当たっているかのように描かれて見えるため、見ている人の視線が娘の顔にいくようにしているのかも?
17.春雪
入口入ってすぐの正面に展示していた作品。今回の展示で企画者側が1番見せたかった作品かもちなみにこの作品はサントリー美術館所蔵でした。 武家の女性が羽織をたたんでいる姿が描かれている。
18.洋燈
ランプのユリの模様がキレイで、女性の髪形が特徴的。(夜会巻きというそうです。)
22.遊女
髪は乱れ、うつろな表情の遊女が妖艶な雰囲気で描かれている。この作品は、見ている人を引き込む魅力があるような気がする。
27.蛍
蛍狩りを楽しんでいるときに、着物の袖に蛍が入り込んだ場面を描いている。蛍狩りの時期を思わせるような着物の柄(朝顔)もいい。
35.江の島 箱根
双幅の作品。右側(江の島)は、女性が笠をかぶり、左手にキセルを持つ姿が描かれ、左側(箱根)は、一休みで荷を下げ、手ぬぐい(布?)を口にくわえ、髪を直している姿が描かれている。
60.道成寺(山づくし)・鷺娘
二曲一双の屏風。ともに黒帯をしている女性が描かれているが、右隻は、花の描かれた華やかな着物で、左隻は、白無垢のような真っ白な着物で描かれ、相反している屏風。
102.柳に燕図
5羽の燕が群れをなして飛ぶ姿が描かれている。上部に描かれた柳の向きから、下部に描かれた燕の向かう方向に一連の流れを感じる。
参考16 伝尾形光琳 秋草図屏風
以前も見たような・・・?白い菊の花びらが盛り上がって描かれている。
清方の作品って、少ししか見たことがなかったので、今回多くの作品を見れて良かったです。鎌倉市鏑木清方記念美術館所蔵の作品が多かったので、鎌倉に行ったら、寄ってみようと思います。
前後期で見れる作品が違っていたので、前期展示のときに行くべきだった。
この後わ サントリー美術館から ちょっと遠いけど 外苑東通りの飯倉片町の方にある<ブラッセリー・ヴァトゥ>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ