※このブログわ 6月の下旬ころに ぼくらが 前に違うサイトに 書いたものを再編集したものなのだ
損保ジャパン東郷青児美術館から 上野に移動して 国立西洋美術館で9月17日まで開催している<ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年>を見たのだ
15世紀~18世紀の絵画 素描 彫刻などが 約110点展示していて ぼくが気になった作品 数点をご紹介するのだ
やっぱり 1番良かったのわ 日本初公開の ヨハネス・フェルメールの<真珠の首飾りの少女>なのだ
壁にかかっている小さな鏡の前でポーズをとっているそうなのだ 今風に考えると この少女わ 好きな人との会うデート前で ウキウキでドキドキな感じがしたのだ
ベルナルディーノ・ピントゥリッキオが描いた <聖母子と聖ヒエロニムス>もいいのだ
美しい聖母子と 聖ヒエロニムスが描かれているんだけれど ちょっと表情が かたいように感じるのだ でもそれが 荘厳な感じにも思えるのだ
ルーカス・クラーナハ(父)が描いた <ルクレティア>も良かったのだ
思ったよりも 小さい作品だったのだ ルクレティアわ 背景が黒なので 肌が美しく見えてキレイなんだけど ちょっと体のバランスがちょっと悪いかも?なのだ
あと サンドロ・ボッティチェッリの素描 <ダンテ『神曲』「煉獄編」挿絵素描より:愛の原理を説くウェルギリウス(第17歌)>も良かったのだ
日本初公開の フェルメールの<真珠の首飾りの少女>わ 素晴らしいし ぼくらわ そんなに惹かれなかったけど 彫刻とかも良い作品がたくさん来ていて 副題通り<学べるヨーロッパ美術の400年>だったと思うのだ
この展覧会わ フェルメールも展示しているし 会期末にわ 絶対に混んじゃうと思うので 気になっている方わ お早めにご覧くださいなのだ
これから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
国立西洋美術館 <ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年> 9月17日(月・祝)まで
国立西洋美術館のページ
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2012berlin.html#mainClm
公式サイト
http://www.berlin2012.jp/tokyo/index.html
展示構成
Ⅰ部 絵画/彫刻
第一章 15世紀:宗教と日常生活
第二章 15-16世紀:魅惑の肖像画
第三章 16世紀:マリエリスムの身体
第四章 17世紀:絵画の黄金時代
第五章 18世紀:啓蒙の近代へ
Ⅱ部 素描
第六章 魅惑のイタリア・ルネサンスの版画
絵画33点、彫刻45点、素描29点、合計、約110点の作品が展示されており、作品リストには載ってないのですが、国立西洋美術館所蔵の大きなタペストリーも2点展示していました。
気になった作品
2.ルーカ・デッラ・ロッビア 聖母子
彩釉テラコッタなので、大理石よりも光沢のある質感の美しい彫刻で、瞳だけ彩色していた。
4.ベルナルディーノ・ピントゥリッキオ 聖母子と聖ヒエロニムス
神々しく見せるためか、表情がかたい。美しい聖母子と、聖ヒエロニムスが描かれ、聖ヒエロニムスは、枢機卿の格好をし、キリストの受難を示す聖書を指さしているそうです。
6.チーマ・ダ・コネリアーノと工房(本名ジョヴァンニ=バッティスタ・チーマ) 聖ルチア、マグダラのマリア、アレクサンドリアの聖カタリナ
中央の聖ルチアは、持物(アトリビュート)の「ランプ」で、ルチアの名が光を意味することに由来だそうです。、右手に持つ「棕櫚」は殉教者のしるし。、左のマグダラのマリアの持物は、「香油壺」。由来は、キリストの足に香油を塗った逸話からだそうです。右の聖カタリナも殉教聖女なので、「棕櫚」を持ち、鉄の大釘に打ち付けた車輪で拷問を受けたため、持物の「車輪」も描かれていた。
14.エルコレ・デ・ロベルティ 洗礼者聖ヨハネ
荒野での修行が辛いのか、かなりガリガリに描かれている。腰に羽織る緑(黄緑?)の衣の鮮やかさに目を引く。
解説の一部ですが、こう書かれていました。
説教師であった聖ヨハネは、聖母マリアの遠縁にあたるエリザベツの子として生まれました。荒野での修行生活を経て、ヨルダン川で洗礼を施したことから、聖ヨハネと呼ばれ、しばしば毛皮をまとった姿で描かれる。
23.バイエルン北部の彫刻家 龍を対峙する聖ゲオルギウス
解説には、こう書かれていました。
シレナの町には毒を持った龍が棲んでおり、人々は最初羊2頭、やがて人間ひとりと羊1頭を毎日与えていたが、ついに王の娘が人身御供として捧げられることとなります。ここにたまたま通りかかったゲオルギウスが神の加護を得て龍を退治し、町の人々はキリスト教を改宗しました。龍はしばしば悪や異教を表し、ゲオルギウスが龍を退治する姿は、悪に対する善の勝利の象徴として表現される。
菩提樹材の彫刻で、ゲオルギウスはかなり恰幅が良い。デザインは国立西洋美術館の常設にある<聖ミカエルと龍>と同じような感じ。
※参考として、<聖ミカエルと龍>を載せます。(クリックすると拡大します。)
28.アルブレヒト・デューラー ヤーコプ・ムッフェルの肖像
デューラーが描いた最後の肖像画だそうです。
29.ルーカス・クラーナハ(父)の工房 マルティン・ルターの肖像
31.オランダの画家 ノールドウェイクの聖ヒエロニムス
聖ヒエロムニスのイメージと違う。豪華な服に剣を持ち、鷹?を従えていて、聖人というより王侯貴族のようだった。タイトルは、<聖ヒエルニムス>となっているが、注文主をモデルに肖像画を描いたような気がした。
35.ヤン・サンデルス・ファン・ヘメッセン 金貨を量る若い女
訴えかけるような視線が気になってしまう。
36.ルーカス・クラーナハ(父) ルクレティア
解説の一部ですが、こう書かれていました。
ローマ王の息子セクストゥスは、執政官のコッラティヌスの貞淑な妻ルクレティアに欲望を抱いていました。ある晩、セクストゥスは剣を片手に強引に言い寄り、暴行に及びます。ルクレティアは事の次第を夫と父親に告げ、ふたりは彼女の無実を信じますが、ルクレティアは恥辱に耐えきれず、短剣で胸を突き刺し自害します。
思っていたよりも、かなり小さい作品。背景が黒なので、ルクレティアの肌の色がより美しく強調されているように見えた。
55.ルーカ・ジョルダーノ アルキメエデス
62.ヨハネス・フェルメール 真珠の首飾りの少女
日本初公開だそうです。壁にかかっている小さな鏡の前でポーズをとっている。この少女の仕草が可愛い。ただただ、素晴らしかった。
63.レンブラント・ファン・レイン ミネルヴァ
ミネルヴァは、戦争と知恵の女神。ミネルヴァの頭上には、メドゥーサの盾があるのですが、解説を読まなかったら見逃していたのかもしれません。それくらい分かりづらかったです。
64.レンブラント派 黄金の兜の男
no.63、レンブラントの<ミネルヴァ>より、この作品の方が、光の感じが良いように感じた。
68.セバスティアーノ・リッチ バテシバ
バテシバの水浴の場面が描かれている。明るい色彩で、好みの作品でした。
80.サンドロ・ボッティチェッリ ダンテ『神曲』「煉獄編」挿絵素描より:愛の原理を説くウェルギリウス(第17歌)
98.ピエトロ・ディ・クリストフォロ・ヴァンヌッチ(通称ペルジーノ)の工房 天使
101.ミケランジェロ・ブオナローティ 聖家族のための習作
この展覧会の目玉は、フェルメールの<真珠の首飾りの少女>です。日本初公開ですし、素晴らしい作品でした。正直この1点のために見に行っても損はしないと思います。他にも、彫刻や素描なども良いものが展示していましたし、気になっている方は、お早めにご覧になった方がいいと思います。
巡回情報
九州国立博物館 10月9日(火)~12月2日(日)
企画展の予告のポスターが貼ってあって、来年の春に<ラファエロ展>が開催するようです。<大公の聖母>が展示するので、すごく楽しみです。
その後は、一旦、常設展を見ました。時間がなかったので、サッと見た程度です。
こちらの2点は、初めて見ました。
オノレ・ドーミエ <果物を取り合う二人の童子>
ギュスターヴ・クールベ <肌ぬぎの女>
あと、大好きな作品、カルロ・ドルチの<悲しみの聖母>だけは、じっくり見ました。
国立西洋美術館では、見に行った当日に限り、企画展がもう1度だけ再入場出来るので、再度、フェルメールの<真珠の首飾りの少女>を閉館時間になるまで眺めていました。(※画像は、部分です。)
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来ました。
ありがとうございます。