<パントリーコヨーテ>で美味しいハンバーガーを食べたぼくらわ もう終わってしまったけど 千葉市美術館で開催していた<生誕130年 川瀬巴水展 -郷愁の日本風景>を見たのだ
ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ
<芝増上寺 東京二十景>なのだ
和服の女性が 和傘をさし 吹雪く増上寺の赤門の前を歩いているのだ 門の赤と 雪の白 女性の黒の配色の組わせて美しいのだ
<蒲生の月>なのだ
紫色の美しい情景で 見惚れてしまうくらい 良かったのだ
あと <築地本願寺の夕月>も良かったのだ
木版画わ 約240点もあったからかなりお時間がかかったけど 川瀬巴水のいろんな作品を見れて良かったのだ 川瀬巴水の作品を見て思ったんだけど 青を使った作品や 夕暮れ 夜などの作品が特に 素晴らしいと思うのだ
千葉での展示わ もう終わっているけど 各地に巡回するみたいなので お近くに来た際わ ぜひ ご覧くださいなのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
千葉市美術館 <生誕130年 川瀬巴水展 -郷愁の日本風景> 終了しました
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2013/1126/1126.html
作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2013/1126/1126_list.pdf
展示構成
第1章 大正7年~12年(1918~23) 木版画家としての出発~関東大震災まで
第2章 大正12年~昭和20年(1923~45) 関東大震災後~戦中まで
第3章 昭和20年~32年(1945~57) 戦後
川瀬巴水の木版画が主な展示ですが、水彩、写生帖、版木などもあり、合わせて約280点を展示していました。
気になった作品
9.陸奥三島川 旅みやげ第一集
暖色系(オレンジ)の満月が出ている漁村の情景、家などは暗く、オレンジの月と藍色の海が際立つように思えた。
18.金沢ながれのくるわ 旅みやげ第一集
水面(浅野川?)を照らす屋敷(くるわ)の明かりが、ゴッホの<星降る夜>を連想させる美しい情景。
19.金沢浅野川 旅みやげ第一集
この作品を見て、2010年に行った金沢旅行の時に、渡った<梅ノ橋>を思い出した。
※写真は、金沢旅行の時に撮った<梅ノ橋>です。
23.駒形河岸 東京十二題
休んでいる荷車の裏手にたくさんの竹が束ねられている。竹の隙間から見える景色は、隅田川の反対側の光景か?
27.深川上の橋 東京十二題
前に見た時も思ったことだが、橋の下からのぞき見る風景は、北斎の<冨嶽三十六景 深川万年橋>を連想させるような構図。川面の夕暮れ時のグラデーションも美しい。
29.木場の夕暮 東京十二題
水面に写った橋などの揺らめきが目に飛び込んでくる。
42.おぼろ夜(宮島) 旅みやげ第二集
光は、2つの灯籠の明かりのみ、近景にはみ出すよな松の木と、闇の中に宮島の大鳥居と、シカのシルエットが浮かぶ静寂な情景。
55.雪の増上寺
解説の一部にこう書かれていました。
『大正11年』(1922)1月18日に大雪が降った際の写生に基づくこと、版木は7面摺り約25度であることが記されている。』
左上から、右の中央へ、雪で風の流れが分かるように表現している。
62.雪の金閣寺
青の美しい金閣寺。雪が積り、金色の部分は見えず、だかそれがいい。
72-1.出雲松江(曇り日) 旅みやげ第三集
72-2.出雲松江(おぼろ月) 旅みやげ第三集
72-3.出雲松江(三ヶ月) 旅みやげ第三集
風景は一緒で、空のみが違うみたいで、見比べが面白い。
<曇り日>と<おぼろ月>は、雲は同じで、おぼろ月を追加していて、月明かりの夜。<三ヶ月>は、雲をすべてなくし、夕刻の三日月。
81.芝増上寺 東京二十景
no.55<雪の増上寺>同様、吹雪の強さが分かるよう雪を流しているが、こちらの方が色がハッキリしている印象を受けるし、構図がスッキリしている。
89.明石町の雨後 東京二十景
夜の港の情景で、ポンプの横に犬がポツリ、対岸を見ている姿に哀愁が漂っているように思える。
91.桜田門 東京二十景
お堀の水と空、異なる青が美しい。(お堀の水の色の方が濃いような?)
99.大宮見沼川
周りをほのかに照らす、ホタルの明かりが美しい情景。
101.鎌倉大仏
大仏様の手前に参拝する三人の親子?を配置し、大仏様の大きさを際立たせている。大仏様の手に休む、小鳥に巴水の遊び心を感じた。
106.清洲橋
日の暮れる一歩前の清洲橋。橋の後ろのぼかした紫色の空がキレイ。橋も1番美しく見える角度から描いているようだ。
110.日光華厳の瀧
バレンの後を残した岩肌が目立ち、華厳の瀧は勢い良く流れ、縦の長くして水の表現していた。
115.亀戸の藤
126.日本橋(夜明) 東海道風景選集
水彩の作品が隣に展示しており、見比べが出来る。
168.山中湖平野の朝
湖から発する朝靄の中の富士が描かれ、朝日の照らされた紫色の富士が美しい。
165.築地本願寺の夕月
登場人物がいなかったら、異国のよう。
219.鳳凰堂の暮雪
セピア調の景色、このような版画は、初めて見ました。
224.増上寺の雪
描かれている3人は、路面電車を待っているそうです。どんよりとした空模様に、お寺の朱塗りの門が鮮やか。
作品によっては、試摺りの作品も展示していたりと、いろいろ見比べが出来て面白かったですし、巴水が朝鮮に行って作品を残していたなんて知りませんでした。
朝鮮の作品や、異国感のある<築地本願寺の夕月>を見て思ったのですが、もし川瀬巴水が、他の国々に行っていたら思いましたし、たらればですが、イスラム圏の国や、ヨーロッパあたりを巴水が見ていたら、きっと素晴らしい作品を残したのではないかと思いました。
関東では、3月に横浜、2015年1月に東京でも展示するようなので、機会がありましたら、ぜひ、ご覧ください。
巡回情報
大阪高島屋7階グランドホール 2月26日(水)~3月10日(月)
横浜高島屋ギャラリー(8階) 3月19日(水)~3月31日(月)
山口県立萩美術館・浦上記念館 4月26日(土)~6月8日(日)
京都高島屋グランホール<7階> 9月25日(水)~10月6日(月)
日本橋高島屋8階ホール 2015年1月2日(金)~1月12日(月・祝)
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。
ありがとうございます。