ぼくらわ 国立西洋美術館で 5月27日まで開催している<プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光>を見に行ったのだ
ぼくが気になった作品なのだ
最後の方に展示していたバルトロメ・エステバン・ムリーリョの<小鳥のいる聖家族>なのだ
聖母マリアではなく ヨセフがキリストを抱いているのだ これわ 対宗教改革期におけるヨセフ信仰の高揚だそうなのだ
マリアわ 綿から糸を紡ぎ イエスわ 小鳥(ゴシキヒワ?)を持ち 犬と遊ぼうとしている?のだ 3人の微笑ましい表情と 犬の可愛らしさ良い作品で 展示していた中で1番好きなのだ
アロンソ・カーノの<聖ベルナルドゥスと聖母>なのだ
彫刻の聖母マリアが 生を得て 母乳を出すなんて 題材初めて見たのだ
あと デニス・ファン・アルスロートの<ブリュッセルのオメガングもしくは鸚鵡(オウム)の祝祭:職業組合の行列>わ すごい行列で インパクトがあったのだ
展示数わ 少なめだけど 大きい作品が多くて 見応えがあったし 普段あんまりスペイン絵画って 見る機会がないと思うので オススメだと思うのだ
解説文が長めで 所々混雑しやすい場所があるし 快適に見たい方わ 混雑する会期末わ さけて お早めに見に行った方がいいと思うのだ
ここから先わ えこうの感想なのだ
国立西洋美術館 <プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光> 5月27日(日)まで
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2018prado.html
公式サイト
https://artexhibition.jp/prado2018/
作品リスト
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2018prado_list.pdf
展示構成
Ⅰ.芸術
Ⅱ.知識
Ⅲ.神話
Ⅳ.宮廷
Ⅴ.風景
Ⅵ.静物
Ⅶ.宗教
絵画が61点ほどに、書籍が9点展示しており、ベラスケスの作品は7点ありました。
気になった作品(※載せた画像の一部の作品は、左側の部分が色が褪せています。)
1.ディエゴ・ベラスケス ファン・マルティネス・モンタニェースの肖像
2.ジュゼペ・デ・リベーラ 触覚
盲目?もしくは、目をつぶっている男性が頭部の彫刻を触っている。盲目の男だとしたら、左側に絵画があるのは、なぜ?
4.ホセ・ガルシア・イダルゴ 無原罪の聖母を描く父なる神
マリアを描く神という主題は初めて見たかも?
天使たちが板を抑え、描かれるマリアと描く神を描き、右下には、槍を持つ天使ミカエル?が、左側には、載せた画像が悪るくて判別しずらいですが、百合の花を持つガブリエルなどが描かれています。他にも、聖人などいたと思いますが、全く分からず・・・。
あと、人物の近くに何語で書かれているか、分かりませんが、説明らしきものがありました。
6.フランシスコ・デ・スルバラン 磔刑のキリストと画家
7.アロンソ・カーノ 聖ベルナルドゥスと聖母
解説の一部には、こう書かれています。
『ある日、聖母マリアの彫像を前に、「あなたの母なることをお示し下さい」と祈りを捧げていると、マリア像が生を得てその母乳をベルナルドの唇を滴らせた。と伝えられる。』
9.ディエゴ・ベラスケス メニッポス
こちらを向き微笑むメニッポスで、当時の市井の貧しい武骨な人物として描かれているそうです。
14.ディエゴ・ベラスケス マルス
軍神マルスが、鎧を脱ぎリラックスをしてベットに座っている。これは、『鎧を脱ぐ』=鎧が必要ない、戦後の平和を表しているそうです。
15.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 音楽にくつろぐヴィーナス
解説の一部には、こう書かれています。
『登場人物の風貌がさほど理想化されておらず、また女性が女神ヴィーナスであることを示す伝統的な事が一切省かれている点に特徴があります。むしろ女性の右手薬指の指輪や、忠誠を示す犬、豊穣を象徴するクジャクなどから、具体的な人物の結婚を記念して描かれた可能性も指摘されます。』
2006年に見て以来、2回目。
17.ペーテル・パウル・ルーベンス、ヤーコブ・ヨルダーンス アンドロメダを救うペルセウス
アンドロメダとペルセウスが大きく描かれ、右下にはメドゥーサの盾、ペルセウスの足の間には乗っていたペガサスが、ペルセウスの右側には、対峙された怪物が描かれている。
この作品は、ルーベンスの絶筆となった作品だそうで、死後ヨルダーンスが完成させたと記録があるが、その関与が最低限だったそうです。
20.ビセンテ・カロドゥーチョに帰属 巨大な男性頭部
かなり大きな作品で、しかも頭部のみというので、インパクトがあった・・・。
21.ディエゴ・ベラスケス 狩猟服姿のフェリペ4世
狩猟は平和時における模擬戦争として戦にそなえる鍛錬としての役割をもっていたそうです。
王の右側の腕の下から足にかけて、手直しされたあとが残っている。
26.ディエゴ・ベラスケス バリェーカスの少年
フェリペ4世の宮廷に仕えていた矮人の肖像で、「むなしさ」や「愚かさ」をほのめかすトランプを持っていると考えられているそうです。
となりに、違う人が描いた<矮人の肖像>があったが、それと比べると、座っているからかもしれないが、矮人の特徴が抑えられて描いているように感じた。
※参考として、<矮人の肖像>の画像も載せます、(クリックすると大きな写真で見れます。)
34.ディエゴ・ベラスケス 王太子バルタサール・カルロスの騎馬像
5~6歳頃の肖像で、1629年に国王フェリペ4世と王妃イザベルとの間に生まれ、描かれた王太子バルタサール・カルロスは6歳で亡くなってしまったそうです。
堂々と馬にまたがり駆ける幼いながらも聡明な感じの王太子、馬の躍動感がいい。
46.ヤン・ブリューゲル(父) 花卉
花のブリューゲルとも呼ばれていて、精緻な色が華やかで美しい。
51.ディエゴ・ベラスケス 東方三博士の礼拝
解説の一部には、こう書かれています。
『20歳の時セビーリャで描いた初期の作。伝承によれば、手前に跪く若い博士は画家自身、聖母は妻ファナ、イエスは誕生したばかりの娘、老年のひげを生やした横顔の博士は岳父のバーチェコをモデルにしたとされる。』
55.グイド・レーニ 使徒聖大ヤコブ
56.フランススコ・デ・スルバラン 祝福する救世主
60.ペーテル・パウル・ルーベンス 聖アンナのいる聖家族
背景やアンナ、ヨセフが地味だからか、幼子イエスの白い肌と聖母マリアの服の赤と青が映えて美しい。あと、マリアの瞳にハイライトが当たっているように見えるような・・・?
私の記憶では、ベラスケスの作品が7点も同時に見れるのって、なかったと思いますし、ベラスケス以外にも素晴らしい作品が展示していたと思うので、オススメの展覧会です。
あと、ショップで売っている全作品が載っているミニ図録もオススメですよ。
美術館を後にしたぼくらわ 湯島や末広町の方にある お肉が美味しいと噂のイタリアンに行ったんだけど ラストオーダーの20分くらい前に着いて 席も空いていたみたいなのに 断られちゃって かなりショックだったのだ・・・なので ぼくらわ イタリアンを食べたい気分だったし 気を取り直して 代々木駅に移動して ぼくらのお気に入りイタリアンの<ボガマリ・クチーナ・マリナーラ>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ