土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

彼岸入り

2008-09-20 21:30:44 | 歌日記

月上り黙に響く銀の露(9/19「九月の一句」投句)

曼珠沙華 炎のごと 嵐吹く(9/20 〃)



昨日の続き?ではありませんが。季重なりの一句目。
月に露。(両方共、秋の季語)
「露」を直そうかと思いましたが。心象なので、そのまま再録します。

二句目も花形からのイメージで。夜半の台風からの想。



彼岸花 雨降る日には濡れるまま 


野辺の陽の落ちぬ内にと 秋彼岸 



曼珠沙華の花言葉は『また会う日を楽しみに』なんだそうです。
彼岸花だから、彼岸や来世で又会いましょう…という??なのでしょうか?
違うか;

野辺は、お墓という意味でも。


お墓参り…
明日の予報は雨。仏壇に手を合わす、で許してもらおう。私は;



不心得者

2008-09-19 18:59:34 | 歌日記

彼岸前 子規忌なる日に文庫開け 

↑ 第一考。(「秋」略し;の)季重なりで不心得倍増。そこで… 


子規忌来て積んだままなる本やっと 

↑ 二考。然れど、不心得に変わり無し…;



買っておきながら、
ずっと積んだままになっていた本「歌よみに与ふる書」(岩波文庫)
正岡子規の忌日が来てやっと手に取る、という・・・
まっこと不心得な;不心得者。

未だ、一章、開いたところ(途中;)を読んだところで。頭に戻り…り…
途中にて、UP。


文語です。も、さることながら。難しいです;
熟読中!;

健闘を祈って下さい;(?)



待てば海路の日和あり

2008-09-18 23:59:04 | 歌日記

去年よりか待つたかひあり半額で手に入れたるや季の過ぎた帯 



(去年・こぞ)
(笑)いいんです。季節が過ぎていても。
夏に着物を着る根性なんて、端(はな)から無い;


親から譲り受けた絽の着物、染め返したものの、帯が無い。
いくら着ない;と言っても、そこはそれ、いざ?と言う時の為に、帯くらいは用意しておきたい。着物だけあってもね;

朝茶(茶事)にでも招かれない限り、夏着物なんて着る機会もありませんが。取り敢えずね;


今日日(きょうび)は朝でも暑いよ温暖化 
(と、訳も無く一句;)



夏帯ですから、基本夏にしか店頭に並ばない訳で。探し様にも、期間が短い。
中々お値段と趣味に合ったものの合致;が無く、過ぎること数年。

去年の夏にネット店舗で見つけた帯、気に入ったけど、ちょっと、お高くて;様子見をしていた。
早い話、セールにかかるのを待っていた;
ところが、安くならなかったんですね、これが。他の夏帯はセール値になってたのに;(処分品に回すには幾分、良い品だったんでしょう)


ま、こちとらも急ぎの用じゃなかったもんで、模様眺め。てなもんで…
(おっと、これまた意味の無い江戸弁が;)


ブックマーク(お気に入り)に入れっぱなしになっていた、この店舗。
昨日久しぶりに覗いたところ、『店舗移転セール』開催中!
「キャ~~ッ」速攻「買い物かご」へ;


待てば海路(甘露とも)の日和! いや~~二年越しですが;


呆れ?れっ?;
でもね、これは『しつこい』でなく「しぶとい」って言うんですよ;;

『忍耐強いね』;って言って下さいね。(^^;



「諦めない」の、おススメ、でした。(かな?;)



スローかつ点滅だが;

2008-09-17 22:22:22 | 歌日記

ヘリコプター夜空に瞬く流れ星 



しかし。昨日の今日ですが、なかなかスカッと秋になってくれませんね;

全く、句 ↑ とは関連ありませんが。



見たい映画があります。
「デトロイト・メタル・シティ」「グーグーだって猫である」「おろち」
クイズです;この3本の共通項、解りますか?(答え;は文末)

ま、それは置いといて。
「デトロイト…」有楽町・銀座の箱が無いっ!「えっ!?無い??」
う゛~~;何故に…(意外)

仕方無い。河岸を変えるしか無い。(って、まだ混んでるかな~?)

う~ん、一番近い(?)六本木かな~。まだここ(映画館)は行った事無いし。
と言うより、五月に入った六本木ヒルズの雑貨屋さんが目当てで、ここ選択;


目当ての物…4ヶ月も経っているけど;たぶんまだある筈。(?;)
きっと又見て来るだけになると思うけど;(ちょっと高価;)

見て迷って、こようと思う今日この頃なのでありました。
もし買って来たら種明かし(?)UP;します。(要らないか;)



さて、解答。
3本共、漫画が原作です。

松山ケンイチさんの壊れっぷりが気になって。(笑)
楽しみです。



秋の声

2008-09-16 21:59:38 | 歌日記

はぜる音ぶつかりながら蝉の逝く  

肌寒し何ぞ虫の声吹抜ける 



(何ぞ・かぞ)
涼しいです。
さすがに蝉の声は聞かなくなりました。
(今日聞いた <蜩・ひぐらし> の声はテレビ…からだったかな?;)


蝉が落ちて行くのを何度が見た事があります。
弱っていくにしたがって、木にとまっていられなくなり、飛びながら他の木や家の壁に取り付こうとする。
そしてそれも、ままならなくなり、はじかれる様にぶつかって、絶え絶えに…

その時のジジジジッという羽音とはじかれる音と、姿が悲しいんですよね…


今日聞こえたのは、こおろぎかな?
ちょっと違う様な気がしました。何の虫だったのか?

何ぞ、でも…


秋を連れて来る声です。