おとぎのお家と青い鳥

本ブログでは、主に人間が本来持つべき愛や優しさ、温もり、友情、勇気などをエンターテイメントの世界を通じて訴えていきます。

心鐘賛美歌 「アメイジング・グレイス108章」 第2話-9

2009-11-05 19:33:52 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

音譜本日から、~これまでの心歌賛美歌~ 「アメイジング・グレイス108章」とは思考を変えて、『アメイジング・グレイス』の歌詞とその短編作品のストーリーを、愛や優しさ、家族、友達、夢などをテーマに分けて、日本で言い伝えられている人間が持つ煩悩を消すための108の鐘の音の代わりに、108の歌詞とその歌詞に合わせた短編作品をご紹介していきます。その第2回目は、当ブログで凄い感動と話題を呼んだ「かげぼうし」の第2話の 歌詞とその歌詞に合わせた短編作品のストーリーをご紹介します。この歌詞作品が私たち一人一人に問いかける、私たちが本来持つべき真実の“心と姿”を、みなさんにそれぞれにしっかりと感じ取っていただければ、本作品を書いている私自身にとっても大変嬉しいことです。



第2話-9 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
人の命に 終わりがあると
神との それが約束なら
それが生まれて来た 人間(ひと)の運命だから
今その瞬間(とき)を 精一杯
君が生きることが 一番の幸せ

「かくれんぼするひと、このゆびとーまれ!」
時間の経つのは、早いものである。
誠に残された、この世で生きていられる時間は、気がつくとアッという間に、あとわずか1ヶ月になっていた。
人間の肉体と“かげぼうし”との因果関係については、まったく分からなかったが、そのせいだろうか?彼は最近、自分の“かげぼうし”の色が、だんだんと薄くなっているのではないかと思うことが、日増しに多くなった。
ただ、誠は自分の命があと半年だと担当医師や、彼の家族に告げられたときから、それなりに覚悟はしていたものの、やはり人間である以上は“自分は死にたくない・・・”と思うのは、きっとほとんどの人が思うことだろう。
彼もその例に漏れず、自分の死期が近付くにつれて、だんだんとそう思うようになっていた。
しかし、誠がどんなにそう思おうと、はなっから自分の死期を自力で止めることなど、人間の力では到底不可能なことである。
だから、毎日の死の恐怖感から逃れるためにも仕方がないことだったが、彼は自分が死ぬことを素直に受け入れて、自分の命が残されたあと1ヶ月間に、何をやって自分の人生を全うしたらいいのか?それを考えることに気持ちを切り替えることにした。

つづく


ニコニコやはり、世界的なビッグスターの宇多田ヒカルさんのトラックバックが付いてくれたせいか、当ブログ『おとぎのお家と青い鳥』が、総ブログの作品数1,292,873中、一気にこれまでの最高順位を塗り替えて、3,999位にランクインしました。


1_2



ハート花鳥龍人の「開運!七福未来学

今のあなたの“心”は死んでいます。私にその“心”を預けてくれたなら、私は必ずその“心”を生き返らせて、あなたが向かうべき未来(運命)の針路を教えます」この言葉の暗示と同じように、人の運命を自ら生み出した『七福未来学』でみなさんを幸福に導き、人の“心を健康”にする達人である花鳥龍人先生と直接話してみたい人は、下記の電話かメールまでご連絡ください。


1:電話番号
090-4681-3858

2: メールアドレス
hanatori@take4.co.jp



ダイヤ「七福未来学」解説


七福未来学とは?!

七福未来学とは、「陰陽五行」「四柱推命」をベースに、独自の星の組み合わせのバランスを体系化し、過去類を見ないほど精度の高い「持って生まれた性質性格・運命の波」を紐解く理論。

10年の歳月をかけ「持って生まれた宿命による星の性質」と「心理学」を組み合わせ理論として仮説を立て、その理論、延べ1万人に及ぶ鑑定結果のデータと統合し、完成に至った理論。


「七福」

七つの方向性から、一人の人間を分析し、様々な「持って生まれたもの」を明らかにする。
七という数字には、天地創造の7日間や曜日、またスピリチュアルの世界で言われる、人体には7つのチャクラがあるなどの言葉に代表されるように、7がそろうと全てを満たす「完全」を表す数字である。
七つの方向から人を紐解くことで、完全なる分析ができることになる。
心大楽の展開では、この7つに、七福神の意味を持たせた。

人は誰もが持って生まれた性質を持つ。
それが後天的に、どんな環境に置かれようとも変わらない法則。それを宿命と呼ぶ。命に宿るもの。これは生涯変わらない。
同じ親に育てられ、同じ学校に通い、同じクラブ活動にいそしむ兄弟の性格が全く違うことがあるのは、「持って生まれたもの」によるから。
この宿命を明らかにする理論である。


「未来学」

どんな環境にあるか、どんな教育を受けるか、どんな事象が心の中に入るかにより決まってくるものが、人の後天的な性質。これを、命を運ぶもの。すなわち運命と呼ぶ。
この運命から紐解く、後天的な人の方向性。すなわち未来の可能性をあぶりだす。それが未来学。

先天的なものと後天的なバランスをあわせて「その人」を見る。
それが「七福未来学」の理論である。



ネコ七福人大使大募集!!

只今、「NPO法人心大楽」では、全国のみなさまに“笑顔”や“”、“幸せ”を届けてくれる10000人七福人大使を、広く一般から大募集しています。


◎問い合わせ

1. 本件に関しての問い合わせは、下記の記述された電話、メール、FAXなどでご連絡ください。

NPO法人心大楽

住所 / 東京都目黒区上大崎3-5-8 目黒アクロスタワー1501

電話 / 03-5193-5706 FAX / 03-3442-7480

担当 / 石坂まさを 下家猪誠


携帯 / 090-1990-3944(下家猪誠) 

メールアドレス / m_ishizaka518@yahoo.co.jp

2. 本件に関します、その他のご質問事項などに関しましても、ご遠慮なく電話やメール、FAXなどでお問い合わせください。



◎恐れ入りますが、本件の詳細内容につきましては、下記の「NPO法人心大楽」にてご覧ください。

虹NPO法人心大楽
http://shichifukujin-kokoro.com/about/





恋の矢「庄や村の金の音次郎」作品紹介

やがて、十年に一度の海割れの日が始まりました。紫海が真っ二つに割れ、その道をひたすら歩くと、途中で海草が、また、やせこけた足にまとわりつきました。しかし、音次郎は青々とした七福金山から目を離さずに、その美しい山々に心を奪われながら、前へ前へと重い足を引きずりながら歩いてゆくのでした。その後をこぶ猿が、小判を背負って、ひょこひょことつづきました。


※この作品の主人公である、音次郎の後を小判を背負ってついて回っている“こぶ猿”が、この作品「庄や村の金の音次郎」の作者である石井音花さんにお聞きしますと、私がモデルだそうです。また、本著者の石井音花さんは、童話作家兼シャンソン歌手の、とても素敵な女性です。


1

心鐘賛美歌 「アメイジング・グレイス108章」 第2話-8

2009-11-05 19:33:27 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

音譜本日から、~これまでの心歌賛美歌~ 「アメイジング・グレイス108章」とは思考を変えて、『アメイジング・グレイス』の歌詞とその短編作品のストーリーを、愛や優しさ、家族、友達、夢などをテーマに分けて、日本で言い伝えられている人間が持つ煩悩を消すための108の鐘の音の代わりに、108の歌詞とその歌詞に合わせた短編作品をご紹介していきます。その第2回目は、当ブログで凄い感動と話題を呼んだ「かげぼうし」の第2話の 歌詞とその歌詞に合わせた短編作品のストーリーをご紹介します。この歌詞作品が私たち一人一人に問いかける、私たちが本来持つべき真実の“心と姿”を、みなさんにそれぞれにしっかりと感じ取っていただければ、本作品を書いている私自身にとっても大変嬉しいことです。




第2話-8 / テーマ 「愛」


アメージンググレイス・・・
そんなに悲しい 顔をしないで
あの空を 見てごらん
その瞳(め)を閉じて 心を開いてごらん
天使になった 君の友の
愛の歌声が 聞こえるはずだから


「かくれんぼするひと、このゆびとーまれ!」
ここは、ある南国の離島の中心部にある過疎化が進んで、わずか人口100人あまりとなった小さな農村地帯の、昼休みの小学校の校庭で子どもたちが遊んでいる風景である。
1年生から6年生まで入れても、全生徒数はわずか30人。
この小学校も、過疎地域の就学人口の減少に伴う学校統廃合により、来年の4月には廃校になるという。
この子どもたちが遊んでいる様子を、学校の校庭の片隅にある栴檀の木の下で、じっと何かを懐かしむように見守っている、初老の男が一人いた。
男の名前は、下田誠。
50年近くも前に、この小学校に在学していた男である。
誠は、校庭で遊ぶ子どもたちの姿に当時の自分の姿を重ね合わせながら、まるでその時の思い出をひとつひとつ手繰り寄せでもするかのように、頭の中に思い浮かべていた。
「かくれんぼするひと、このゆびとーまれ!」
そこには、信夫君もいた。紀美子ちゃんもいた。勝君もいた。三男君もいた。ただ、なんと言っても、誠の脳裏に一番深く刻まれていた相手の姿は、彼の初恋の相手である中川美智子の姿だった。
しかし、今ではそのすべての同級生たちの姿は、単に彼が頭の中で描いた仮想のもので、決して現実のものではなかった。
そしてまた、誠がこの場所に今いることにも、大きなひとつ理由があった。
それは、彼があと3ヶ月しか命が持たない、腎臓がんだったことである。
きっとそのせいだろうか、時おり初夏の強い日差しに栴檀の木の影と一緒に映し出される、誠の“かげぼうし”がとてもか細く、校庭で遊んでいる子どもたちに比べて貧相に感じられることだった。



ニコニコ先日、現在とても人気があるタレントの安田美沙子さんが当mixiの「マイミク」参加してくれました。ぜひ、みなさんも時間がありましたら、一度当mixiの『ドリミクランド』を覗いてみてくださいね。

mixi『ドリミクランド
http://mixi.jp/home.pl



1_2



ハート花鳥龍人の「開運!七福未来学

今のあなたの“心”は死んでいます。私にその“心”を預けてくれたなら、私は必ずその“心”を生き返らせて、あなたが向かうべき未来(運命)の針路を教えます」この言葉の暗示と同じように、人の運命を自ら生み出した『七福未来学』でみなさんを幸福に導き、人の“心を健康”にする達人である花鳥龍人先生と直接話してみたい人は、下記の電話かメールまでご連絡ください。


1:電話番号
090-4681-3858

2: メールアドレス
hanatori@take4.co.jp



ダイヤ「七福未来学」解説


七福未来学とは?!

七福未来学とは、「陰陽五行」「四柱推命」をベースに、独自の星の組み合わせのバランスを体系化し、過去類を見ないほど精度の高い「持って生まれた性質性格・運命の波」を紐解く理論。

10年の歳月をかけ「持って生まれた宿命による星の性質」と「心理学」を組み合わせ理論として仮説を立て、その理論、延べ1万人に及ぶ鑑定結果のデータと統合し、完成に至った理論。


「七福」

七つの方向性から、一人の人間を分析し、様々な「持って生まれたもの」を明らかにする。
七という数字には、天地創造の7日間や曜日、またスピリチュアルの世界で言われる、人体には7つのチャクラがあるなどの言葉に代表されるように、7がそろうと全てを満たす「完全」を表す数字である。
七つの方向から人を紐解くことで、完全なる分析ができることになる。
心大楽の展開では、この7つに、七福神の意味を持たせた。

人は誰もが持って生まれた性質を持つ。
それが後天的に、どんな環境に置かれようとも変わらない法則。それを宿命と呼ぶ。命に宿るもの。これは生涯変わらない。
同じ親に育てられ、同じ学校に通い、同じクラブ活動にいそしむ兄弟の性格が全く違うことがあるのは、「持って生まれたもの」によるから。
この宿命を明らかにする理論である。


「未来学」

どんな環境にあるか、どんな教育を受けるか、どんな事象が心の中に入るかにより決まってくるものが、人の後天的な性質。これを、命を運ぶもの。すなわち運命と呼ぶ。
この運命から紐解く、後天的な人の方向性。すなわち未来の可能性をあぶりだす。それが未来学。

先天的なものと後天的なバランスをあわせて「その人」を見る。
それが「七福未来学」の理論である。



ネコ七福人大使大募集!!

只今、「NPO法人心大楽」では、全国のみなさまに“笑顔”や“”、“幸せ”を届けてくれる10000人七福人大使を、広く一般から大募集しています。


◎問い合わせ

1. 本件に関しての問い合わせは、下記の記述された電話、メール、FAXなどでご連絡ください。

NPO法人心大楽

住所 / 東京都目黒区上大崎3-5-8 目黒アクロスタワー1501

電話 / 03-5193-5706 FAX / 03-3442-7480

担当 / 石坂まさを 下家猪誠


携帯 / 090-1990-3944(下家猪誠) 

メールアドレス / m_ishizaka518@yahoo.co.jp

2. 本件に関します、その他のご質問事項などに関しましても、ご遠慮なく電話やメール、FAXなどでお問い合わせください。



◎恐れ入りますが、本件の詳細内容につきましては、下記の「NPO法人心大楽」にてご覧ください。

虹NPO法人心大楽
http://shichifukujin-kokoro.com/about/





恋の矢「庄や村の金の音次郎」作品紹介

やがて、十年に一度の海割れの日が始まりました。紫海が真っ二つに割れ、その道をひたすら歩くと、途中で海草が、また、やせこけた足にまとわりつきました。しかし、音次郎は青々とした七福金山から目を離さずに、その美しい山々に心を奪われながら、前へ前へと重い足を引きずりながら歩いてゆくのでした。その後をこぶ猿が、小判を背負って、ひょこひょことつづきました。


※この作品の主人公である、音次郎の後を小判を背負ってついて回っている“こぶ猿”が、この作品「庄や村の金の音次郎」の作者である石井音花さんにお聞きしますと、私がモデルだそうです。また、本著者の石井音花さんは、童話作家兼シャンソン歌手の、とても素敵な女性です。


1

心鐘賛美歌 「アメイジング・グレイス108章」 第2話-7

2009-11-05 19:33:00 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

音譜本日から、~これまでの心歌賛美歌~ 「アメイジング・グレイス108章」とは思考を変えて、『アメイジング・グレイス』の歌詞とその短編作品のストーリーを、愛や優しさ、家族、友達、夢などをテーマに分けて、日本で言い伝えられている人間が持つ煩悩を消すための108の鐘の音の代わりに、108の歌詞作品としてご紹介していきます。その第1回目は、とブログで一番の人気を誇る「アメージンググレイス」 歌詞編&「人生のターニングポイントを学ぼう!!」を、この連載の縁起を担いでご紹介します。この歌が私たち一人一人に問いかける、私たちが本来持つべき真実の“心と姿”を、しっかりと自分なりに感じ取ってください。



第2話-7 / テーマ 「愛」

「風のある町」

第7話/ 最後の肌の温もり
~愛の突然の死~

アメージンググレイス・・・
いつも僕のために 歌ってくれてた
君の歌が もう聞こえない
あの大空に 君が旅立ってから
だけどこの瞳(め)を 閉じれば
いつも僕のそばには 君がいる


第8話/ 永遠の別れ
~ひとりぼっちの通夜~

アメージンググレイス・・・
もう泣くのはやめて 愛しき我が子よ
眠りなさい このみ胸で
その涙と 傷の痛みが
心やすらぎ 消えるまで
天子の子守唄 聞きながら


――♪ただ、キミを愛してる・・・・・――

大学のゼミの授業中に、大輝の携帯電話の着信音(着歌/中島美嘉の「雪の華」)が教室中に鳴り響き、百合子から愛の症状に急激な異変が起こり、彼女の死を知らせる電話が入ったのは、彼が“風のある町”に帰ってから三日後のことだった。
「か、亀梨さん、あ、愛が今日の十三時二十五分に亡くなりました・・・」
「えっ!えっ!!えっ!!!」



「リトルサンタ」

~おばあさんの真心~

アメージンググレイス・・・
そんなに悲しい 顔をしないで
あの空を 見てごらん
風の音を 感じてごらん
どこかすべてが 懐かしい
やすらぎが するはずだから


ハルは、これまでパパとママと一緒にいる間に、不思議な体験をいっぱいして来ましたが、またまた彼女が驚くようなことがすぐ目の前で起こりました。
彼女は、その不可思議な光景を目の当たりにして、まだ自分が夢を見ているのではないかと思うほど、その出来事に思わず凄く驚きました。
それは、その出来事が夢や童話の世界などの中の話でしかありえない、人間社会の一般常識を遥かに超越したものだったからです。




「かげぼうし」

アメージンググレイス・・・
そんなに悲しい 顔をしないで
あの空を 見てごらん
その瞳(め)を閉じて 心を開いてごらん
天使になった 君の友の
愛の歌声が 聞こえるはずだから

(二)/ 最終回

そしてまた、二人にとって悲しい運命がやって来ました。
それは、二人が中学校に入学した年のことでした。
突然、さくらちゃんがお父さんの仕事の都合で、九州の宮崎(都城)の学校に転校することになったのです。
最後に、さくらちゃんが颯太くんに手渡した別れの手紙が「ごめんね。これで本当に三人ともばらばらになっちゃうけど、ずっと颯太くんと蓮くんは私の一番の友達だからね・・・」
と言うような内容でした。
とうとう、颯太くんは長年の友達がみんないなくなり、一人ぼっちになってしまいました。



ニコニコ昨日、早くも人気タレントの安田美沙子さんが当mixiの「マイミク」参加していただいた効果が出たのか!当gooブログ「おとぎのお家と青い鳥」の作品~心鐘賛美歌~『アメイジング・グレイス108章』ほかが、なんと総ブログ数1,290,584作品中、6980位という快挙を成し遂げました。(笑う)

mixi『ドリミクランド
http://mixi.jp/home.pl



1_2


感動作品の「ターニングポイントの創り方」 1

 
音譜私自身も、その数字の数があまりにも大きすぎてほとんど現実味はありませんが、「風のある町」がYahooの検索で約8千100万件の中で2位、Googleで約1千600万件の中で3位ランクされています。もちろん、この作品を~青春うたものがたり~「風のある町」として検索すると、Yahoo やGoogleはもちろんのことMSN JapanやAOLなどでも1位になります。何故?これほどまでに本作品~青春うたものがたり~「風のある町」が、数多くの人の心を魅了し感動させるのか!今日から2日間に渡り、新たにリニュアルした本作品の第1作目と最終回の内容を、みなさんと一緒にもう一度振り返り、本作品がこれだけ数多くの人に支持されるターニングポイント”がどこにあるのか?を、ぜひみなさんと一緒に学習し、自分の人生の運命のターニングポイント”探しだすための、学習マスター方法の参考事例にすることが出来ればと思っています。


Jpg3 ~青春うたものがたりシリーズ1 ~「風のある町」

第1話/ 大輝と愛
~出会い~

風のある町を君と歩いたね 風のある町で君と話したね

(いつでも2人一緒に・・・Woo ooo)

今では何もかもが遠い日々の 記憶にかすむ出来事だけど

僕の生活(くらし)の中では まるで時計が止まったように

あの青春(ひ)の君が今でも なにひとつ色褪せもせず美しいままで生きている

歳をとったせいだろうか 意味もない自分探しをするのは

もう帰れないからだろうか あのときめきの青春(じだい)の瞬間(なか)には

心地よい陽だまりの中の 眠りから目覚めたら


何の輝きもときめきもない 時の流れに置きざりにされた僕がいた



突然、愛が地図にも名前が載っていないような“風のある町”にやって来たのは、桜前線の話題がいっせいにテレビニュースで流れ始めた、早春の風の強い日だった。

愛が、風の町にやって来たときの格好は、スーツケースひとつと薄いグレーのロングパーカーに、洗いざらしのジーパンという質素のものだった。

大輝との出会いは、駅前の不動産屋の前で部屋を探すための貼り紙を見ている時に、偶然その場所を通りかかった彼が、声を掛けたことがきっかけだった。

やはり、愛は大輝の遊び目的の軟派と思われる行動に、最初はすごく警戒し彼が何を言っても無視をしていたが、彼が真っ黒に日焼けした顔でひょっとこ面や、明石家さんまなどの芸人の真似をして笑わせてくれる姿に、やがて少しずつ彼女の警戒心も解けいき、笑顔を見せるようになった。

大輝が愛と出会った時には、まだ彼は地元の大学に通う学生だった。

偶然にも、大輝と愛が出会ったその日に、なかなか彼女の気に入ったアパートが見つからずに、彼女が彼の部屋に泊めて貰ったのをきっかけに、2人は正式に自己紹介をし合い付き合うようになった。

その結果、愛のほうがもうすでに大学を卒業し、大輝より2つ年上ということが分かった。

そして、つい最近まで愛が東京駅の南口の丸の内のある、一流商社に務めていたことも分かった。

だが、どういうわけで?愛がその商社を辞めて“風のある町”にやって来たのか?別に彼女も自分の方からその理由を積極的に話すことがなかったので、あえて大輝も彼女に対してその理由を深く聞くことはなかった。

そして、その日から2ヶ月ほども経たないうちに「いつも一緒にいるのに、アパート代がもったいね・・・」という話から、二人は愛が借りた部屋で同棲するようになった。

大輝と愛は一緒に住むようになってから、二人で一緒にいる時間が長くなったそのぶん、以前にも増して将来の夢を語り合ったり、映画を見に行ったりショッピングに出掛けたりするなどして、恋人同士としての時間を楽しむようになった。

そして、二人は生活費や学費を稼ぐために、大輝が大学に出掛けている間は、愛はファーストフードの店でアルバイトをし、大輝は大学の授業が終わると以前から働いていた居酒屋で、それぞれにアルバイトを続けた。

そのせいで、普段の日はアルバイトをする時間が昼と夜というすれ違いはあったが、そのぶん毎月二回は日程を合わせて必ず休日を取っていたので、たまに喧嘩はするものそんなに私生活に不自由を感じたり、男女の恋愛に対して不便さを感じたりすることはなかった。

ただ、大輝には凄く気になることがひとつだけあった。

それは、愛が出会った当初からしょっちゅう熱を出したり、めまいを起こしたりすることだった。

大輝は愛の体のことを心配して、そのことを彼女に事あるごとに聞いたが、いつもその話になると何故か?話をはぐらかされた。

それから、大輝の人生を狂わせる事件が起きたのは、その後ひと月ほど経ってからだった。

そのきっかけは、「ママが体調を崩したみたいだから、ちょっと家に帰って来るね。でもすぐに帰って来られると思うから心配しないでね・・・」という、愛の一枚の便箋に書き残していた置手紙だった。

突然、大輝がアルバイトを終えて帰宅すると、ピンクの封筒に入った一枚の便箋にそう伝言を書き残して、愛の姿が消えていた。

だが、愛が便箋に書き残して行ったその言葉とは裏腹に、彼女はひと月以上が経っても、まったく帰って来るどころか、何の連絡さえもなかった。

愛のことを心配した大輝は、たとえ一緒に住んでいても彼女のプライバシーを盗み見るようで、なんとなく悪い気がしたが、彼女の整理ダンスの中から彼女の母親から彼女宛にときどき届いていた手紙を探し出し、やっとその住所を頼りに東京の成城にある彼女の家を探し出して訪ねた。

大輝が住所を頼りに家を訪ねると、今まで愛からは一度も聞いたことはなかったが、かなり彼女の家は金持ちと思われる豪邸だった。

大輝が愛の家を訪ね、正門の門扉(ロートアイアン型)にあるインターホンを通じて自分の名前を名乗ると、家政婦らしき女性が応対に出て、門扉を開けて家の中の玄関口まで案内してくれた。

だが、どういうわけか?大輝が愛のことについて尋ねると、大慌てして2階に繋がっている螺旋階段を駆け上がって行き、やがてやけに大柄で恰幅のいい中年の男性と、まるで女優のように品格のいい中年の女性を伴って3人で階段を降りて来た。

その姿を見た瞬間、大輝には家政婦らしき女性が呼んで来たのが、すぐに愛の両親であることが分かった。

大柄な恰幅のいい中年の男性は、自分が愛の父親の石坂泰三であることを名乗ると、いきなり大輝に向かって、声を荒げて怒りだした。

「お前のおかげで、愛の病気は家にいるときよりも、ずいぶん酷くなったんだぞ!」

「それって、いったいどういう意味ですか?」

「お、お父さん、やめてくださいよ。亀梨さんに会えて愛だってあんなに喜んでいたじゃないですか・・・」

「お、お前は何を馬鹿げたことを言っているんだね!」

「ほ、本当じゃないですか・・・」

『「愛ちゃんはお母さんが体調を崩したので、しばらく家に帰ります・・・」と伝言を書き残していましたが・・・』

「愛ちゃんに何かあったんですか?」

「そ、そ、そんなことを、あ、あの子が・・・」

そう呟くように言うと、愛の母親百合子の目からは自然に、ハンカチでも押さえ切れないほどの大粒の涙がボロボロと、彼女の頬を伝って床に零れ落ちた。

「お、お父さん、もういいでしょう。あの子がこんなに、嘘まで付いて心配掛けまいと気遣っている人ですよ。亀梨さんに本当のことを話してあげましょう・・・」

「もういい!お前がそういう気持ちなら、もう勝手にしろ!!」

愛の父親の泰三は、そういい残した後もなおも怒りが収まらずに、ぶつぶつと小言を零しながら螺旋階段を早足で上がると、とっとと自分の部屋に帰って行った。

家政婦らしき女性は、その煽りを受けてどちらに付くか困り果てた顔で、泰三の方を向いたり百合子の方を向いたりして迷っていたが、百合子が泰三の様子を見に行くように伝えると、ホッとした表情で泰三の後を大急ぎで追い掛けて行った。

「実は・・・亀梨さん、愛は今病院にいるのです・・・」

「えっ?!」

「い、いったいそれはどういうことなのですか?」

「誰にも話さないと思っていましたが、亀梨さんあの子の命はもう半年しかもたいないのです・・・」

「そ、そ、そんなことを急に言われても、ぼ、僕には何がどうなっているのか、分かりませんが・・・」

「そうですよね。突然こんなことを話しても、何がどうなっているのか分かるわけがありませんよね・・・」
よほど辛いのだろう。

百合子は、自然に溢れ出す涙をハンカチで抑えながら、悲しみに満ちた表情で話をし続けた。

「愛は・・・今重い白血病に掛かっていて、もうどんな治療を受けても治ることがないのです・・・」

「じゃあ、お母さんが病気というのは嘘で、本当は自分が病気だったのですか?」

「そ、それも半年間ほどしか命がもたないという・・・」

ようやく大輝は百合子の話を聞き、しょっちゅう愛が熱を出したり、めまいを起こしたりしていたことの本当の理由が、初めて分かった。


また同時に、その真相を百合子に聞かされたとたん、逆に今度は自分がめまいを起こして倒れてしまいそうなくらいに、心に大きなショックを受けた。


※私自身、本作品~青春うたものがたりシリーズ1~「風のある町」が、こんなに多くの人の心を魅了し感動させる要素になったのは、限られた命の中で若い男女が真実の愛に生きるその姿を、本作品のテーマにしたのが、この作品が多くの読者の心を捉えるための大きなターニングポイントになったのではないかと思っています。みなさんも、みなさんになりに、本作品をご覧頂き、自分がこの作品が多くの読者の心を捉えた要素の“ターニングポイント”と思うことを探し出してみて、ぜひ自分の人生のターニングポイント”を見つけるための学習練習の参考事例にしてくださいね。


 


心鐘賛美歌6 / アメイジング・グレイス108章-愛-

2009-11-05 19:32:39 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

虹只今、当ブログでは今もっとも世界中で歌われている歌と知られている“賛美歌”の中から、2005年11月に白血病で亡くなった本田美奈子さんも歌っていました、『アメイジング・グレイス』の歌詞を愛や優しさ、家族、友達、夢などをテーマに分けて、日本の仏典の教えである人間が持つ煩悩を解き放つための108の鐘の音の代わりに、108の歌詞作品としてご紹介します。この歌が私たち一人一人に問いかける、私たち人間が本来持つべき真実の“心と姿”を、しっかりと自分なりに感じ取ってください。




第16章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
君は知っているだろうか 青い鳥の話し
君自身の その手の中に
どこを探しても 決して見つからない
幸せが ahあることを
だからもう泣くのは止め 笑ってごらん君らしく


第17章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
誰かがつくった 言葉と知ってても
どうして人は 幸せ求め
人生の荒波を 今日も乗り越えて
明日を信じて 歩いていくのだろう
それがこの世に生まれた 人の宿命(さだめ)なのか


第18章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
子どもの一番の 幸せがなんだか
もしも君が知らなかったら 聞いてごらん
あの砂場で遊んでる女の子に きっとその子は笑って
こういうだろう パパとママ一緒に
家族の幸せを 神様にお祈りすることだって






マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所
マザー・テレサ あふれる愛 (講談社文庫)
沖 守弘
講談社


賛美歌名曲集
クリエーター情報なし
ビクターエンタテインメント
アヴェ・マリア~聖なる調べ
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン
ピアノソロ 美しい賛美歌
音楽之友社
音楽之友社

 

 

 

 


心鐘賛美歌5 / アメイジング・グレイス108章-愛-

2009-11-05 19:32:12 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

虹只今、当ブログでは今もっとも世界中で歌われている歌と知られている“賛美歌”の中から、2005年11月に白血病で亡くなった本田美奈子さんも歌っていました、『アメイジング・グレイス』の歌詞を愛や優しさ、家族、友達、夢などをテーマに分けて、日本の仏典の教えである人間が持つ煩悩を解き放つための108の鐘の音の代わりに、108の歌詞作品としてご紹介します。この歌が私たち一人一人に問いかける、私たち人間が本来持つべき真実の“心と姿”を、しっかりと自分なりに感じ取ってください。



第13章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
もう誰に聞いたか 忘れたけれど
赤い糸で 人の出会いは
生まれたときから 結ばれているという
もしもそれが 真実(ほんとう)ならば
あなたと私の愛は 神がくれた贈り物


第14章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
どんなに人が 悲しくたって
苦しくたって そう負けないで
人生を歩くのは いつでもそこには
父母(ちちはは)の 手を差し伸べてくれる
やさしさと温もりと そして愛があるから


第15章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
ある寒い雪の日に 公園のベンチに
捨てられていた子猫 その子が
やがて大人になったときに 神様が子猫に
与えたものは 家族と言う名の
愛する者たちの 幸せと温もりだった



恋の矢「庄や村の金の音次郎」作品紹介

やがて、十年に一度の海割れの日が始まりました。紫海が真っ二つに割れ、その道をひたすら歩くと、途中で海草が、また、やせこけた足にまとわりつきました。しかし、音次郎は青々とした七福金山から目を離さずに、その美しい山々に心を奪われながら、前へ前へと重い足を引きずりながら歩いてゆくのでした。その後をこぶ猿が、小判を背負って、ひょこひょことつづきました。


※この作品の主人公である、音次郎の後を小判を背負ってついて回っている“こぶ猿”が、この作品「庄や村の金の音次郎」の作者である石井音花さんにお聞きしますと、私がモデルだそうです。また、本著者の石井音花さんは、童話作家兼シャンソン歌手の、とても素敵な女性です。

1 




マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所
マザー・テレサ あふれる愛 (講談社文庫)
沖 守弘
講談社


賛美歌名曲集
クリエーター情報なし
ビクターエンタテインメント
アヴェ・マリア~聖なる調べ
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン
ピアノソロ 美しい賛美歌
音楽之友社
音楽之友社

 

 






心鐘賛美歌4 / アメイジング・グレイス108章-愛-

2009-11-05 19:31:49 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

虹只今、当ブログでは今もっとも世界中で歌われている歌と知られている“賛美歌”の中から、2005年11月に白血病で亡くなった本田美奈子さんも歌っていました、『アメイジング・グレイス』の歌詞を愛や優しさ、家族、友達、夢などをテーマに分けて、日本の仏典の教えである人間が持つ煩悩を解き放つための108の鐘の音の代わりに、108の歌詞作品としてご紹介します。この歌が私たち一人一人に問いかける、私たち人間が本来持つべき真実の“心と姿”を、しっかりと自分なりに感じ取ってください。





第10章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
子供の頃に見た 楽しい夢も
何故だろう 大人になると
いつしか色あせ 汚れてゆくのは
だからだろうか 子供の頃に
出会った妖精たちの もう歌が聞こえない


第11章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
いつでも人は 夢をさがして
旅に出る さすらい人
だけど待ってるのは いつでも悲しみと
苦しみと 少しの幸せだけ
それが生きている 人の運命だから


第12章 / テーマ 「愛」

アメージンググレイス・・・
夢にはいろんな 形があるけれど
貧しい子どもが見る 夢ほど
おそらくこの地球(ほし)で 美しいものはない
それは彼らの 夢のすべてが
ただひたすらに 幸せ願う夢だから






マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所
マザー・テレサ あふれる愛 (講談社文庫)
沖 守弘
講談社


賛美歌名曲集
クリエーター情報なし
ビクターエンタテインメント
アヴェ・マリア~聖なる調べ
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン
ピアノソロ 美しい賛美歌
音楽之友社
音楽之友社