只今、当ブログで公開中の「かげぼうし」第1話-最終回は、当ブログ作品すべての中で、1番多くの読者を“感動させ、涙を誘った”作品です。ここに書かれていることが真実かどうか、その“感動と涙”にあなた自身が直に会い、その目で確かめてみてください。
かげぼうし第1話-3 最終回
アメイジング・グレイス・・・
もう泣くのはやめて 愛しき我が子よ
眠りなさい このみ胸で
その涙と 傷の痛みが
心やすらぎ 消えるまで
天子の子守唄 聞きながら
―ヒュー、ヒュー、ヒュー・・・―
―ガタガタガタ、ガタガタガタ、ガタガタガタ・・・―
あれから50年。
かなり強い風が吹いていましたが、久しぶりに胸のすくような青空でした。
「颯太くん、颯太くん・・・」
「うん、気のせいかな?」
颯太くんは風の音を縫って、誰かが自分の名前を呼んでいるような気がしました。
だが、やっぱり気のせいだと勝手に思い込み、それ以上は昼寝をしているベッドの中から起き上がって確かめようとはしませんでした。
―・・・・・―
「颯太くん、颯太くん、久しぶりだね・・・」
「???」
「僕たちだよ、颯太くん・・・」
「えっ!」
今度は、単なる気のせいではなく、間違いなく誰かが自分の名前を呼んでいる声が、ハッキリと聞こえて来ました。
とっさにベッドから飛び起きて、呼び声がする窓の外のほうに目をやると、玄関前の道路で蓮くんとさくらちゃんが、小学生時代と同じそのままの姿でにこやかに手を振っていました。
「久しぶりだね、颯太くん・・・」
「も、も、もしかして、れ、蓮くんとさ、さくらちゃん?!」
「そうだよ・・・」
「ほ、ほ、本当だ!れ、蓮くんと、さ、さくらちゃんだ!!」
「そっちへいってもいい?」
「も、もちろんだよ・・・」
颯太くんは、一瞬夢でも見ているのではないかと半信半疑でしたが、まるで魔法にでも掛かったように、いつの間にか自分の姿も蓮くんやさくらちゃんと同じように、小学生時代の姿に変わっていることが分かると、そんな疑いの気持ちなんかもうどうでもよくなっていました。
そして、幼なじみであり、本当の心からの友達である二人に再会できたことを大喜びしました。
「あれ、ここはどこだ?」
颯太くんは、見慣れない天井の壁の色に、とても驚きました。
そして、すぐに起き上がろうとしましたが、まったく体を動かすことが出来ずに起き上がることができませんでした。
「いったい、どうしたんだろう?」
その理由は、人工呼吸器が付けられたまま、病院のベッドの上に寝かせられていたからでした。耳を澄ますと、かすかに医師と看護士数人の話し声が聞こえて来ました。
「バイタル・・・」
「血圧76~50・・・」
「脈拍110・・・」
「体温39.5」
この話声を聞き、初めて颯太くんは自分が家ではなく、病院の救急処置室にいることが気づきました。
「あれ?ちょっとおかしいぞ・・・」
「確か、僕はついさっきまで蓮くんやさくらちゃんと三人で遊んでいたはずなんだけど・・・」このとき、颯太くんは自分に死期が近づいていることを、まだまったく気付いていませんでした。
病名は、前立腺がんでした。
それに、ついさっきまで颯太くんが体験していたことは、すべて颯太くんが自分の頭の中で子供の頃のことを妄想した、いわば夢のようなものでした。
でも、もしかしたら颯太くんが死ぬのを知った蓮くんとさくらちゃんが、本当に天国からやって来て、颯太くんを迎えに来てくれたのかもしれません。
颯太くんが死ぬのと同時に、颯太くんのかげぼうしのタッくんの命も終わってしまうことは、もちろん言うまでもありません。
本日から、Net「童話」や「漫画」の作品づくりに行い、その売上金で地球環境の保護や難民キャンプの子どもたちの支援活動を行うイベント『ギネスに挑戦!みんなが作家さん』をスタートしました。当ブログにお越しのみなさんも、とても楽しい大きな夢づくりための一大イベント企画だけに、ぜひいちど覗いてみてくださいね。
mixiコミュニティ「ギネスに挑戦!みんなが作家さん」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4573299
―ついに、あの~青春うたものがたり~「風のある町」が、世界へ進出か?!―
只今、あのTOKIOや中島美嘉さんのファンのみなさんの応援を受けたり、全国の30万人以上の読者を感動の渦に巻き込み、1年以上たった今なおYahooの約93,700,000件や、Googleの約31,800,000(両方とも、2009年7月5日現在の数字。)中など日本を代表する主な10以上の検索サイトランキングで1位を獲得し続けている~青春うたものがたり~「風のある町」が、ついに英語版でGoogleブログの「おとぎのお家と夢の国」に登場。宇多田ヒカルさんの歌が、逆に米国から日本に上陸して大ヒットしたように、もしもそんな奇跡が起こると嬉しいですね。
Googleブログ「おとぎのお家と夢の国」
http://mydream0512.blogspot.com/
1:電話番号
090-4681-3858
2: メールアドレス
hanatori@take4.co.jp
「七福未来学」解説
七福未来学とは?!
七福未来学とは、「陰陽五行」「四柱推命」をベースに、独自の星の組み合わせのバランスを体系化し、過去類を見ないほど精度の高い「持って生まれた性質性格・運命の波」を紐解く理論。
10年の歳月をかけ「持って生まれた宿命による星の性質」と「心理学」を組み合わせ理論として仮説を立て、その理論、延べ1万人に及ぶ鑑定結果のデータと統合し、完成に至った理論。
「七福」
七つの方向性から、一人の人間を分析し、様々な「持って生まれたもの」を明らかにする。
七という数字には、天地創造の7日間や曜日、またスピリチュアルの世界で言われる、人体には7つのチャクラがあるなどの言葉に代表されるように、7がそろうと全てを満たす「完全」を表す数字である。
七つの方向から人を紐解くことで、完全なる分析ができることになる。
心大楽の展開では、この7つに、七福神の意味を持たせた。
人は誰もが持って生まれた性質を持つ。
それが後天的に、どんな環境に置かれようとも変わらない法則。それを宿命と呼ぶ。命に宿るもの。これは生涯変わらない。
同じ親に育てられ、同じ学校に通い、同じクラブ活動にいそしむ兄弟の性格が全く違うことがあるのは、「持って生まれたもの」によるから。
この宿命を明らかにする理論である。
「未来学」
どんな環境にあるか、どんな教育を受けるか、どんな事象が心の中に入るかにより決まってくるものが、人の後天的な性質。これを、命を運ぶもの。すなわち運命と呼ぶ。
この運命から紐解く、後天的な人の方向性。すなわち未来の可能性をあぶりだす。それが未来学。
先天的なものと後天的なバランスをあわせて「その人」を見る。
それが「七福未来学」の理論である。