私は、午後11:30頃眠剤を飲んで、タイマーを一時間にセットし、バッハを聴きながら寝る。
ショパンもシューベルトも試したけど、爆睡できるのは、バッハなの。
バッハのコンサートは絶対行けないなあ。
一度寝たら朝迄ぐっすり。
看護師さんに、
「深夜も見回りに来られるんですか?」と聞くと「来るよ~」
「私ちっとも知らないです」
「そうやろね、抱き枕に抱きついて、よう寝てはるもん」あーれー、お恥ずかしい。
そんな私が、午前3時に目が覚めた。何だか顔の左半分が、モーレツに痒い。
鏡を見ると、顔半分が、腫れ上がっていて、痒くてたまらない。
真夜中に洗顔して、夜が明けるのを待つ。
午前6時バイタルチェックに来た看護師さんが、
「きゃー、その顔どうしたん?」
「えーっと、特に何かした記憶は無いんですけど、痒くて痒くて、顔洗いました」
「先生に言うとくね、もうちょっと辛抱してや」
「あい」
すると、「皮膚科です」「眼科です」とお初の先生が、やって来て、腕組みして
「どうしたんやろなあ?手術して何日目?」えとえと、、、と数えていたら、ナースが、6日目です!
皮膚科の先生「まず眼科やろ、午後にみたって」と去り、午後車椅子で眼科へ。
カルテが回っているようで、車椅子で待つ。
ようやく呼ばれて、眼圧の検査や視力検査。
悪い目が、1.0で、どうもない目が、0.9やて😥
若い先生も、腕組みして「何やろなあ?」
隣の先生が、カーテンから、頭だけ出して、
「ヘルペスちゃうかあ?」
いやんいやん、私6歳頃ヘルペスにかかり、極道の女みたいにさらしを巻いてたの。ヘルペス菌は、体内に残り、何かの拍子に暴れるんだとか。
ここで、一気に薬が増えた。1日4回点眼二種類、飲み薬、でも、まだ痒いのは止まらない。
看護師さんが、アイスノン持ってきてくれて、顔半分を冷やす。
それでなくても忙しい入院生活なのに、点眼追加、薬追加、かいいの追加でも、リハビリには行かなあかん。
過労で倒れそうやわ、あ、今ベッドの中で書いてるから、倒れてるんやわ。