土曜日なのに、いつもの混雑のない談話室です。
台風やからね。
病室では、外の景色は見えないけど、談話室は、総ガラス張りで、真ん前に(生駒山)が見える。
我が家からは、山なぞ見えないので、暫し見とれていた。
何せ、人口十万に満たない山間地で成長したものだから、山を見ると、ちょっと感激する。
この後、空が段々暗くなって行った。生駒山も霧に隠れてしまった。
ぼーっと見ていると、いつの間にかお隣に上品な女性が座っておられた。
お互い同じシューズを履いているのは、同病なのだな。
「これから雨が強くなりますかしら?」
と、おっしゃるので、
「どうでしょう、山が段々見えにくくなるので、そうかもしれませんね」
なんて、話していたら?オタクも?外反母趾の手術なの?
はい、決心して、こんな遠い病院に来た甲斐がありました。
三週間で退院と聞いてますから、早く帰りたいです、と言うと、
あら、、、わたし9月のアタマに手術したのだけれど、まだ、退院許可がでないの、もう40日ちょっとになるかしら。
え、ええええ、何故なんですか?
年を取ると傷口が、塞がらなくってね、回復力がないのよ。
ま、マジですか!いやー、それは参りましたね。
あなたは、まだお若いから、三週間で帰れるわよ。
と励ましてくださったけど、どう見ても同じ年、且つ、私みたいにレンタルの病院着ではなくて、品質のよさそうな、ジャージのズボンに、マリンブルーのニットを着ておられる。
相部屋のお隣の方は、やはり外反母趾で入院して来られたんだけど、ベッドから落ちて!大腿骨骨折して、寝たきりなのだとか。
ほんまにあるんや、、、、
大変ですね、お互い1日でも早い退院許可貰えますよう、祈りますわ~とお別れした。
40日だって、、、三週間でも嫌なのに、それ以上はいたくないよお😰