今日も、楽しくいつもの公園をとことこ歩いていたら、遠くから、大きなワンコが歩いて来たのさ。
ボクチンは、一瞬で逃げようと思ったのに、ママったら、ずんずん近づいて行くんだもの、怖いよ。
でも、お顔はとっても優しいんだよ。
歩くのも、ボクチンみたいに、チョコマカしてないよ。ゆ~っくり、ゆ~っくり歩いて、ボクチンの方に来るんだぜ。
「お、お母ちゃん、ボクチンのこと、『餌』だと思われるかもしらんから、逃げようよ」と犬語で言ってみたけど、ママは、犬が大好きなもんだから、ずいずい近づいて行くんだぜ。ボクチンのハートは、多分300位拍動していた筈。
「ステキですね」
「あら、ありがとうございます。この公園初めて来たんですが、綺麗ですね」
「もう少し早ければ、つつじももっときれいですし、桜も満開になれば綺麗ですよ。生憎今年はお花見自粛ですけどねえ」
なんて呑気な会話をしているママ達。その間も白いクマさんみたいなのが、ボクチンの方へゆっくり歩いてくるんだぜ。
ママが「ワタシ、ホンモノのサモエド見たのは初めてです。できたら、うちのダックスとツーショット撮っていいですか?」
いやんいやん、ボクチン噛まれるかもしらやんか(泣)なので、意地でも一歩も動かなかったら、サモエド君の飼い主さんが
「あ、ワタシがダックスちゃんのリード持ちましょうか」「ありがとうございます。フク早くそばに行きなさい」
いやいやいやいや、怖いでち、お顔でっかいでち~~。
サモエド君の飼い主さん、ボクチンのリードそんなに引っ張ると、喉がげええってなるでつ~~いや~~ん、わんわん。
ボクチンは尻尾をしっかり丸めて、オトコのシンボルは守りましたけど、もんのすごく疲れちまった。
サモエド君は、70キロあるんだそうだ(@_@;)
一日に1200gの生肉を食べ、個室を持ち、そこは3月からクーラーを入れて、通年21度にセットしてあるんだとか。
ボクチンなんて、暑い時はへえへえ言うてるのに、サモエド君は21度でヒエヒエで過ごしているらしい、羨ましいなあ。
「又会えたらいいですね」と挨拶して別れたんだけど、ボクチンは、会えなくてもいいよ。いや、案外優しいみたいだったから、今度こそは、ボクチンから「やあ!」て挨拶してみたいな、ちょっと怖いけど。