すっかり「歯医者のドリフターズ」となった私は、良い歯医者を求めてうろつくのであった(ネットでね)
脳内には「ドリフターズ」の名曲が、プカプカ沸いてきて、それをBGMにして、ネットサーフィン三昧であった。
The Drifters / Under The Boardwalk 渚のボードウォーク / ザ・ドリフターズ
悩んでいても、治らないし、それどころかどんどん進行していく(ような気がする)
思い切って、一番近くの、歯医者に飛び込んだ。
歯医者を変える度に家から近くなるってね、不思議だ。
そもそも、最初のA先生は「セレックシステムでその日の内に治療が完了します」のうたい文句に魅かれたんだもの。
まあ、それは私の見誤りかもしらん。なので、もうそこら辺、つまり「いっちゃん近い、近所のおば様方からは、『あこだけは止めとき』と言われる歯医者」に行った。
もうヤケクソだった。
覚悟して行ったものの、先生は愛想よくて、低姿勢。なーんだ、これで良かったんだと、今迄の惨状をお伝えして、レントゲンを撮る。
先生の意見「全ての歯の根っこが虫歯になっています。
ブリッジはどうする事もできないので、インプラントか入れ歯になります。
前歯のジルコニアは、刺し込む方向が若干ゆがんでいるので、そのうち外れます。これは全てやり直ししか方法が無い。
インプラントは、支柱はいいのですが、被せをかなり無理な形にしてあるので、いずれ割れるでしょう」
と、診察台から、転げ落ちるような絶望的な診断だった・・・・
インプラントのフィルムを見せてもらう。
歯の根っこって、唇の中心に向かって「やや斜め」に生えているのに、奥のインプラント2本だけ「知らんぷり」しているように、真っ直ぐ立ててある。
ので、隣の自分の歯との間に「三角のスキマ」があるので、そこを「ツライチ」にしようとしたのか、被せの形が「孫悟空のキントウン」みたいに、隣に張り出した形に作ってあった。
んもぉ~A先生ったらぁ~(プンプン!)なんぼ貢いだと思ってらっしゃるのん。ホストにはまって裏切られた気分である。
留めの一発は「歯周病も進行しています。そちらの治療も必要です」
「私、ちゃんと歯磨きしていますし、3か月に一度のデンタルチェックも欠かさず行ってたのですけどね」
「歯磨きで取れるのは『歯垢』だけです。「歯石」は医者しか取れません」
あ、そ。。。っちゅう事は、毎食後歯磨きしても、アカンっちゅう事ですね・へ~~ほ~~。
「それでは、奥歯の治療から行きますけど、当院では、他院でのインプラントの施術はしません。インプラントが悪くなったら、入れた所で治療して下さい」
あ、もーーー「この一言」で、どれだけ「がっくり」したか。
よろよろと帰宅したら、家族から、
ほれ見たことかみたいな顔をされ「要するに、なんぼ歯磨きしても、せえへんでもなる時はなるし、なれへん時はなれへんのやで」と禅問答みたいな事を言われ、ますます落ち込む私。
それでもフクを連れて、よろよろとお散歩に行ったら、ダイちゃんに会った。
フク大喜び、ダイちゃんママに「これこれで歯医者で難儀してますねん」と言ったら、
「まあ、それじゃ私の主治医紹介したげるわ。ええ先生やで。私30年通てるねん」とその場で電話をして下さり、予約もして下さった。
まあありがとうございますと米つきバッタのようにお辞儀をして帰ったのだけど、、、その病院(K病院)は、バスを乗り継いで、約一時間かかる所にあるのであるorz・・・・
(追記)ダイちゃんに再び会った時、「紹介して下さったK先生って、遠いんですね。バス乗り継いで行かれるんですか?」とお尋ねしたら、眼をぱちくりと開けて
「え~?タクシーやで。タクシーですぐやんか」って、、(つд⊂)エーン 私そんなお金モチちゃうわ。ダイちゃんとこ、家計に余裕があるのん忘れとったぁ。