いつもお散歩に行く公園の遊歩道は「基本自転車乗り入れ禁止」である。
公園の入り口には「バリカー」があり、そこに「自転車侵入禁止」と書いてあるのである。
その下に「自転車で公園に来られた方は、所定の自転車置き場に駐輪して下さい」と書いてある。
しかし、きょうび、そんな警告を守るような輩は皆無である。
老いも若きも小学生も、そこらに自転車を置いて、この遊歩道でボールを蹴って遊んでいるのである。
「ボールで遊ばない。大声で騒ぎ立てない」という立札があるにも関わらず・だ。
規則は守らないといけないと習った私には、こいつらの態度が解せない。
最近は、注意した方が痛い目に合うとか、重ねて「何故直接注意したの?110番すれば良かったじゃないの」なんて言われる世の中だ。
遊歩道に平気で自転車を林立させて、歩行の妨げになっているなぞつゆ知らずな輩の多い事。
皆日本語分かれへんのやろねと思うようにしている。
さて、今日の画像は以前の使い回しなんだけど、今日の公園は、ヤンママ、ベビタン、おこちゃま、小学生と賑やかであった。そして、蒸し暑い。空からすぐにでも雨粒が落ちてきそうな嫌な空だ。
そこをフクととぼとぼ歩いていた。
フクも蒸し蒸しが嫌かして、足取りが重い。するすると伸びるロングリードがどんどん伸びる。
背後から、「今日はやだなあ、歩きたくないなあ」と、とぼとぼ連いて来る様子が分かる。
私は、いつも手鏡をバッグに忍ばせている。フクが後ろを歩いていて、何か食べたら怒っちゃろと、時々取り出しては、フクの様子をチェックしているのである。
で、鏡を取り出して、フクを見ると、かなり後ろを歩いているので、リードを巻き取りながら、
「フクさっさと歩いてよ」と声かけたのと、「危ないやんか!」というだみ声が聞こえたのと同時だった。
はっと見上げると、推定100歳位のじーさん(うーんっと、100歳はいってないかもしれない)が、自転車に乗って、私を睨んでいる。
どうやらフクが邪魔で通り抜けられないのに、イライラしているらしい。
「あ、どうもすみません」と軽く謝りながら、フクを引き寄せたら、
「気いつけて散歩させえ~!」と怒鳴られた・・・・・
「そっちこそ、ここは自転車走行禁止なのを知らんのか、くそじじい!!」と言っちゃった・・・
「何やて~!!」
ここで、私が進撃の巨人みたいなチカラモチだったら、こんなじいさんの自転車を蹴っ飛ばして、じいさんを川の中に投げ込んでやるんだけどな。
ああ、クヤシイ。でも、これ以上相手にしたら、マジ喧嘩になりそうで、聞こえないふりをして歩いていった。はらわたは煮えくり返る。そもそもここは自転車は押してくださいと書いてある遊歩道なのだ。
それを誰も注意しないのをいい事に、自転車に乗ったまま、通り過ぎようなんて、ムシが良すぎる。ついでに、年上は尊敬しなくちゃいけないけれど、見も知らぬ人間に、いきなり「罵声を浴びせる」なんて、おかしかないかい?
今日はほんまに気分の悪い日だ。