だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

盲腸の手術今昔

2024年05月05日 | 病気あれこれ
私がしたのは、かれこれ半世紀以上前。高校の運動会の時、行進していたら、右足を上げる度に付け根が痛い。
でも、何とか乗り切って、芝生の上に座り込んだ。

保健の先生が「どうしたの?」「ちょっと・・お腹が(多分便秘)」
「あら、大変どうしましょ」あっと言う間に先生方が集まり、真ん前が「済生会病院」なので、そこへ担ぎ込もうと決定。

こうなると「便秘です」なんて乙女は言えないのよ。

運動会だから、勿論日曜日。病院はシーンとしている。

奥の廊下から、出川テツローみたいなおっさんが「どうしたんじゃ?」
担任が事情を話すと、「診察しよか」とお腹をぐいぐい押す。で、一か所飛び上がる程痛いトコがあって「先生、痛いです」と小さな声で言ったら、「あ、モーチョーやな。今すぐ切ろう」

ええええ、私体操服なのに・・あれよあれよと術着に着替えさせられて、海老みたいに真ん丸になって麻酔。
下半身麻酔である。私はどうも、腰椎のどことかが狭いかして、麻酔の痛みでのけぞって、めちゃ怒られた。

「センセー、白血球正常ですよ~」と看護婦さんが来たけれど、「ええい、もう麻酔したから切ってまえ」てな事で切りました。

人の体ってさ、特に消化器って1本の管だったんだなと思ったのが、盲腸を切る為にちょと外へ引っ張り出したら、喉が下へ引っ張られて、「うげげ」となったから。

学校が真ん前だから、友達が毎日来る。そして笑わせる。傷口の痛い事。
「笑わさんでよ~。痛いよぉ~」と泣き笑いしたものだ。

それを覚えているので、娘の時は「笑わせたらアカン」と思って、面会に行っても、至極マジメな顔をして、用件だけで帰る。

でもさ、最近のモーチョーって全身麻酔だって。そりゃラクだわ。帰ってきたら聞いてみよっと(;^_^A