だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

どもこもなりまへん

2024年05月01日 | 日々の暮らし
今年の我が家は「天中殺のど真ん中」のようだ。

まず年末息子がコロナにかかり、それが私に移って、最後に娘に移った。医者は正月でどこも開いていない。

次々とダウンはするも、正月明けには、3人とも小康状態となった。

二人は、若いからそれで済んだけれど、今度は私の顔が腫れてきて「シンゴジラのおばさん」みたいになり、皮膚科へ。「アレルギーですね」と薬を処方される。

顔は一度荒れ出したら、治るのに一か月はかかる。その間せっせと薬を飲んでいた。

4月半ば歯が痛くなり、これは、いつも行っている先生、飛び込みなのに、治してくれた。

4月終わり、1か月に1度お薬貰う内科に行く。その時は、正月以来左の鼻水が絶え間なく沸く泉のようで(実際は、エライコッチャでして)先生に言うと
「耳鼻科へ行け~」と言われ、その足で耳鼻科へ。ここでも「アレルギーですね」と言われお薬処方。ついでに、アレルギー検査をしてもらう。

結果を聞きに再診すると、先生が「アレルゲン0ですよ。何故でしょうねえ」
私に聞かれても~。

で、頭の周りをぐるりと回るCTを撮ったら、まあ、見事に左半分のガイコツの空洞の中が何かの液で埋まっていた。それは「ほっぺた、目と目の間を突き抜けて、オデコのすぐ下までびっちり・・・・蓄膿症だって・・・

「これは・・・ちょっと・・・念の為に呼吸器疾患の専門医に紹介状書きますので、行って下さい」との事。

鼻ずるずるなのに、ナンデ呼吸器やねん!ともうお札に羽が生えて行くのが辛くて、重い足取りで呼吸器センターへ行く。

そこでも、胸のレントゲンを撮り、大きな筒の中に入り、待合で暫く待つ。

若い先生が「胸はどうも無いですよ。綺麗ですよ」と言うのでほっとしたら、
「でもねえ・・・・」と私の輪切りの写真を見せて、
「どうも、心臓の弁が石灰化しているようです。これはすぐに労災に行って下さい」

はぁ?弁が石灰化?なんで?どうやって心臓の中に石灰ができるん?と、ハテナマーク一杯ではあったが、いちいち説明してくれるような先生じゃありまへん。

そこで、労災と電話で話して、「5月2日朝9時半に来い」と紹介状を貰った。やれやれ。弁の石灰化なんて、自覚症状も無いし、たまたま鼻水だらだらになっただけなのに、ナンデ?

娘が「大丈夫労災なら近いから、オネが毎日通っちゃるから」と頼もしいお言葉。

そのオネが4月29日の夜「お母さん、お腹痛い」と言う。娘は産まれて以来、内科には予防接種以外かかった事が無い「猛者」なのに、それが「痛い」と言うのだから、相当痛いのだろう。その日は鎮痛剤飲んで寝た。

翌日(4月30日)「オネエチャン、おはよ、まだお腹痛いの?」
「痛い。昨日晩にも鎮痛剤飲んだけど、あんまり効かへん」と「弱った平家蟹」みたいな顔をしている。

こりゃただの腹痛じゃなくて何かあるなあと思いつつ、頭を巡らせて、

「ひょとすると、『盲腸』かもね」すると、今迄の母の誤診で懲りているので、「マジか・・」と信用していない様子。

それでも痛みがどんどん増して、どもこもならぬとなって、息子カーで、予約無しではあるが、労災へ飛び込んだ。我が家から15分位。

労災はだだ混みだったらしい、当たり前だ、GWの真っ只中の3日間だもの、町医者は、2週間位休むんだもの。よくぞ開けてくださったと、フクを撫でながら安堵したのだ。

朝9時に行って、息子はすぐ帰宅「物凄く混んでるから、時間かかるらしい」

昼になっても連絡が無い。午後2時頃漸く電話があって「モーチョーやて」

「ほらほらほらほら、オカンの感当たったやんか」

「それがな、今手術室空いてるから、今からするから、誓約書にサイン書いてって」

「書いたらええやん」

「それが、親か兄弟とか血の繋がった人でないとアカンねんて。来れる?」

「行く行く、今すぐタクシー呼ぶわ」

「何分で来れる?」「うーんっと早くて15分かな~」

「あ、先生来た。ちょっと待ってね」

「先生が5分~10分で来られんかなて言うてはる」
「んな無茶な。でも、今タクシー呼んだから、成るべく早く行くから」

「あ~~」「どしたん??」「ストレッチャー乗せられた、もう手術やて」
「まあ・・・・」と言う事で、駆けつけた時にはもう手術が始まっていた。

待合の椅子に座り込んで、息を整えていたら、看護師さんが、
「ご苦労様です。今手術中ですので、テレコになりますが『宣誓書』書いてもらえますか?」だって・・・・

で、手術は無事終わったんだけど、相当ひどい状態だったので、緊急手術になった。あんなになる迄良く我慢をしてらっしゃいましたよ」と言われた。

お話があるので、とりあえずお待ち下さいと言われ、面会所で待つ。

時刻はもう5時、面会所は私一人。娘も大変だったろうけど、私も疲れた。

朝からドキドキしてて、2時には手術、着替えを持って飛んで行く。
フクは右往左往、私の後を付いて回る。



オネチャン、何処行ったですか?と心配そうな顔(どんな顔だ!?)

6時、面会室に残っている私を見つけて、看護師さんが「まあまあ、ご苦労様です。もう手術終わって病室に行かれてますよ。話も出来る状態です」

「ええ!良かったです。ありがとうございます。で、会えますか?」
「ダメです。面会時間過ぎてますし」やて。。。

で、又タクシーで帰宅して、夜は息子と、娘がいつもストックしているスープと冷凍餃子で済ました。

ああ、シンクの中は朝のまんま、洗濯機も脱いだ服そのまんま、家事全般係がいないと、たった一日でこの有様。明日からどうしたらいいんだろう。

え?私がやるの(-"-)
はっ、明日は私が循環器科に行く日やんか。で、私迄入院となると、息子君どうするかね。

たった3人で商売と家事を回している我が家、一人欠けても、こんなに大変なんだなあ。。。。ああああ、腰痛が痛い( ノД`)シクシク…