アップする日付を間違えてたので、一日戻しています(ゴメンネ)
多分退院迄一日フリータイム?が設けてあるのは、術後急変するやもしれぬという事態に陥るやもしれぬと言う用心からかな~なんて、夕ご飯を美味しく食べて、テレビを見ていたら、
午後8時頃、ブラックジャックが月光仮面のように現れたのである。
きゃ!先生、ノックするとかしてよ、私が全裸だったら、どうするのさ!と思ったけれど、
元々さらけ出していたんだから、なんちゅう事もないわな。
マジメな顔で「ちょっとステーション迄来てくれませんか?」
「は、分かりました」と後ろを追いかけると、一つのブースみたいな所に招かれて、先生と対面に座った。
で、ここで、手術の様子のDVDを見せてもろたんである。
「先生!写真撮っていいですか?」と聞いたら、無表情で「あ・・いいですよ」と言ってもらったので、昨日の血管の静止画が撮れたのだ。
これは本来は、動画で、先生が操縦するカテーテルがうねうねと血管内に入って行く所が分かる。
そして「ここ、ここでね、シャント入れたんですよ。ばっちりですよ」と目を輝かせて説明して下さる。
「ここはね、ほら、石灰化してるでしょ。この白い所をドリルで砕いて行ったんですよ~」ドンナモンダイてな、お鼻がぐぐ~んと伸びそうな嬉しそうなお声(;^_^A
成程、私の心臓の血管なんて、きっと中細毛糸位しか無いだろうに、37inのテレビに大写しになっていて、その中を、ホタルみたいな黒い削岩機がうねうねと削って行くのが、もんの凄くおもろい(私にはね・・・
先生も、会心の出来だったようで、いつもは口数が少ないのに、喋る喋る(;^_^A
「先生このドリルはAIが動かしているんですか?」
「ん?ちゃうよ、ボクが手元で動かしてるんだよ」「はぁ、ほんまでっか・・」
きっとゲームとか好きなんだろうな~。実に器用にあちこち削って、血管内が高校野球児の頭みたいに綺麗になって行く。ほんま、この位大きいければおもろいけど、何せホンモノは中細毛糸位だものね。
それをしっかり砕いて、進んで行く様はトンネル掘るのやら、道路工事のはつりやらと大差ない。
それがヒトの体の、いっちゃん大事な心臓の上で行われているなんて、凄い時代になったもんだ。
一通り見て「mioさんの家系は、心臓病の人は居てるんかな?」
「はいっ、父も、祖母も曾祖母も曾祖父も皆あっと言う間にあの世にいきました。それも60歳前後で、なので、私も若い頃から長生きできないだろうと覚悟していました。
それがこんなに生きられるとは思っていませんでした。もう明日死んでも悔いは無いです」
「何言うてんねん。折角綺麗にしたのに、長生きしなきゃダメですよっめっ!」と又あの綺麗なお目目で真剣に説教して下さる先生。
熱血先生なのだろうなあ・・・ほんとこの先生と邂逅できたのは、私の人生で一番の喜びだ。でも、そのうち何処かに転勤されるんだろうなあ。
多分退院迄一日フリータイム?が設けてあるのは、術後急変するやもしれぬという事態に陥るやもしれぬと言う用心からかな~なんて、夕ご飯を美味しく食べて、テレビを見ていたら、
午後8時頃、ブラックジャックが月光仮面のように現れたのである。
きゃ!先生、ノックするとかしてよ、私が全裸だったら、どうするのさ!と思ったけれど、
元々さらけ出していたんだから、なんちゅう事もないわな。
マジメな顔で「ちょっとステーション迄来てくれませんか?」
「は、分かりました」と後ろを追いかけると、一つのブースみたいな所に招かれて、先生と対面に座った。
で、ここで、手術の様子のDVDを見せてもろたんである。
「先生!写真撮っていいですか?」と聞いたら、無表情で「あ・・いいですよ」と言ってもらったので、昨日の血管の静止画が撮れたのだ。
これは本来は、動画で、先生が操縦するカテーテルがうねうねと血管内に入って行く所が分かる。
そして「ここ、ここでね、シャント入れたんですよ。ばっちりですよ」と目を輝かせて説明して下さる。
「ここはね、ほら、石灰化してるでしょ。この白い所をドリルで砕いて行ったんですよ~」ドンナモンダイてな、お鼻がぐぐ~んと伸びそうな嬉しそうなお声(;^_^A
成程、私の心臓の血管なんて、きっと中細毛糸位しか無いだろうに、37inのテレビに大写しになっていて、その中を、ホタルみたいな黒い削岩機がうねうねと削って行くのが、もんの凄くおもろい(私にはね・・・
先生も、会心の出来だったようで、いつもは口数が少ないのに、喋る喋る(;^_^A
「先生このドリルはAIが動かしているんですか?」
「ん?ちゃうよ、ボクが手元で動かしてるんだよ」「はぁ、ほんまでっか・・」
きっとゲームとか好きなんだろうな~。実に器用にあちこち削って、血管内が高校野球児の頭みたいに綺麗になって行く。ほんま、この位大きいければおもろいけど、何せホンモノは中細毛糸位だものね。
それをしっかり砕いて、進んで行く様はトンネル掘るのやら、道路工事のはつりやらと大差ない。
それがヒトの体の、いっちゃん大事な心臓の上で行われているなんて、凄い時代になったもんだ。
一通り見て「mioさんの家系は、心臓病の人は居てるんかな?」
「はいっ、父も、祖母も曾祖母も曾祖父も皆あっと言う間にあの世にいきました。それも60歳前後で、なので、私も若い頃から長生きできないだろうと覚悟していました。
それがこんなに生きられるとは思っていませんでした。もう明日死んでも悔いは無いです」
「何言うてんねん。折角綺麗にしたのに、長生きしなきゃダメですよっめっ!」と又あの綺麗なお目目で真剣に説教して下さる先生。
熱血先生なのだろうなあ・・・ほんとこの先生と邂逅できたのは、私の人生で一番の喜びだ。でも、そのうち何処かに転勤されるんだろうなあ。