お散歩仲間は、殆どが、私より高齢で、高齢の方って、手仕事なら何でも出来る人が多い。
昔は「ユニクロ」も「シマムラ」もなかったからね。着物も縫うし、洋裁もする。編み物だって、ちゃっちゃと作って来られる。
どれもこれも、自分の体にフィットしていて、今時の風呂敷みたいなニットとは段違い、きちんと肩幅もあり、着丈もそれなりに長く、どうかしたら、編んでいる途中で、大きい過ぎたと思ったら、御主人に着せるのだそうだ。
でも、あの年になったら、男も女も無いようで、大体「灰色系」なので、どっちが着ても違和感が無い。
冬になれば、帽子を編んで、手袋も編んで、夏は刺し子をして、「ウンチバッグ」にしてと昔の女子は手仕事を趣味ではなく義務でしていたんだろうなあと感心する。
勿論マスクも手作りである。
それは上品な無地柄であって、間違っても私が作る「ドクロ柄」ではないw
去年だったか、靴下を5足位編んで(私の事だから、ど派手な横縞)どれでもどうぞと言ったら、いっちゃん地味な灰色のシマシマ模様を選ばれた。
まあ、サイズ的には、私には「ぶかぶか」に作ってあるので「もっともっと如何ですか?」と言ったら、言いにくそうに
「うーん、、、みな派手やからなあ、近所に何て言われるか分かれへんしなあ」と言われ、そこで漸く「年相応のカラーで作らなアカン」と気づいた鈍感なワタクシ・・・
今、毛糸を触ると、汗ばむので、ちょっと前からレース編みを始めた。そこで、あれこれ編んでみて、発見した編み方で編んだ半円形のポンポン?直径10センチ。
レース糸が10g巻だったので、これ以上大きく出来ないけど、糸さえあれば、無限に大きくできる。
ま、編み方の練習で編んだんだから、これはこれで、ここで終わりにしましょかね。あ、これ、興味持って貰えるかなと昨日のお散歩の時ジップロックに入れて公園に行った。
遠くにMさんが見える。フクはMさんから「ササミの薄切り」を貰うのを楽しみにしているので、姿を見かけると脱兎のごとく走って行く。
まずオヤツを貰い、その後、Mさんの「本日の出来事」を頷きながら聞く。
御主人が、とうとう介護がいるようになったので、土曜日から体験しに行くとか・・・腰と膝が痛いから整体に行ったとか、年寄ならではのお話満載。
主人と二人暮しだと誰も聞いてくれないのだろうなあと、頷きながら拝聴する。
で、話が途切れた時、「私ね、毛糸は暑いのでレース編みに変更したんですけど、まだ糸始末してないんですけど、ちょっと変わった編み方をしてみたんですよ。どうでしょうか?」とバッグの中から出したら、
手に取って、しげしげと見て「・・・・で、これどうするの?」
「あ、レース糸が10gだったので、これ以上大きく出来ないんですよ」
「大きくしてどうすんの?」
「・・・・んん?飾る?」
すると、「しょーもな・・」みたいな顔で「そうかいな。何かにできるかと思ったのに、飾るだけかいな」だそうで。
うん、飾るだけ。でも面白い編み方だとおもいませんか?
そうかなあ・・・・
成程「生活必需品」でないと洋裁も編み物も興味無いのだなと、心の中で「ガックリ度100%」で、おいとましたのであったチャンチャン・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます