今日は『議会開設記念日』だそうです。
1890(明治23)年の今日、近代的な立憲主義に基づいて草案された日本初の憲法「大日本帝国憲法」が施行されました。
これを受けて、日本初の帝国議会が開かれたことを記念して制定されました。
さらに、今年2020年は議会開設130周年にあたり、今日は式典も行われているそうです。
テレビでもしょっちゅう映りますから、国会議事堂を知らないという日本人はそうそういないんじゃないかと思いますが、この国会議事堂(東京都千代田区永田町にある)は1936(昭和11)年完成の建物です。
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では1890年の帝国議会始まりからそれまでの間、どこで議会をしていたかといえば、現在の東京都千代田区霞ヶ関に建てられた仮の議事堂で行っていました。
遡ること明治14(1881)年、明治天皇が「明治23年に国会を開く」と宣言しました。
そこで、明治19年(1886)年には海外から技術者を呼んで建築に着手する予定でしたが、なにぶん金も時間もかかる話、帝国議会開設に間に合いません。
なのでひとまず、仮議事堂を建築することになりました。
ところが木造洋風2階建のこの仮議事堂、明治23(1890)年11月に完成したばかりだというのに、翌年1月に漏電で焼失。
明治24年(1891)年10月に焼け跡に建て直された2代目仮議事堂も、大正14(1925)年9月に業者の不始末で焼失。
なんか...ドンマイ。
3代目仮議事堂は、2代目と同じ規模の建物ながら、不眠不休の工事によって80日あまりで再建されたそうです。
すげえ! 頑張った!
そしてこの3代目仮議事堂は無事、現在の国会議事堂が完成するまで使用されました。
これぞ三度目の正直(笑)!!
ちなみに、現在の国会議事堂は手を加えられすぎて設計者が特定できず、デザインモチーフも謎なままなんだそうです。
マジですか(笑)