キヤノンは、光学12倍ズームレンズを搭載し、光学手ブレ補正と高感度撮影に対応したデジタルカメラ「PowerShot S3 IS」を27日から発売する。キヤノンの高倍率ズーム機の定番カメラで、米国で2月に開催されたカメライベント「PMA 2006」で出展されていたものが、国内で正式に発表されたことになる。価格はオープン、実売想定価格は55,000円前後。
レンズはこれまで通り35mm判換算で36~432mmの焦点距離をカバーする光学12倍ズームレンズを搭載。非球面レンズ1枚を含む9群11枚構成のレンズで、F値はF2.7~F3.5、撮影距離は通常時50(W)/90(T)cm~∞、マクロ時10~50cm、スーパーマクロ時0~10cmというスペックも変わらない。USM(ウルトラソニックズーム)によるなめらかで静かなズーミング、レンズシフト式の手ブレ補正も従来通り搭載している。
手ブレ補正に加えて、高感度撮影に対応したことで被写体ブレにも強く、前モデルのS2 ISがISO400までの対応だったところ、ISO800までサポート。この春のIXY DIGITAL / PowerShotシリーズと同様、「高感度オート」が追加され、状況に応じてISO800まで自動で増感される。
撮像素子は有効画素数600万画素の1/2.5型CCDに変更された。映像エンジンはこれまで通りDIGIC II。背面の液晶モニタは角度を自由に変更できるバリアングルタイプで、画素数こそ11.5万画素と変わらないが、1.8型から2.0型に大型化している。ファインダーは電子ビューファインダーで、0.33型・約11.5万画素。
VGA・30fpsのなめらかな動画撮影と、1ボタンで動画撮影ができるムービーボタンも継続され、背面のボタン類など操作性には大きな変更はないが、これまでの測光/JUMPボタンがISO/JUMPボタンに変更されるなど、一部変更も加えられた。
そのほか、AF性能の向上と連写間AFにより動きのある被写体の連写に最適なスポーツモードを始めとするシーンモード、シャッタースピード優先/絞り優先/マニュアル露出のマニュアル撮影対応など、多彩な撮影に対応する。
撮影機能としては、シャッタースピードが15秒~1/3200秒、ISO感度がオート / 高感度オート / ISO80 / 100 / 200 / 400 / 800、ホワイトバランスがオート / 太陽光 / くもり / 電球 / 蛍光灯 / 蛍光灯H / ストロボ / マニュアル。記録媒体はSDメモリーカード/MMC。バッテリは単3形乾電池で、ニッケル水素充電池の場合で約550枚(CIPA準拠)の撮影が可能。アルカリ乾電池にも対応し、その場合は約110枚(同)。本体サイズは113.4(W)×78(H)×75.5(D)mmで、重量は約416g(本体のみ)。
キヤノン、光学12倍+高感度でブレを防ぐ「PowerShot S3 IS」 MYCOM PC WEB
500万画素のPowerShot S2 ISから600万画素になり、液晶モニタもやや大きくなったが、あまり大幅な進化という印象はない。それよりも何よりも今まで2代続いたシルバーボディからブラックボディに変わったのが一番大きな変更に思える。
最近はコンパクト機が高画素化して、手ブレ補正や高倍率の光学ズームを内蔵しているだけに、徐々に差が縮まっている。2インチ液晶モニタではやや時代遅れの感もあり、このクラスの優位性があまりなくなっている。
レンズはこれまで通り35mm判換算で36~432mmの焦点距離をカバーする光学12倍ズームレンズを搭載。非球面レンズ1枚を含む9群11枚構成のレンズで、F値はF2.7~F3.5、撮影距離は通常時50(W)/90(T)cm~∞、マクロ時10~50cm、スーパーマクロ時0~10cmというスペックも変わらない。USM(ウルトラソニックズーム)によるなめらかで静かなズーミング、レンズシフト式の手ブレ補正も従来通り搭載している。
手ブレ補正に加えて、高感度撮影に対応したことで被写体ブレにも強く、前モデルのS2 ISがISO400までの対応だったところ、ISO800までサポート。この春のIXY DIGITAL / PowerShotシリーズと同様、「高感度オート」が追加され、状況に応じてISO800まで自動で増感される。
撮像素子は有効画素数600万画素の1/2.5型CCDに変更された。映像エンジンはこれまで通りDIGIC II。背面の液晶モニタは角度を自由に変更できるバリアングルタイプで、画素数こそ11.5万画素と変わらないが、1.8型から2.0型に大型化している。ファインダーは電子ビューファインダーで、0.33型・約11.5万画素。
VGA・30fpsのなめらかな動画撮影と、1ボタンで動画撮影ができるムービーボタンも継続され、背面のボタン類など操作性には大きな変更はないが、これまでの測光/JUMPボタンがISO/JUMPボタンに変更されるなど、一部変更も加えられた。
そのほか、AF性能の向上と連写間AFにより動きのある被写体の連写に最適なスポーツモードを始めとするシーンモード、シャッタースピード優先/絞り優先/マニュアル露出のマニュアル撮影対応など、多彩な撮影に対応する。
撮影機能としては、シャッタースピードが15秒~1/3200秒、ISO感度がオート / 高感度オート / ISO80 / 100 / 200 / 400 / 800、ホワイトバランスがオート / 太陽光 / くもり / 電球 / 蛍光灯 / 蛍光灯H / ストロボ / マニュアル。記録媒体はSDメモリーカード/MMC。バッテリは単3形乾電池で、ニッケル水素充電池の場合で約550枚(CIPA準拠)の撮影が可能。アルカリ乾電池にも対応し、その場合は約110枚(同)。本体サイズは113.4(W)×78(H)×75.5(D)mmで、重量は約416g(本体のみ)。
キヤノン、光学12倍+高感度でブレを防ぐ「PowerShot S3 IS」 MYCOM PC WEB
500万画素のPowerShot S2 ISから600万画素になり、液晶モニタもやや大きくなったが、あまり大幅な進化という印象はない。それよりも何よりも今まで2代続いたシルバーボディからブラックボディに変わったのが一番大きな変更に思える。
最近はコンパクト機が高画素化して、手ブレ補正や高倍率の光学ズームを内蔵しているだけに、徐々に差が縮まっている。2インチ液晶モニタではやや時代遅れの感もあり、このクラスの優位性があまりなくなっている。