ドコモは、パナソニック モバイル製のデザインケータイこと「P701iD」が先週に引き続きトップ。シャープ製FOMAとして一時はトップも経験した「SH902i」は、今週もP701iDに競り負けて2位となった。
以下、細かく順位が入れ替わってはいるが大きな変化はなし。902iシリーズのランキングを改めて確認すると、SH902iに次いで「P902i」「D902i」「N902i」という順番になっている。N902iは先週6位から2つ順位を下げた。
auのランキングは「W41CA」がもはや“指定席”となっているトップを獲得。長期政権を築いており、なかなかその地位を脅かす端末が出てこない。2位は、アクティブなティーンをターゲットにしたとうたう「A5518SA」。先週3位から上昇しており、W41CAに挑むことになる。
逆に先週2位だった「W33SA」は、4位に後退した。4月1日にワンセグの本放送が始まっており、この後押しもあって順位を上げた可能性があるが、その影響がなくなってきたのだろうか。
ツーカーの首位は、こちらもトップ端末として“在位”期間の長いプリケーセット対応の「TK51」。先週はプリケーセット対応でない通常の「TK51」とワンツーフィニッシュを決めたが、今週その「TK51」は6位にまで落ちた。
代わって、というわけではないが2位、3位を続けて占めたのがプリケーセット対応の「TT51」と、対応でない「TT51」。ツーカーとしては初めてQVGA液晶を搭載した端末だ。
ボーダフォンは、上位2機種は変化なし。3G対応の音楽ケータイ「803T」が首位で、厚さ20ミリという薄型のPDC端末「V502T」が2位だ。この下に、“新星”が上昇してきた。
冒頭で紹介した904SHがそれで、初登場で3位にランクしている。ボーダフォンランキングはこのところ、「904T」「804SS」などの比較的ハイエンド端末が上位進出できずにいたが、904SHは別だったようだ。この勢いでトップに迫れるか、注目だ。
「904SH」いきなり上位進出――ドコモは「P701iD」がV2達成
DoCoMoのランキングは顔ぶれ的にはあまり変化がなくて、変わり映えしない。そんな中、FOMAらくらくホンⅡのF881iESが9位に入った。富士通は900シリーズも700シリーズも苦戦しているだけに、最近はらくらくホンの好調さばかりが目立つ。
auではW41CAの強さが際立っている。neonはデザインが人気だが、在庫不足が原因で伸び悩んでいるようだ。
ツーカーは顔ぶれはあまり変わらない印象だ。しかし、プリペイド端末がベスト10中に6機種と少しずつプリペイド路線に切り替わりつつある。
ボーダフォンは先週に引き続き東芝の1-2フィニッシュとなったが、904SH(写真)がいきなり3位に入った。V502Tは早くも品薄になりつつあり、今後順位を下げそうだ。
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NTTドコモ |
au |
ツーカー |
ボーダフォン |
1 | → | P701iD | → | W41CA | → | TK51(*) | → | 803T |
2 | → | SH902i | ↑ | A5518SA | ↑ | TT51(*) | → | V502T |
3 | → | P902i | ↑ | A5517T | ↑ | TT51 | new | 904SH |
4 | ↑ | D902i | ↓ | W33SA | ↑ | TK31(*) | → | V604SH |
5 | ↓ | N901iS | ↓ | W41S | ↑ | TK40(*) | ↓ | 903SH |
6 | ↑ | N702iD | ↓ | W41K | ↓ | TK51 | ↓ | 703SHf |
7 | → | N701i | → | W41SA | ↑ | TT41(*) | ↓ | V403SH |
8 | ↓ | N902i | → | W41H | ↓ | TK41 | → | 804SS |
9 | ↑ | F881iES | → | A5515K | ↓ | TS41 | ↓ | 804SH |
10 | ↓ | P901iS | → | neon | ↑ | TS41(*) | ↓ | 904T |
(*)表記は「プリケ―セット」対応端末
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