心なしか台風の風を感じます。
段畑
街に出た。
台風が気がかりで備蓄品の購入も兼ねていた。
秋が来たというのに相変わらず食欲も無く食べたいと思えないのが悲しい。
少し走ると段畑を望む 北海道の広大な農地は横に広がりを見せているが
山が海に迫る愛媛は土地が少なく「耕して天に至る」と形容される段畑が行なわれてきた。
上へ上へと海から石を積み上げて造った農地 全てが人力で農地を増やしている。
もうソロソロか 車から眺められる段畑は綺麗に草が抜かれていた。
北海道のジャガイモの収穫が終わると愛媛の段畑にジャガイモの種が植えられ早春には
早掘りジャガイモとして名高く 昼と夜の寒暖の差が美味しいジャガイモを育て
水はけの良い段畑は打って付けである。
機械の入らない農地 一つ一つ手作業で植えるので作業たるや大変な苦労があるが
狭い土地を逆手に取った農業の在り方のような気がする。
お年寄りは元気で身体で覚えた農業は世代を超えて繋がっている。