ランテーション・ベイ・リゾート&スパにはラグーンがある事でも知られている(写真13の案内図の薄い水色の部分で、左右下の海と繋がっている。濃い水色は真水のプール)。
ラグーンとは地形の一種である。ラテン語のlacuna「池、地面にあいた穴」がイタリア語を経て英語に入ったもので、現在では一般に2通りの意味で使われる。
形態
潟(かた)もしくは潟湖(せきこ) 湾が砂州(さす)によって外海から隔てられ湖沼化した地形。ただし完全に外海から隔てられたものはほとんどなく、ごく狭い海峡により外海とつながっているものが多い。
したがって、ラグーンは塩湖である。
日本では北海道のサロマ湖、秋田県の八郎潟などがラグーンにあたる。日本国外ではアメリカの東海岸やメキシコ湾岸、フランスの地中海沿岸やイタリアのアドリア海沿岸などにラグーンを見ることができる。
塩湖(えんこ)または塩水湖(えんすいこ)とは、塩水をたたえる湖のこと。淡水をたたえる湖である淡水湖と対になる。
陸に閉ざされた湖(内陸湖)の塩分(主成分は塩化ナトリウム)やその他塩類の濃度が通常の淡水湖よりも高くなった湖をいう。1 Lの湖水当たりの塩類の総イオン濃度が 3,000 mg(3 g)が塩湖と定義される基準となっており、狭義では、塩類の中でも塩化ナトリウムが主であるものを指す。塩湖には海水より塩分濃度がはるかに濃い湖もある。
広義では、河川と海水の流入によって水質に塩分を含むようになった汽水湖を含めて、「鹹湖」という名称を用いている。
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内陸湖が塩湖になるのは、塩分やミネラルをわずかに含んだ淡水が河川から流入するが、その出口がなく、水分は活発に蒸発するが溶け込んだ塩分はどこへも出て行けないために、水中の塩分濃度が濃くなることによる。言わば、海水がなぜ塩辛いのかと同じ理由である(もっとも海水の場合は、地球ができた時代に酸性の水だったものが、地殻を溶かして中和した事、今も僅かながら地殻を溶かしているという理由も大きい)。蒸発が活発であることが形成条件の一つであるため、乾燥・半乾燥地帯での分布が多い。
流入する水の量が蒸発する水の量より少ない場合、最終的に塩湖は消滅し、塩性湿地や、湖の跡のくぼ地に塩などの塩類堆積物が集まった塩類平原(プラヤ playa、アルカリ・フラット alkali flat、サブハ sabkha、ソルト・フラット salt flat、ソルト・パン salt pan)となる。逆に、流入する水の量が蒸発する水より多い場合は、やがて水は溢れ出し河川を形成し、いずれ淡水湖となる。外海が地殻変動により内陸湖となった場合も塩湖となるが、流入する水と蒸発する水の量の多少によって、消滅するか、塩湖の状態を維持するか、淡水湖となるかの、どれかとなる。
塩湖や塩類平原は天然の塩田として湖塩(こえん)が採取され、食塩などの生産に使われる。また、塩湖や塩性湿地の高い塩分濃度は、塩生植物など周囲にユニークな植物相や動物相を育む。
有名な塩湖
世界の大きな塩湖は、カスピ海、バルハシ湖、グレートソルト湖(面積順)があげられる。
世界一標高の高い塩湖はナムツォで、世界一低い場所にある塩湖は死海である。
カスピ海の北の低地にあるバスクンチャク湖は、8世紀以降塩の産出で栄え、シルクロードを通じ東西へ輸出された。今日でも、塩化ナトリウムの割合が 99.8 % という高い純度を誇るバスクンチャクの塩はロシアの塩の産出の 80 % を占め、年間 150 万トンから 500 万トンが採掘されている。
中華人民共和国の山西省運城市塩湖区にある「解州の塩池」は、規模こそ上記の塩湖とは比較にならない程小さいが、古来の、世が乱れた際に各政権が争奪した要地として知られている。
礁湖(しょうこ)
サンゴ礁によって形成される地形の一つであり、堡礁や環礁において、サンゴ礁や島嶼に囲まれた海域を指す。サンゴ礁の内側はもともと島嶼や陸地であったが、何らかの理由でその島嶼が海底に沈降したため、その部分が海域となったもの。
ラグーンとは地形の一種である。ラテン語のlacuna「池、地面にあいた穴」がイタリア語を経て英語に入ったもので、現在では一般に2通りの意味で使われる。
形態
潟(かた)もしくは潟湖(せきこ) 湾が砂州(さす)によって外海から隔てられ湖沼化した地形。ただし完全に外海から隔てられたものはほとんどなく、ごく狭い海峡により外海とつながっているものが多い。
したがって、ラグーンは塩湖である。
日本では北海道のサロマ湖、秋田県の八郎潟などがラグーンにあたる。日本国外ではアメリカの東海岸やメキシコ湾岸、フランスの地中海沿岸やイタリアのアドリア海沿岸などにラグーンを見ることができる。
塩湖(えんこ)または塩水湖(えんすいこ)とは、塩水をたたえる湖のこと。淡水をたたえる湖である淡水湖と対になる。
陸に閉ざされた湖(内陸湖)の塩分(主成分は塩化ナトリウム)やその他塩類の濃度が通常の淡水湖よりも高くなった湖をいう。1 Lの湖水当たりの塩類の総イオン濃度が 3,000 mg(3 g)が塩湖と定義される基準となっており、狭義では、塩類の中でも塩化ナトリウムが主であるものを指す。塩湖には海水より塩分濃度がはるかに濃い湖もある。
広義では、河川と海水の流入によって水質に塩分を含むようになった汽水湖を含めて、「鹹湖」という名称を用いている。
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内陸湖が塩湖になるのは、塩分やミネラルをわずかに含んだ淡水が河川から流入するが、その出口がなく、水分は活発に蒸発するが溶け込んだ塩分はどこへも出て行けないために、水中の塩分濃度が濃くなることによる。言わば、海水がなぜ塩辛いのかと同じ理由である(もっとも海水の場合は、地球ができた時代に酸性の水だったものが、地殻を溶かして中和した事、今も僅かながら地殻を溶かしているという理由も大きい)。蒸発が活発であることが形成条件の一つであるため、乾燥・半乾燥地帯での分布が多い。
流入する水の量が蒸発する水の量より少ない場合、最終的に塩湖は消滅し、塩性湿地や、湖の跡のくぼ地に塩などの塩類堆積物が集まった塩類平原(プラヤ playa、アルカリ・フラット alkali flat、サブハ sabkha、ソルト・フラット salt flat、ソルト・パン salt pan)となる。逆に、流入する水の量が蒸発する水より多い場合は、やがて水は溢れ出し河川を形成し、いずれ淡水湖となる。外海が地殻変動により内陸湖となった場合も塩湖となるが、流入する水と蒸発する水の量の多少によって、消滅するか、塩湖の状態を維持するか、淡水湖となるかの、どれかとなる。
塩湖や塩類平原は天然の塩田として湖塩(こえん)が採取され、食塩などの生産に使われる。また、塩湖や塩性湿地の高い塩分濃度は、塩生植物など周囲にユニークな植物相や動物相を育む。
有名な塩湖
世界の大きな塩湖は、カスピ海、バルハシ湖、グレートソルト湖(面積順)があげられる。
世界一標高の高い塩湖はナムツォで、世界一低い場所にある塩湖は死海である。
カスピ海の北の低地にあるバスクンチャク湖は、8世紀以降塩の産出で栄え、シルクロードを通じ東西へ輸出された。今日でも、塩化ナトリウムの割合が 99.8 % という高い純度を誇るバスクンチャクの塩はロシアの塩の産出の 80 % を占め、年間 150 万トンから 500 万トンが採掘されている。
中華人民共和国の山西省運城市塩湖区にある「解州の塩池」は、規模こそ上記の塩湖とは比較にならない程小さいが、古来の、世が乱れた際に各政権が争奪した要地として知られている。
礁湖(しょうこ)
サンゴ礁によって形成される地形の一つであり、堡礁や環礁において、サンゴ礁や島嶼に囲まれた海域を指す。サンゴ礁の内側はもともと島嶼や陸地であったが、何らかの理由でその島嶼が海底に沈降したため、その部分が海域となったもの。