スペースノイズ

α宇宙域「地球」からの素粒子ストリングス変調波ノイズを受信!彼らの歴史、科学、娯楽、秘密など全てが含まれていた。

汚染水の海洋放出問題 第2部 マスゴミが語らないOBT有機結合型トリチウムとは? トリチウム汚染は小児性白血病などを誘発する

2023-08-26 22:38:45 | 社会
●有機結合型トリチウム OBT。なぜかマスゴミTVでは語られない。生体濃縮の主役だから 

Organically Bound Tritium。OBT。有機結合型トリチウム。
日本のマスゴミTVはHTO、すなわちトリチウム水ばかりにフォーカスして報道する。なぜか?

大気中に拡散されたトリチウム水HTOは、降雨となり地上の植物中に取り込まれる。光合成により、二酸化炭素CO2とトリチウム水は分解されて酸素Oが放出される。分解された炭素C、水素H、トリチウムTを使って有機化合物が合成される。ご存じの光合成の仕組みである。CとHから合成された安全な有機化合物。そしてCとTから合成された危険な放射性有機化合物。それを牛などが食べる。その牛を人間が食べる。

お分かりだろう。OBTの話をすると、安全だから飲料水にも含まれているからと喧伝されてきたトリチウムの危険性がクローズアップされる。トリチウムを出し続ける世界中の原発推進にはまずい情報である。IAEAが望まない方向に世論が動く可能性もある。だから政府と原子力ムラに「去勢された」マスゴミTVではOBTはご法度なのである。

<論語>
由らしむべし知らしむべからず
意味:為政者は国民に理由を分からせる必要はない。決めた国策に国民を従わせるだけでよい。

(トリチウムは安全と刷り込むマスゴミ。取り除くこともできないのか。仕方ないな。ひるおび 2019.10.3)



●有機結合型トリチウムがDNAに組み込まれていたら、トリチウム崩壊時にDNA損傷が起きる可能性。 

DNAは二重らせん構造になっていて、おだやかな水素結合で連結されている。切れやすいので遺伝子複製には都合がよい。
例えば塩基対アデニン(A)とチミン(T)。AのNH2側とTの酸素Oが水素結合している。もう1つ、TのNH側とAの窒素Nとも水素結合している。両手繋ぎである。

ところがトリチウムが環境中に増えて、皮膚に浴びたり、経口摂取する機会が多くなると内部被ばくする。体内に入ったHTOとOBTは水素結合だけでなくトリチウム結合も増えてくる。体内のたんぱく質やDNA内で水素結合していた箇所が、水素に代わり、トリチウムが担うトリチウム結合に代替えされる機会が増えてくる。
そのトリチウムが半減期12.4年を経て崩壊するとβ線を放出する。β線は水中や生体内では数ミリm位を飛翔する。DNAを結合していた場合はあまりに近傍のためDNA損傷を起こす可能性が出てくる。

トリチウム結合が増えれば増えるほど修復エラーが増大する。特に代謝の盛んな子供には染色体異常の危険性が高まる。

(合成AIで生成された図に筆者が加筆編集したもの)



●トリチウムにより誘発される染色体異常。 

別記事で、米エクセロン社の原発から漏洩したトリチウム汚染で近隣の住民、特に子供に被害が多く出ていたことを紹介した。他にも、

・トリチウムを多く排出している英の核燃料再処理施設周辺(セラフィールド、ドーンレイ)では小児性白血病の発生率が全国平均よりはるかに高いことが1983年発表された。

・カナダのピカリング原発(オンタリオ州ピカリング)周辺都市では小児性白血病や新生児死亡率が増加、ダウン症候群が80%も増加。

トリチウムを多く排出する加圧水型原発や核施設の周辺では、子供の白血病や脳腫瘍が多発傾向にあることが知られている。

原発事故が起きることが夢想だにしなかった頃は、放射性物質とその危険性を研究する研究者も多くいて、社会への啓もうも盛んだった。ところがスリーマイル島原発事故(1979.3.28)、チェルノブイリ原発事故(1986.4.26)、福島原発事故(2011.3.11)が現実に起きると、原発反対、さらに原子力反対の声が上がるのを恐れたIAEAおよびUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)、いわゆる国際原子力ムラは、放射能への人々への関心を逸らせたり、危険性を矮小化する方向へ世論誘導していった。

<研究論文>

・「低レベル・トリチウムの遺伝的効果について(特に染色体異常を中心に)」1976.1.30 堀雅明、中井斌

「低レベルのトリチウムの内部被曝による染色体異常についてのわれわれの研究成果を紹介する」、「またトリチウム水によって誘発される染色体異常の種類と」、「トリチウムによって染色体異常が誘発されることは、古くから知られている」、以上、研究論文から抜粋。

・「水生生物に対するトリチウム水の影響」1981 須山一兵、江藤久美

「全自由世界における核分裂炉からのトリチウムの生産量は、Cowserらの推定では、西暦2000年には15×10^6Ci/yr(キュリー/年)に達し、自然トリチウム発生量に匹敵するほどになる。・・トリチウムは最も多量に環境に放出される核種である」、「トリチウムは他の放射性核種と異なって閉じ込めや濃縮が困難であり、環境中に放出された場合、生物体内に容易に侵入して放射線影響を与えると考えられる」、「魚卵の孵化率に影響を与えないような低い濃度のトリチウム水で処理された卵においても他の、例えば生殖細胞数、免疫能などの変動を指標とするならば、大きな影響を与えることがわかった」、以上、研究論文から抜粋。


●米でもトリチウム管理は杜撰。米の原子力ムラは最強。命より巨額利権の勝ち!

2011年6月、アメリカの50か所近い原発からトリチウムが流出したとAP通信のジェフ・ドーン記者が伝えた。

一部の原発では汚染地下水の放射能濃度が基準上限の750倍を超えていたが、核エネルギーの権威は「市民への影響はない」と主張。
業界団体の米原子力エネルギー研究所のトニー・ピエトランゲロ原子力最高責任者は「この問題が一般市民の健康と安全に及ぼす影響はゼロだ」、「これは国民の信頼の問題だ」と一般市民の懸念・不安を一蹴した。

トリチウムのダダ洩れを伝える記事。アメリカの原子力ムラは強い!)


イリノイ州ブレイスビル(AP通信)-放射性トリチウムが米国の商用原子力発電所の4分の3から漏洩し、多くの場合は腐食した埋設配管から地下水に漏洩していることがAP通信の調査で明らかになった。




汚染水の海洋放出で海洋放射能汚染が始まる。人類絶滅は温暖化より先に「渚にて」死す!

2023-08-23 21:29:24 | 社会
●海洋放出しない解決策:トリチウムを除去した後、蒸発処理し、残った高レベル残留物はガラス固化する。海洋放出は人類絶滅の引き金を引く犯罪行為。 

日本の「オンカロ」(放射性廃棄物の最終の捨て場)は福島県沖の海洋となった。

国民や漁民の意見も聞かず危険な海洋放出を独断で決行しようとする岸田。マスゴミTVは一斉に海洋放出決定の速報を流したが、反対すべきという論調は皆無。

「決まってしまったものは仕方がない」、「風評被害が心配、今後はどう風評被害を軽減していくか?」。これが「良い人」日本人の考え方。
筆者はこれから「悪い人」になる。汚染水が心配、日本の海産物は今後できるだけ食べないようにする、食べる場合、日本産は避け、ヨーロッパ産を選んで食べることにする。食べて応援したい、無知で「良い人」ぶりたい人はお好きに。

海洋放出がとんでもない暴挙であることはいずれ知れ渡ることになるが、日本人は誘導されたマスゴミTV報道の論調を鵜呑みにして、まるで自分の意見のように口にする。風評、風評、風評被害。便利な言葉だ。「処理水は安全」という意味が大前提となっている言葉で、しかもこの言葉を発すると、私は「漁業関係者を気遣っている」という意味にもなって即座に「良い人」になれる。汚染水が日々捨てられていく現実から逃避できる。

筆者は何度もトリチウムは除去できる技術があると記事にしてきた。不必要で莫大な日本の防衛予算を使ってアメリカの旧式兵器の在庫払底に協力するなとも言ってきた。

トリチウム除去施設にはかなりのコストがかかるが、かけがえのない海洋、地球環境を放射能汚染させないためにはコストがかかってもトリチウム除去施設をいまから構築すべきである。それは汚染水を出し続ける日本の責任でもある。安易で危険な海洋放出は許すべきではない。

海洋放出はやめて、蒸発処理を行うのである。だがトリチウム水HTOを含んだままでは、放射性プルームとなって大気中に拡散し雨となって、飲料水や食物や生物を汚染してしまう。

(JAEA資料 IAEAの日本の子分。国民にはトリチウムは世界中で放出されていて安全であるとマスゴミTVでは報道させていたが、危険な放射性物質であることは仲間うちだけで情報共有)


だからトリチウムを除去した後で蒸発処理を行うのである。蒸発後に残った放射性残留物はガラス固化して、環境から離れたところで長期保管すればよい。


●あなたは海洋放出賛成のおバカの日本人5割超の一人か? 

あなたがおバカの一人かどうか?

(膨大な放射能汚染水を海洋放出することに日本人の5割超が賛成とは!無責任な日本。 ANNテレ朝NEWS2023.8.20)



◆トリチウムはWHOの安全基準(1500ベクレル未満/1リットル)に希釈して放出すれば安全?

経産省内では、半減期12年余のトリチウムによる内部被ばくの危険性、食物連鎖による人へのOBT(有機結合型トリチウム)蓄積の危険性については10年前から承知していて、バカな国民には海洋放出に反対しないよう御用TVに安全性だけを強調させて洗脳してきた。だから内部被ばくもしない、生体濃縮もしないから安心と騙されたバカが海洋放出に寛容となり5割も賛成することになった。政府のプロパガンダの勝利である。

(10年前の経産省トリチウム水タスクフォース山西敏彦氏(日本原研)が作成した資料



◆「処理水」だからトリチウムだけしか残っていない。他の放射性物質は含まれていないから安全?

ALPS(他核種除去設備)で取り除かれるのは、公称62種類の核種のみ。実はあまり知られていないが、トリチウム以上に有機化合物を作り出す炭素14(β線放出、半減期5730年)も除去対象ではない。ご存じのようにタンパク質、糖など穀物や肉などは炭素化合物である。

また除去対象の62種類の核種も完全除去ではない。「これぐらいまでの基準以下なら科学的に安全だろう」という科学的裏付けのある基準ではない。多くの放射線照射量基準と同じように「ここまでの除去コストなら社会的に容認できるだろう」という経済的社会的基準から設定されたものである。またこの除去対象も濃度も除去基準量も、タンク総量の3%を測定して割り出した推定値である。とても「科学的に安全」とはいい難いものだ。

よってこれから海洋放出される「処理水」とは

トリチウム、炭素14と、62種類の取り残しのある放射性物質も含み、その他推定も出来なかった未知の高レベル放射性物質が混在した汚染廃液」である。

「敗戦」を「終戦」と言い換えた日本。「処理水(treated water)」と言い換えたのは御用TVのNHKである。2021年4月、NHKは日本政府が海洋放出の方針を決めたことを海外に伝えるときに、「汚染水(radioactive water)が処理されずに放出されると海外の人に誤解されかねない」という視聴者?からのクレームに忖度して差し替えたのだ。(Wikiから)

62種類の除去対象核種一覧。溶解した燃料デブリに触れた汚染水にはもっと多くの放射性物質が含まれている)


原発内(ウラン235を熱中性子で核分裂)では、およそ質量数60から160までの多様な核分裂生成物が発生することが知られている。生成物の発生数は一律ではなく質量数95付近と140付近のピークに近い物質が多数派。中性子などが飛び交う崩壊の中で時間経過とともに放射性核種が変わってくる。短命核種のヨウ素131(半減期8日)やルテニウム106(半減期約1年)、長寿命のプルトニウム241(半減期約14年)、超長寿命の炭素14(半減期5730年)、極超長寿命のプルトニウム239(半減期約24000年)など超ウラン元素も存在する。

溶解して溶け込んだ様々な物質の中にはプルトニウムも「処理水」に含まれている可能性がある。
冥界の王プルートの名を冠したこの不吉な元素は、たった27/1000,000(百万分の27)グラムで肺ガンを起こす猛毒である。

世界の原発から放出されているトリチウム量の方が日本より多いというスピン報道がある。量が多いことは確かに問題だが、政府誘導のプロパガンダに乗せられてはいけない。核燃料棒も溶けメルトダウンしてコンクリートやペデスタルをも溶かし一体化した880トンの最恐最悪のデブリ。日本が放出する汚染水は、誰も近づけない、探査ロボットでさえ接近して次々と「死んでいく」高レベル放射性デブリに直接触れた汚染水である。

まともな報道をしない日本のマスゴミTVがよく報道する日本より多く世界で放出されているトリチウム水というのは、核燃料棒の外側から冷やしていた冷却水である。暴露された核燃料に接触した水ではない。

核分裂生成物の収率グラフ。JAEA資料)


岸田は「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と漁業者に約束しているから、独断で放出しないだろうと信じていた。

8月20日に福一の現場視察した岸田。だがTVで偉そうに訓示を垂れたのは東電の幹部という関係者だけ。地元の福島県民とも地元漁業者とも会わずに東京へ帰った。会えば反対表明を受け言葉に詰まる岸田の姿が映るだけだから逃げたのだ。福島県いわき市の江名漁業協同組合の加沢組合長は岸田のこの不誠実な視察に「地元への説明はないのか!」と憤った。 

そして「漁業者に説明して理解を得た」という体裁だけのアリバイ作りのために、8月21日夕、全国漁業協同組合連合会の坂本会長を官邸に呼びつけて、決定した放出日(8/24)などを下達した。まるでお上演出の安全拡散セレモニーである。
この岸田という男、もう国民の声を聞くつもりはないようだ。決断実行の大政治家気取りだが、マイナ保険証の強制と同じで己の過ちに振り返ろうとしない姿勢が鮮明だ。旧軍のインパール作戦の首謀者、無駄口のように日本人を放射能汚染の死地に導くつもりだろう。

またこの坂本という会長も政府側の安全拡散セレモニーに加担した役者だ。
・約束はまだ破られていない:地元漁業者の反対の声も聞かず放出決定したのだから約束は既に反故にされている。
・科学的な安全は深まった:バカな事を言うな!科学的な説明は聞いたことがない。
・風評被害が心配:膨大な汚染水を放出するのに何が風評被害だ。


結局、岸田が言うところの関係者というのは、地元漁業者でもなく、福島県見や国民でもなく、「岸田の周りにいる政府関係者や原子力ムラの関係者の理解が得られた」ということだろう。このような詐欺的な茶番劇を平気で実行して権力を行使する政治屋たちにTVも国民も文句一つ言わずに従い、賛成5割か。日本は確実に滅亡する。

(海洋放出は既に「科学的に安全」という大前提の茶番セレモニー。放出反対意見はどこへ ワイドスクランブル2023.8.22)


4.海洋放出は廃炉が完了すれば終わる?

上記の岸田主演の汚染水海洋放出安全セレモニーで「今後数十年の長期にわたり、海洋放出が続けられたとしても、政府が全責任を持って対応することをお約束する」と語った。

数十年先まで岸田が総理大臣をやれるわけもないのに、どのような責任をとるつもりなのか?
数十年もの先の約束を担保するとは、さすがは岸田。ペテン師か嘘つきにしかできない所業だ。

また廃炉はできない。終わらない。数十年先どころか数百年先でも終わらない。
溶けた燃料デブリは約880トン。瞬殺放射能を放射するデブリに近づくことさえできないので1グラムも回収できていない。毎日地下水や雨水がデブリに流入する。それが新たに汚染されて毎日組み上げられる。それをこれからは毎日海に放出するのだ。ほぼ永久的に。どれだけの放射性物質が海洋に流れ出るのか?

流入する地下水を減らすために凍土壁で防壁しているが、大電力が必要なムリムリな技術だから老朽化でやがて破綻するだろう。吹き飛んだ建屋からは雨水は降り注ぐ。凍土壁で遮水していますというパフォーマンス。燃料デブリによりペデスタルも腐食しているので格納容器の倒壊も時間の問題だ。

体裁だけ気にする岸田は福島の様々な危険性が分っていない。

(日本一の無責任男! ワイドスクランブル2023.8.22)



●日米韓首脳会談でなぜ海洋放出が議題化されなかったか?バイデンも放出反対だったのだろう。 

2023年8月18日、キャンプデービッドで開かれた日米韓首脳会談。岸田は訪米前にバイデン大統領や尹大統領に海洋放出について自ら科学的に説明すると表明していた。会談後、NHKを含むTVを注視していたが、海洋放出について一言も報道がなかった。これだけ騒がれている世界の関心事の一つのハズだが。
おそらくバイデンは側近から海洋放出について、岸田から説明は聞かないように、議題にも載せないようにと進言を受けていたのではないか。
説明を受けるか議題になっていれば、バイデンは記者から意見やコメントが求められることになる。

バイデンが賛成すると言えば、中国や海洋放出に反対する国から猛反発を食らう。
多分バイデンは反対なのだが、それを面と向かって言えば岸田のメンツを潰し、せっかく築き上げた三国間の同盟と信頼を壊すことにもなる。また中国の反対意見に追随することにもなるので、この件には触れず元々存在しなかったことにしたのだろう。

アメリカはトリチウムに関する対策・問題・危険性については豊富な経験と専門家を擁している。ド素人の岸田から海洋放出の科学的説明をクドクド受けるほど意味がなく時間の無駄なことはない。

・44年前に起きたスリーマイル島の原発事故では、河川放出案は地元の反対があったため取りやめとなり、約2.43×10^13ベクレルのトリチウムを含む約8700立方mの汚染水を蒸発処理した。

・アメリカでは核兵器用の核物質生産施設としてハンフォードとサバンナ・リバーに拠点がある。サバンナー・リバーでは水爆用のトリチウム生産炉がある。

・アメリカの大手電力・ガス会社のエクセロン。米国内の11か所の原発のいくつかでトリチウム漏洩事故を起こしている。
2006年イリノイ州シカゴ南西部で確認されたトリチウム漏洩による事故。エクセロン社が運営するブレイウッド、バイロン、ドレスデンの3原発から漏洩したトリチウム水が近傍のデイ・プレインズ川に流出したり、地下水を通じて町の井戸水を汚染していた。トリチウムは皮膚からも吸収されるので汚染された井戸水で水遊びをしていた子供に被害が出ていた。また飲料水や汚染された魚類などを飲食するとHTO(水分子の内、1つがトリチウム)、OBTとして人体に取り込まれる。
この3つの原発に囲まれた地域では、多くの子どもたちがガンなどの難病で亡くなっていた。町には亡くなった子供たちの慰霊碑が立てられていた。
8才でこの町に移住してきたセーラー・ソウヤーさんは、汚染されているとは知らずに井戸水で水遊びをしたり、食事をしたりしていたが、4年後に脳腫瘍を発症した。セーラーさんの父親で小児科医のジョセフさんが過去20年間の全住民1200万人の病歴資料を分析したところ、原発周辺地域だけが脳腫瘍・白血病の発症率が30%も高いことが判明。

2010年3月11日、住民とエクセロンとの民事訴訟に、事態を重視した当時の司法長官とイリノイ州検事団が介入して和解を取り付けた。

(知らずにトリチウム水で水遊びをしていた少女は4年後に脳腫瘍を発症。NHK「低線量被ばく 揺らぐ国際基準 追跡!真相ファイル」2011.12.28放送)




死のインパール作戦。無駄口と岸田は無能で害がある指揮官という点でそっくりだ。いつか来た道が近い。

2023-08-06 14:40:29 | 社会
■無能な最高指揮官。己の間違いを認めない、指揮官の決めたことには部下・国民は従えという強い独裁性・独善性。

3万人余の将兵の多くを餓死させ、傷病者約4万人を出して失敗した悪名高いインパール作戦。
失敗の原因は明白だ。最高司令官の無駄口が兵站を無視したからだ。無駄口の部下である師団長、参謀長はことごとく無謀な作戦で部下を無駄死にさせるだけだと反対したが、無駄口は耳を貸さない。

一方、国民の大多数が「現行保険証の廃止を撤回しろ!マイナ保険証の強制は止めろ!」と反対しても耳を貸さない岸田。マイナ保険証を持たない人には今の保険証と変わらない「資格確認書」を送るという。まさに「屋上屋を重ねる」という無駄の典型である。資格確認書発送の裏の狙いは現行健康保険証制度を1年後に強制的に廃止することである。現行保険証の発行先が無くなれば、資格確認書使用を5年延長しても諦めてマイナ保険証に切り替えるだろう、という岸田らしい陰険なやり方である。

岸田は
・国賊・安倍の国葬も独断で決行し、財政民主主義(財政や予算は国会の承認が優先)を守らず国費を投入した。

・安倍の失策で始まった「狂った異次元の金融緩和」を放置したまま物価高に苦しむ国民生活に目を向けず、今すぐ必要でない防衛費に莫大な予算投入を決めた。

・再生可能エネルギーの振興をせず、原発再稼働・増設に舵を切った。長年の「使用済み核燃料のトイレ無し」問題、現実に破綻した六ケ所村の再処理問題を放置したまま。
しかも事故を起こした福島第一原発の原子炉圧力容器を支えるペデスタルは放射能と崩壊熱にさらされ続けていてボロボロ。いずれガラガラと倒壊するのは時間の問題。
また山側からの流入する地下水を防ぎ汚染水の発生を凍土壁で減少させていると東電は表向きの発表をしているが、bingで「福島第一原発の凍土壁の現状は?」と訊いてみたら、これも問題だらけで破綻は時間の問題である、という趣旨のAIの答えが返ってきた。読者もご自分で調べてみるといい。防衛費増額や原発再稼働というバカをやっている時間はないのだ。原子力利権に目がくらんだ岸田は亡国の輩である。

・IAEAが推奨も承認もしていない(海洋放出は日本の決断で。つまりIAEAは日本以外の国からの批判をかわす逃げ道を作った報告書を提出)トリチウムを含む汚染水の海洋放出をほぼ永遠に続ける決断をした。
トリチウム除去・採取施設の建設を怠った。トリチウム除去・採取技術は水爆(トリチウムは水爆の原料)を作る国なら昔から存在していたし、日本政府の関係機関も米サバンナリバー・サイト(核施設。トリチウム製造施設)を2013年頃に訪問し資料を収集し知っている。
等など・・

このまま無能で無責任で陰険な最高指揮官が続けば、日本の没落・汚染は明らかだ。

日本軍の戦禍に襲われたアジアの人々は、「日本は反省しない国(特に上級国民)」と思われている。反省しないから何が間違っていたか認識できない。日本の侵略を「欧米の植民地からアジアの国々を解放した」とすり替え、中国・韓国の「徴用工」を「旧朝鮮半島出身労働者」と矮小化し言い換えた。個人の損害賠償請求権は失われていないのは国際司法の常識にも関わらず従軍慰安婦への賠償も問題も解決済みと過去の戦争犯罪に向き合わない。

体裁や外面ばかりを気にする頭の悪い岸田はインパール作戦のことを知らないのだろう。名前や少しの概要は知っていても、最高指揮官としてなぜ無駄口は落第なのか考えも及ばないだろう。一国の宰相としてインパール作戦から学ぶ教訓は何か。安倍、菅に続く最低宰相に、「馬鹿の4乗が招いた死のインパール作戦」を進呈しよう。


■今も昔も無能で無責任なトップが居座る日本。無謀インパール作戦に見る「馬鹿の4乗」

 1944年3月、太平洋戦争史上、最も無謀と呼ばれたインパール作戦が開始された。10万の日本 軍が食料も武器も弾薬も、作戦必要量の1/10ほどしかもたずビルマからインドに進軍した。結局圧倒的な連合軍の前に3万人以上の死者(戦死者のほかに餓死者も多かった)、傷病者約4万人を出して壊滅した。

 この無謀な作戦の発案・推進者が第15軍司令官、牟田口中将。強気の作戦を押し通すことで有名だった。作戦内容を聞いた第15軍内の参謀長、各師団長3人が無謀だと反対した。兵站畑のベテランであった小畑参謀長は現地調査の結果も作戦は無謀で兵士を無駄死にさせるだけだと反対したが、功名心に逸る牟田口中将は消極的な参謀長は不要であるとして更迭してしまった。そのため15軍内で反対する声は消えていった。

(第15軍と上位軍組織。無能と無責任のヒエラルキー。ヒストリーch「ビルマ戦線・死のインパール作戦」から)


 第15軍の上がビルマ方面軍。その上が南方軍、その上が大本営。1943年6月、インパール作戦を評価するため、上級組織の各参謀代表がラングーン(現ミャンマーのヤンゴン)に参集した。各参謀全員が無謀で危険でムチャクチャである、反対だと酷評された。現代でも、ほとんどの憲法学者が違法だ、法案そのものも穴だらけであると強く指摘しても、この案が最高で唯一のものだと耳を貸さず撤回しない人、いつの時代にもバカが湧き出てくる。

 しかし悪化する太平洋の戦況の打開を図りたい東條首相はアジア南方からの打開案に目を向けた。同じ精神力至上主義を好む牟田口のインパール作戦を支持するようになった。陸軍大臣でもあった東條のこの意向は、次第に陸軍内部の空気が兵站上の欠点を無視する方向に作用するようになった。

 1943年8月、大本営はインパール作戦の準備命令を発した。一方、制空権を確保しつつあった英軍はウィンゲート旅団と連携し、空中補給という新兵站作戦を展開しながら日本軍の通信・補給路の寸断を行うゲリラ戦を展開していた。

●トップ間の情実と面子だけで決めた作戦認可。無謀な作戦に駆り出される将兵の命は二の次

 1943年12月、大本営の後押しを受けたことにより、第15軍司令部で無謀なインパール作戦の最終計画案が検討されていた。他の意見に耳を貸さない牟田口中将は自身が発案した作戦の実行計画を前に得意満面でこう言い放った。
「軍職30年、今回ほど必勝の信念が沸き起こる思いがしたことはない。英軍は弱い。必ず退却する。補給について心配することは誤りである」
補給を無視したこの作戦に懸念を示すビルマ方面軍参謀が再考してはと婉曲に問うても牟田口中将は傲慢無礼な口調でこう答えた。
「あなたはあまり実戦経験がないから心配されるが、今回ほど準備を周到にやった戦はかつてないことです。インパールもコヒマも天長節(3週間以内)までにきっと占領してみせます」
これを聞いた上級のビルマ方面軍 河辺司令官は、危険な作戦地へ派遣される将兵より旧知の牟田口の肩を持ち「かねてより牟田口が熱意をもって推進してきた作戦だから是非やらせてやりたい」と承認した。

 更に上級の南方軍 寺内総司令官も「苦戦が続く南方軍の管轄地域でこのような大作戦が成功するなら」と喜んで承認した。兵站を無視した作戦実行性が無いのに、いい加減な指揮官たちである。

 1944年1月4日、インパール計画案が大本営参謀本部(陸軍部)に提出された。しかし少将の真田作戦部長が補給無視のこの危険な作戦案に反対し異議を唱えた。それを見た元帥の杉山参謀総長が真田部長を別室に呼び「寺内さんのたっての頼みだから何とかやらせてやってくれ」と作戦認可を促した。上から下まで無能が揃っていた。

●作戦が開始されると、弾薬、食料がすぐに底をつき、餓死者、マラリア・赤痢が蔓延した

 当時のD(師団)長は天皇から直接「補職」状という辞令を手渡される重職であった。現在の国務大臣、副大臣、高等裁判所長官などの高位官職が天皇から辞令を手渡される認証官と同じ扱いである。なお自衛隊のトップ、統合幕僚長は認証官ではない。旧軍の暴走から得た教訓シビリアン・コントロールのためだ。
命令を受けた3D長とも当作戦に不安を抱えたままで進発しなければならなかった。特に北側の一番険しいルートを進軍してコヒマ攻略を命じられた佐藤D長は、出発前に15軍の兵站幕僚を呼びつけ、必要な補給計画を約束させた。しかしその約束は実行されなかった。

 英軍は1日約300機の輸送機でジープ・バイク・馬まで運び、武器・弾薬・食料を約250t/1日の兵站計画を準備していた。そして英軍第14軍司令官、スリム中将は日本のインパール作戦を察知していて、日本軍をインパール付近まで引き込み補給線が伸びきったところで一気にたたく作戦をたてて待ち構えていた。
 作戦開始から2W間、日本軍の15D、33Dはインパール付近に接近、佐藤D長の31Dはコヒマに到着した。しかし英軍の圧倒的な戦力に押されていた。

 4月に入ると日本軍の損害が増大し進撃は止まった。食料、弾薬も尽きかけていた。無能で戦況を把握せず部下を叱咤するだけの牟田口司令官は各D長に「天長節(4月29日)までにインパールを攻略せよ」と打電した。
4月末、各Dは食料が底をつき飢えが始まっていた。

 5月中旬、参謀総長も兼ねていた東條は天皇に深刻な戦況を報告をしなかった。「インパールの戦況は大きな不安はなく、剛毅不屈、既定の方針で貫徹します」と。
5月末、インパールに雨季が到来。疲弊したD内にマラリヤ、赤痢が蔓延した。食事は1日1人 米数粒だった。牟田口司令官はさらに叱咤する打電を繰り返した「雨季の到来は皇軍に味方するものなり。あくまでも敢闘すべし」。
 佐藤D長は約束どおり補給することを要求したが、牟田口司令官は泣き言だと一蹴した。
佐藤の野郎は、食うものが無い、撃つ弾が無い、これでは戦争が出来ないと泣き言ばかり言ってくる。食わず呑まず、弾が無くても戦うのが皇軍(すめらぎのぐん)である」と佐藤D長を罵倒した。

●佐藤D長、独断撤退を決断

 5月25日 佐藤D長打電。「Dはいまや糧絶え、山砲、および歩兵、重火器弾薬もことごとく消耗するに至たれるをもって、遅くも6月1日にはコヒマを撤退し、補給を受けうる地点(15軍に約束させていた後方補給地点ウクルル)まで移動せんとする」
独断撤退の意思を表明した佐藤D長に対し、牟田口司令官は補給支援を約束するより口先の説得で応じようとした。

 5月31日 牟田口司令官打電。「貴Dが補給の困難を理由にコヒマを放棄せんとするは、了解に苦しむところなり。なお10日間現体制を確保されたし。しからば軍はインパールを攻略し、軍主力をもって貴Dを増援し、今日までの貴Dの戦功に報いる所存なり」
 2万の将兵の命を預る佐藤D長はこの無能な軍司令官の回答に、これ以上の補給支援要請は無意味と判断。

 5月31日 佐藤D長返電。「この重要方面に軍参謀をも派遣しあらざるをもって、補給皆無、傷病者続出の実情を把握しおらざるもののごとし。状況によりてはD長独断処置する場合あるを承知せられたし」

 6月1日、佐藤D長は約束の補給地点ウクルルに撤退。しかし食料の補給はなく、さらに後方のフミネまで撤退した。これによりインパール攻略中の15D、33Dはさらに戦況が悪化した。そして佐藤D長ほか15D長、33D長も作戦途中で解任されるという混乱する状態に陥った。

●牟田口中将の卑怯な保

 6月5日、盧溝橋事件の時、牟田口の直属の上司であったビルマ方面軍 河辺司令官が作戦続行の可否を聞くため牟田口司令官のもとを訪れた。河辺司令官は日記で牟田口が何か言いたい様子だったが敢えて聞かず本人の決心を待ったとある。牟田口の回想録では、作戦続行の可否を聞きに来たのは分かっていた。作戦中止を言いかけたが言えなかった。私の顔色を見て察してもらいたかった、と卑怯ないい訳をしている。さらに戦後、連合軍の尋問調書にこう答えている。
私がインパール作戦が失敗したと分かったのは4月末。でも河辺司令官が早期撤退を渋ったため、私は彼の命令に従うほか無かった」と河辺司令官に責任をなすりつけている。

 7月1日、東條参謀総長はインパール作戦の責任を避けるため、大敗北を矮小化した理由で作戦中止を天皇に奏上した。「局所的には我に利あらざる戦況も発生し作戦を中止します

●無能な指揮官たちが作戦中止をためらった。そのため白骨街道ができた

 食料もなく弾も無くやせ衰えて伝染病に冒されハエがたかる体を引きずって投石で抵抗したり、自爆したりする日本兵を、英国BBCは奇妙な敵として実況(録音)した。
「放送をお聞きの皆さんにはショックでしょうが、この奇妙な敵、日本との戦いでよくある光景をお伝えします。日本兵の自殺です。男が手榴弾で自爆しました。やせていて、ハエがたかりまったくひどい光景です」

(馬鹿な大将、敵より怖いの実例。ヒストリーch「ビルマ戦線・死のインパール作戦」から)



 インパールからビルマまでの山々、谷、そして街道にはおびただしい日本兵の死体が横たわっていた。このため「白骨街道」と呼ばれた。

●陸軍フール・ファイブ。責任をすり替え組織防衛と保身に走った。

・フール1 東條参謀総長:(首相や陸軍大臣などを兼任し、権力を集中させていたため評判が悪かった)
 インパール作戦失敗、サイパン陥落などで倒閣運動が激化。内閣批判を抑えようと必死になり内閣改造(バカの1つ覚え。支持率回復狙い)により打開をはかろうとするが、結局7月18日、総辞職し小磯内閣に政権の座を明け渡した。
・フール2 杉山元帥:小磯内閣で陸軍大臣に就任。
・フール3 寺内元帥:終戦まで南方軍総司令官に留任。
・フール4 河辺中将:大将に昇進し航空総軍司令官の要職に就任。
・フール5 牟田口中将:予備役に退くが1カ月後予科士官学校校長に就任。

独断撤退を決意し、抗命違反でD長を解任をされた佐藤中将は終戦まで陸軍の閑職を転々とした。彼は軍法会議を覚悟してインパール作戦の責任を追及することを訴えたが、責任追及の拡大を恐れた軍は佐藤中将を心神喪失であるとして不起訴にし、軍法会議にはかけなかった。どこまでも責任回避を続ける卑怯者の軍上層部。今も昔も日本のトップの根性の悪さは変わらない。

あれだけの犠牲を出したのに悪党どもは責任を免れた。現在の日本も同じことを繰り返すのか?

佐藤中将は陸軍の無責任、無能体質を皮肉って、次のような言葉を残している。
大本営、総軍(南方軍)、方面軍、第15軍という馬鹿の4乗が、インパールの悲劇を招来したのである

(ヒストリーch「ビルマ戦線・死のインパール作戦」から)