(2017.2頃にUPした記事。一部加筆修正)
●トランプは分かりやすい。虚言癖、自己中、自尊心肥大、差別主義者で、それを隠そうとしない性格。
安倍総理は「信頼できるリーダーだ」と褒めちぎった。
同じ日本の大阪の有名なポピュリスト、橋下氏も、トランプが大統領に当選した瞬間から「歴代大統領の中で最高の実績者となる」、「恐るべし」と褒めちぎっていた。自身のポピュリスト・スタイルと近いことを感じてか自身のイメージアップに利用しようと計算したようだが、トランプの化けの皮が剥がれて来たのですっかり言及しなくなった。
記者会見を就任式のぎりぎりまで伸ばしたのは、政策の中身もなく立候補して当選してしまったので、何回も記者会見をしてボロがでないようしただけだ。
自分の悪口を言った相手には容赦がなく、インチキ・サギまがいの手を使うことも平気でやってきた。彼の失敗した事業の廃墟跡には、多くの踏み潰され泣きをみた人々が横たわっている。トランプ大学のサギ商法はどこかの国の政治塾商法と同じニオイがする。
娘のイヴァンカもその美貌とは裏腹で性格はトランプ似のようだ。無給でインターン生を働かせていた疑惑が持ち上がったが、完全無視で切り抜けた。イヴァンカのかわいい娘(トランプの孫娘)のPPAP動画をすかさずアップして、父親(祖父)の悪いイメージを払拭しようと孫娘まで利用する抜け目なさは、さすがこの父親の子だという気がする。次期大統領(当時)の孫娘をネットで全世界に紹介するなんて狂気の沙汰だ。テロの標的にしてくださいと自らさし出すようなものだ。シークレット・サービスにもガードできる限界がある。
就任当初からオバマの政策をことごとく叩きつぶしたのはオバマが黒人だからだ。良い悪いではなく、黒人の推し進めた政策に従えるか!という優越的嫌悪感から出た言動であろう。
●トランプはトルーマン以上にアメリカに害を与えるのではないか
(ヒストリー・チャネル 「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」第2、3回から)
ハリー・S・トルーマン。第33代大統領。ヒトラーが自殺する8日前に、自信も信念もないまま副大統領から大統領に突然就任することになった。幼少時の弱虫ハリーは、高校卒業後社会に出ても事業に失敗したりして不遇を託った。カンザスシティの黒幕で評判の悪いトム・ペンダーガストの後ろ盾で上院議員への道が開かれようとした頃、トルーマンは述懐している。「私は明日で49才。そのうちの40年間は無駄だったのかも知れない」
強大な権力を有する座に座ることになったトルーマンは、3カ月後にはこれまで人類が見た事もない破壊力を示した原爆まで手中にした。トルーマンは発言や態度が次第に尊大になり虚勢を張るようにった。
無条件降伏ではなく天皇制維持を条件に日本と和平交渉すれば日本は降伏するという側近の進言や、「天皇の処刑は我々にとってのキリストの磔刑に等しい。日本国民が徹底抗戦するだろう」というマッカーサーの報告も無視して、トルーマンは原爆投下に傾斜しはじめた。
(ヒストリー・チャネル 「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」第3回から)
1945年7月のポツダム会談ではアラモゴールドでの史上初の原爆実験成功の報告を受けて自信満々となり会談を仕切る振る舞いに出た。チャーチルが言うには、「彼(トルーマン)はまるで別人のようだった。ソ連側にあれこれ指図し、会談全体を一人で仕切っていた」
トルーマンは日本へ突きつけるポツダム宣言書にソ連の署名を拒んだ。ソ連の参戦を日本が知れば降伏やむなしとなる恐れがあったからだ。また天皇制維持を宣言に盛り込めばさらに日本が降伏に傾きやすくなるから、策謀家のバーンズ国務長官の進言どおり天皇制維持条項を盛り込まず無条件降伏にした。
またトルーマンは核兵器技術を独占しようとした。独占すればソ連の反発を招き軍拡競争になる恐れがあるので共有すべきだというオッペンハイマーやスティムソン陸軍長官らの進言に耳を貸さなかった。それどころか戦後ヨーロッパの処理についてソ連に対し核兵器をちらつかせる挑戦的な警告をして冷戦を誘発した。
スターリンはルーズベルトとは一定の信頼関係を築いていた。スターリンはヤルタ会談などでルーズベルトと約束したポーランドなどに親ソ政権を樹立するソ連の権益は守られると思っていた。トルーマンが尊大な態度でとり始めたので、スターリンはルーズベルトと約束したことを反故にするつもりだと感じた。ソ連はドイツとの戦いで西側連合国が受けた損害を遥かに上回る犠牲を出していた。ドイツとの戦いに勝利できたのはソ連の功績が大きいという認識をルーズベルトやチャーチルらは認識していた。WWⅡ末期に参加してきたトルーマンにはその認識が欠けていた。トルーマンは自分を大きくみせるために見識不足を虚勢で隠しこう豪語した。「ソ連を100%思い通りにはできないだろうが、85%は可能だろう」。ソ連敵視はすべきではないとする米軍部高官の意見にトルーマンは耳を貸さなかった。彼の周囲には、社会主義を敵視するウォール街や軍需で潤った投資家や起業家が集まった。ハリマン駐ソ大使(鉄道王の息子)、フォレスタル海軍長官(ウォール街の投資家)、ステティニアス国務長官(USスティール会長)など。戦後も戦争経済が必要だとする起業家や経営者がアメリカを支配していった。
<ソ連に対し傲慢さが全開。1945年4月23日、「アゴに1発お見舞いしてやった」>
1945年4月23日、トルーマンは、マンハッタン計画の最高責任者グローブス少将から8月末までに原爆が完成予定と報告を受けた。奇しくもこの日はインパール作戦が頓挫して日本のビルマ方面軍がラングーン撤退を始めた日だった。
原爆を手にすることが確実になって尊大さが増したトルーマンは、この日、モロトフ・ソ連外相と会談し、ポーランド問題(赤軍によるポーランド軍への迫害等)を持ち出しソ連はヤルタ協定違反だと糾弾した。あわてたモロトフがスターリンの見解を説明しようとするとトルーマンはそれを遮った。そして別の課題に移ろうとするモロトフに言った。
「話は以上です。私の見解をスターリン元帥に伝えてください」
憤慨したモロトフは「このような扱いを受けたのは初めてです」と返した。
「不満なら協定を守ればいいのです」
憤然として立ち去るモロトフの後ろ姿をみながら、トルーマンは得意げに語った。
「1発お見舞いしてやったよ。アゴにワン、ツー、ストレイトだ!」
(ヒストリー・チャネル 「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」第2回から)
このトルーマンの傲慢さが招いた失敗は、ソ連との冷戦勃発、鉄のカーテンによる分断、軍拡競争、赤狩りの激化、朝鮮戦争勃発の遠因となっていく。
強大なアメリカの権力の頂点に立つと自身が大きくなったと錯覚するリーダーが現れる。狭量、傲慢、虚勢、見識不足、自分の意見に反対する者を罵倒する、他者への気遣い・良心の呵責が薄い(広島への原爆投下の一報を聞き艦上で喜び周囲の乗組員に自慢した)といったトルーマンの資質はトランプと共通するところがある。トランプには更に「下品」といったおまけがつく。
●トランプ爆弾
2017年1月12日の初記者会見で山のような息子たちへの事業経営権の移譲書類書類を積み上げ、これで利益相反問題は解決だと一方的にまくし立てた。その場その場を煙に巻きすり抜ける手法が果たして通用するだろうか。公開するつもりのない時限爆弾、トランプ・オーガニゼーションはやがて黒い煙をくすぶり始める可能性が高い。各地のタックス・ヘイブン、韓国、インド、中東などで発火するかもしれない。
メキシコ、フランス、ドイツ、中国も反発をし始めた。だがロシアへは友好なサインしか送らず、制裁解除への道筋をつけようとしている。制裁解除と引き換えにロシアと核軍縮交渉をチラつかせているが、問題のすり変えである。ウクライナに武力侵略されたクリミアは諦めろと念押しするようなものだ。ロシアへの制裁解除と引き換えにすべきは、ロシアがウクライナにクリミアを返還することが交換条件となる。核軍縮は時間のかかる交渉を経てゆっくりと進んでいって効果を現すものだが、制裁解除はすぐできる。ロシアにとっては願ってもないことになる。制裁解除で十分潤ったロシアが核軍縮は止めるといえば、ロシアはクリミアと経済発展の両得となり大勝利だ。
トランプのEU分断発言もロシアには大歓迎だ。まるでロシア製あやつりトランプ人形のようだ。
思いつきで問題解決を口にする大統領は、アメリカのみならず世界を不安定化させるだろう。
「温暖化の根本問題は何だ。一人一人のエネルギー消費量が大きいから?それではアメリカ以外の世界人口を半分にすればいいじゃないか」、「チマチマした掃討作戦で軍備をすり減らすな。ISのクソどもが一番多く集まっているところに戦術核を一発落としてやれば問題は解決だ。狂犬マティスの名が泣くぞ」
70年間かけて磨き上げてきた常識はずれの「知性」である。このような悪夢の決断を平気で口走るかもしれない。
彼は経済政策がうまくいかなくなっても、その失政を認めないだろう。
「トランポノミクスはうまくいっている。経済効果が実感できないのは道半ばだからだ」
アメリカのまともな人々にお願いしたい。核の発射ボタンと白紙の「大統領令」の書類の束をトランプからできるだけ遠くに離しておいてほしい。ムリかもしれないけれど。
●トランプは分かりやすい。虚言癖、自己中、自尊心肥大、差別主義者で、それを隠そうとしない性格。
安倍総理は「信頼できるリーダーだ」と褒めちぎった。
同じ日本の大阪の有名なポピュリスト、橋下氏も、トランプが大統領に当選した瞬間から「歴代大統領の中で最高の実績者となる」、「恐るべし」と褒めちぎっていた。自身のポピュリスト・スタイルと近いことを感じてか自身のイメージアップに利用しようと計算したようだが、トランプの化けの皮が剥がれて来たのですっかり言及しなくなった。
記者会見を就任式のぎりぎりまで伸ばしたのは、政策の中身もなく立候補して当選してしまったので、何回も記者会見をしてボロがでないようしただけだ。
自分の悪口を言った相手には容赦がなく、インチキ・サギまがいの手を使うことも平気でやってきた。彼の失敗した事業の廃墟跡には、多くの踏み潰され泣きをみた人々が横たわっている。トランプ大学のサギ商法はどこかの国の政治塾商法と同じニオイがする。
娘のイヴァンカもその美貌とは裏腹で性格はトランプ似のようだ。無給でインターン生を働かせていた疑惑が持ち上がったが、完全無視で切り抜けた。イヴァンカのかわいい娘(トランプの孫娘)のPPAP動画をすかさずアップして、父親(祖父)の悪いイメージを払拭しようと孫娘まで利用する抜け目なさは、さすがこの父親の子だという気がする。次期大統領(当時)の孫娘をネットで全世界に紹介するなんて狂気の沙汰だ。テロの標的にしてくださいと自らさし出すようなものだ。シークレット・サービスにもガードできる限界がある。
就任当初からオバマの政策をことごとく叩きつぶしたのはオバマが黒人だからだ。良い悪いではなく、黒人の推し進めた政策に従えるか!という優越的嫌悪感から出た言動であろう。
●トランプはトルーマン以上にアメリカに害を与えるのではないか
(ヒストリー・チャネル 「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」第2、3回から)
ハリー・S・トルーマン。第33代大統領。ヒトラーが自殺する8日前に、自信も信念もないまま副大統領から大統領に突然就任することになった。幼少時の弱虫ハリーは、高校卒業後社会に出ても事業に失敗したりして不遇を託った。カンザスシティの黒幕で評判の悪いトム・ペンダーガストの後ろ盾で上院議員への道が開かれようとした頃、トルーマンは述懐している。「私は明日で49才。そのうちの40年間は無駄だったのかも知れない」
強大な権力を有する座に座ることになったトルーマンは、3カ月後にはこれまで人類が見た事もない破壊力を示した原爆まで手中にした。トルーマンは発言や態度が次第に尊大になり虚勢を張るようにった。
無条件降伏ではなく天皇制維持を条件に日本と和平交渉すれば日本は降伏するという側近の進言や、「天皇の処刑は我々にとってのキリストの磔刑に等しい。日本国民が徹底抗戦するだろう」というマッカーサーの報告も無視して、トルーマンは原爆投下に傾斜しはじめた。
(ヒストリー・チャネル 「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」第3回から)
1945年7月のポツダム会談ではアラモゴールドでの史上初の原爆実験成功の報告を受けて自信満々となり会談を仕切る振る舞いに出た。チャーチルが言うには、「彼(トルーマン)はまるで別人のようだった。ソ連側にあれこれ指図し、会談全体を一人で仕切っていた」
トルーマンは日本へ突きつけるポツダム宣言書にソ連の署名を拒んだ。ソ連の参戦を日本が知れば降伏やむなしとなる恐れがあったからだ。また天皇制維持を宣言に盛り込めばさらに日本が降伏に傾きやすくなるから、策謀家のバーンズ国務長官の進言どおり天皇制維持条項を盛り込まず無条件降伏にした。
またトルーマンは核兵器技術を独占しようとした。独占すればソ連の反発を招き軍拡競争になる恐れがあるので共有すべきだというオッペンハイマーやスティムソン陸軍長官らの進言に耳を貸さなかった。それどころか戦後ヨーロッパの処理についてソ連に対し核兵器をちらつかせる挑戦的な警告をして冷戦を誘発した。
スターリンはルーズベルトとは一定の信頼関係を築いていた。スターリンはヤルタ会談などでルーズベルトと約束したポーランドなどに親ソ政権を樹立するソ連の権益は守られると思っていた。トルーマンが尊大な態度でとり始めたので、スターリンはルーズベルトと約束したことを反故にするつもりだと感じた。ソ連はドイツとの戦いで西側連合国が受けた損害を遥かに上回る犠牲を出していた。ドイツとの戦いに勝利できたのはソ連の功績が大きいという認識をルーズベルトやチャーチルらは認識していた。WWⅡ末期に参加してきたトルーマンにはその認識が欠けていた。トルーマンは自分を大きくみせるために見識不足を虚勢で隠しこう豪語した。「ソ連を100%思い通りにはできないだろうが、85%は可能だろう」。ソ連敵視はすべきではないとする米軍部高官の意見にトルーマンは耳を貸さなかった。彼の周囲には、社会主義を敵視するウォール街や軍需で潤った投資家や起業家が集まった。ハリマン駐ソ大使(鉄道王の息子)、フォレスタル海軍長官(ウォール街の投資家)、ステティニアス国務長官(USスティール会長)など。戦後も戦争経済が必要だとする起業家や経営者がアメリカを支配していった。
<ソ連に対し傲慢さが全開。1945年4月23日、「アゴに1発お見舞いしてやった」>
1945年4月23日、トルーマンは、マンハッタン計画の最高責任者グローブス少将から8月末までに原爆が完成予定と報告を受けた。奇しくもこの日はインパール作戦が頓挫して日本のビルマ方面軍がラングーン撤退を始めた日だった。
原爆を手にすることが確実になって尊大さが増したトルーマンは、この日、モロトフ・ソ連外相と会談し、ポーランド問題(赤軍によるポーランド軍への迫害等)を持ち出しソ連はヤルタ協定違反だと糾弾した。あわてたモロトフがスターリンの見解を説明しようとするとトルーマンはそれを遮った。そして別の課題に移ろうとするモロトフに言った。
「話は以上です。私の見解をスターリン元帥に伝えてください」
憤慨したモロトフは「このような扱いを受けたのは初めてです」と返した。
「不満なら協定を守ればいいのです」
憤然として立ち去るモロトフの後ろ姿をみながら、トルーマンは得意げに語った。
「1発お見舞いしてやったよ。アゴにワン、ツー、ストレイトだ!」
(ヒストリー・チャネル 「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」第2回から)
このトルーマンの傲慢さが招いた失敗は、ソ連との冷戦勃発、鉄のカーテンによる分断、軍拡競争、赤狩りの激化、朝鮮戦争勃発の遠因となっていく。
強大なアメリカの権力の頂点に立つと自身が大きくなったと錯覚するリーダーが現れる。狭量、傲慢、虚勢、見識不足、自分の意見に反対する者を罵倒する、他者への気遣い・良心の呵責が薄い(広島への原爆投下の一報を聞き艦上で喜び周囲の乗組員に自慢した)といったトルーマンの資質はトランプと共通するところがある。トランプには更に「下品」といったおまけがつく。
●トランプ爆弾
2017年1月12日の初記者会見で山のような息子たちへの事業経営権の移譲書類書類を積み上げ、これで利益相反問題は解決だと一方的にまくし立てた。その場その場を煙に巻きすり抜ける手法が果たして通用するだろうか。公開するつもりのない時限爆弾、トランプ・オーガニゼーションはやがて黒い煙をくすぶり始める可能性が高い。各地のタックス・ヘイブン、韓国、インド、中東などで発火するかもしれない。
メキシコ、フランス、ドイツ、中国も反発をし始めた。だがロシアへは友好なサインしか送らず、制裁解除への道筋をつけようとしている。制裁解除と引き換えにロシアと核軍縮交渉をチラつかせているが、問題のすり変えである。ウクライナに武力侵略されたクリミアは諦めろと念押しするようなものだ。ロシアへの制裁解除と引き換えにすべきは、ロシアがウクライナにクリミアを返還することが交換条件となる。核軍縮は時間のかかる交渉を経てゆっくりと進んでいって効果を現すものだが、制裁解除はすぐできる。ロシアにとっては願ってもないことになる。制裁解除で十分潤ったロシアが核軍縮は止めるといえば、ロシアはクリミアと経済発展の両得となり大勝利だ。
トランプのEU分断発言もロシアには大歓迎だ。まるでロシア製あやつりトランプ人形のようだ。
思いつきで問題解決を口にする大統領は、アメリカのみならず世界を不安定化させるだろう。
「温暖化の根本問題は何だ。一人一人のエネルギー消費量が大きいから?それではアメリカ以外の世界人口を半分にすればいいじゃないか」、「チマチマした掃討作戦で軍備をすり減らすな。ISのクソどもが一番多く集まっているところに戦術核を一発落としてやれば問題は解決だ。狂犬マティスの名が泣くぞ」
70年間かけて磨き上げてきた常識はずれの「知性」である。このような悪夢の決断を平気で口走るかもしれない。
彼は経済政策がうまくいかなくなっても、その失政を認めないだろう。
「トランポノミクスはうまくいっている。経済効果が実感できないのは道半ばだからだ」
アメリカのまともな人々にお願いしたい。核の発射ボタンと白紙の「大統領令」の書類の束をトランプからできるだけ遠くに離しておいてほしい。ムリかもしれないけれど。