●Bingで調べる前に。AIへの質問(プロンプト)には工夫がいるから。
「イベルメクチンは効くか?」このテーマを深追いする前に、筆者の立場を明確にしておく。
筆者は、ワクチン効果懐疑派で、かつイベルメクチン有効派である。だからこのテーマを調べるのに中立ではない。「なんだそれじゃ結論ありきじゃないか!」と言われても仕方がない。
しかし盲目的に反ワクチンの陰謀論を信じているからではなく、根拠もなくイベルメクチンは有効だと主張しているのでもない。理由があるからだ。それを簡単に説明しよう。
「コロナにはいまのところワクチンしか有効に対処する薬はない」という風潮がある。これはそう間違った指摘ではないだろう。さらに「イベルメクチンが一部の人は効くと言っているが、本当かな?WHOもFDA(米食品医薬品局)、CDC(米疾病予防管理センタ)も否定的だ」と感じている人も多いだろうと思う。
この3年間に、コロナに怯える世界の人々の心に植え付けられたまさにこの2つの印象こそ、世界的なワクチン村、ワクチン・マフィア、メガ・ファーマー帝国の思うつぼなのだ。なんだ、やっぱり陰謀論か、と即断するなかれ。筆者が根拠や理由なくデタラメを書いているかどうかは記事を全部読んでから判断してほしい。
「莫大なワクチン開発費をかけて、しかも大儲けができるのに、安価で長年の実績と高い忍容性のある既存薬で治すことができる」
ワクチンや新薬で儲けたいメガ・ファーマー帝国にとっては許しがたいことだ。
理由を説明しよう。
●不可解なアビガンつぶしの謎。トランプや安倍の承認意向でさえ潰したのは誰か?
<不可解1 国を私物化した安倍でさえ自国薬アビガンを承認ができなかった>
日本で最初の緊急事態宣言(2020.春)が発出された頃、中国ではコロナの感染爆発で大混乱していた。レムデシビルや抗HIV薬カレトラなど多くの既存薬を試し、最終的にコロナに改善効果が認められたファビピラビル(アビガン)が中国で国内承認されていた。
(日経バイオテク2020.3.18)
焦る安倍はアビガンが近いうちに日本でも5月中には緊急承認されるだろうと前のめりになってTVで発信していた。既に1100の医療機関で投与され3000件の投与例があり、世界約80カ国にも無償提供の予定、投与例約350人の2週間後の症状改善傾向で、「軽症者 9割、重症者 6割」の著効結果だった。トランプ米大統領との会談でも自慢げに話していたのだ。
(国内外に自慢したアビガン。NHK・NW9・2020.4.7。報道ST2020.4.16。モーニングショー2020.5.4)
だがご存じのように、なぜかアビガンの緊急承認は見送られた。その代わり2020年5月7日の日本医師会の有識者会議で特例承認の緊急提言で「高いエビデンスでCOVID-19に対する有効性が確認された初めての薬剤」としてレムデシビルが特例承認された。しかし6月1日、レムデシビルの後期治験で有効性の効果は確認できなかったと発表され、ギリアド社の株価は下落した。さぞ株価乱高下で大儲けした人がいたのではないか。
さらに加えると、このレムデシビルはいわくつきのしろものだ。開発には米陸軍感染症医学研究所(USAMRIID)が関わっていて抗エボラ薬としては失敗したと言われている。またギリアド社は、悪名高い大物の銭ゲバ、ラムズフェルド国防長官が会長を務めていた世界第2位のメガ・ファーマーで、ラムズフェルドは大株主の一人であった。
インフルエンザの経口治療薬としてはタミフルが有名だが、このタミフルもギリアド社が開発した。アビガンも抗インフルエンザ薬として開発承認されたが、厚労省の管理下に置かれたまま市場では使われなかった。タミフル市場を守るためと勘繰られても仕方がないのではないか。なぜアビガンは使われなかったのか?危険な先天異常を引き起こす催奇性の副作用があるから使用は慎重にすべき、というのが理由だ。
表向きの貧弱なアビガン排除根拠は信じられない。何か大きな力が働いたと考えると納得がいく。
<不可解2 アビガンの催奇性が問題? だが近年日本で承認された新コロナ経口治療薬、メルク社のモルヌピラビル、塩野義のゾコーバにも催奇性がある。なぜ承認されたのか?>
アビガンはRNA合成阻害を機序とする抗ウィルス薬である。日本でコロナ治療薬として承認されているレムデシビル、モルヌピラビル、ゾコーバもRNA合成阻害を機序とする薬剤。そしてRNA合成阻害薬には催奇性という副作用があることが知られている。
米大統領トランプも2020年の春頃、パンデミック初期は「コロナはただの風邪の一種」と軽視して対策を怠った一人だ。だが日米だけでなく世界中で死者が溢れかえる惨状がハッキリしてくると、国民からの厳しいバッシングの嵐を被ることになった。お友達同士のトランプと安倍は電話で鳩首協議を重ねた。コロナ特効薬はないか?
「レムデシビルが効くようだ」とトランプ。
「日本にはアビガンがあり、中国に先を越されて治療薬承認されたが、日本でも5月中には承認させる予定です。世界中に無償供与できる体制を準備している」と安倍。
「オレにももちろん送ってくれるのだろう?シンゾウ」
「当然です。ドナルド」
「ゴルフクラブより良い贈り物になりそうだ。NSA(国家安全保障会議)にもアビガンを受け入れるよう手をまわしておく。ファウチやFDA、CDCなどが抵抗しそうだが、俺に逆らう度胸のあるやつはいない」
こんなやり取りがあったと想像させる記事がある。その記事からは催奇性の副作用があることが問題となり米国の薬事当局が反対したようだ、とある。
POLITICO(米・政治専門メディア)の2020.3.31の英語記事で、タイトルは、
White House pressures FDA on unproven Japanese drug(ホワイトハウスは、証明されていない日本薬についてFDAに圧力をかける)とある。下図はその英語記事の抜粋を日本語翻訳させたもの。
(安倍もトランプも推奨したアビガン。どれだけの力のあるものがこれを葬ったのか?POLITICO 2000.3.31)
このトランプと安倍のアビガン承認を巡る結託を批判する別の記事もある。NYタイムスのベン・ドゥーリー記者が書いた記事、「不都合な真実 安倍首相が推しまくるアビガン」2020.5.9。
その記事の中で記者は「アビガンには先天異常という危険な副作用があり、安倍はその重要事項をごまかして推奨」と書かれてある。
ベン記者に訊きたい。
メルク社のモルヌピラビル、塩野義のゾコーバにも催奇性があるのに、コロナ治療薬として承認されているが、どう思うか?
ベンは何と答えるだろうか
(マスゴミもアビガン排除に活躍。記事「不都合な真実」2020.5.9)
<不可解3 なぜ厚労省はアビガンを認めないのか? AIに訊いてみた。アビガンをコロナ治療薬として承認している国は?>
日本の厚労省はこの催奇性を問題視してインフルエンザ経口治療薬市場からアビガンを葬った。タミフル独占市場ができてしまった。なぜ厚労省は米国のメガ・ファーマーおたくなのか?
AIに訊いてみよう。
「ファビピラビルをコロナ治療薬として承認している国は、中国、ロシア以外にありますか?」
AI回答「中国、ロシアのほかにも、インド、インドネシア、トルコなどで承認されています」
さらにAIにアビガン承認国は何か国か?と訊いてみたら、「少なくとも10か国以上」と回答があった。
筆者が調べた2020年9月時点では、様々な商品名で、約60か国で使用・登録されていたことが分かっている。
中国・浙江海正薬業(Hisun)社の「法匹拉韋(ファビラベ)」、ロシア・Chemrarグループの「Авифавир(アビファビル)」、インド・Glenmark社の「Fabiflu(ファビフル)」、インド・Cipla社の「Ciplenza(シプレンザ)」、エジピト・Rameda社の「Anviziram(アンビジラム)」、トルコ・Atabay社の「Favicovir(ファビコビル)」等など。
(またもや厚労省が承認先送り。世界各国にはアビガンのジェネリック薬が溢れているのに。モーニングショー2020.12.10他から)
もし2020年10月16日、富士フィルムがアビガンの有効性を示す治験結果とともに承認申請が提出された時点で、厚労省が緊急承認していれば、自宅放置でコロナ死した人々や、カロナールなど解熱薬で中途半端な症状回復して平均6.2か月後に再感染して後遺症を引きずっている人々を減らすことができた可能性が大である。
この厚労省のアビガン承認引き延ばし策は人命を軽視した無責任な不作為行為で重大である。
だが厚労省はたぶん次のように言い訳するだろう。
「2022年10月14日、富士フィルムのほうから「重症化を抑える効果が確認できなかったので承認を取り下げる」と申し出があったからだ。我々には責任はない」
今更承認して効果があることが分かれば、厚労省のメンツ丸つぶれになる。ワクチンを打つ人もいなくなる。企業側から取り消したことにすれば丸く収まる。
それに「重症化抑制効果がなかったから」とする取り消し理由はおかしいだろう。重要なのはタミフルのように早期投与軽快効果である。富士フィルムに承認申請を諦めるよう「働きかけ」があったと考えれば胸落ちする。
<アビガンが効いたという多くの著効例。今はブロックされて閲覧できない>
2020年春、世界中で治療薬を模索していたころ、日本各地の病院で臨床研究としてコロナ入院患者にアビガンが投与され、その治療の結果、著効(著しい効果があった)例が「日本感染症学会」の公開サイトに多数掲載されていた。監督官庁である厚労省がそのことを知らないハズがない。この著効例を厚労省が安倍に進言したので、安倍の世界へのアビガン自慢が行われたのだ。
① 「ファビピラビルが著効した1例」東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 統合診療部 2020.4.15
② 「早期のファビピラビル、重症化せず軽快」旭労災病院(愛知)2020.3.31
③ 「ファビピラビル使用例を含む例」杏林大学医学部付属病院(東京) 2例中の後半例 2020.3.31
④ 「ファビピラビルを早期投与し軽快した80代後半の例」舟橋中央病院(千葉) 2020.3.31
⑤ 「当院における・・ファビピラビル投与の肺炎例11例・・」舟橋中央病院5例 2020.4.13
⑥ 「発症8日目にファビピラビル投与で翌日から急速改善した例」日本赤十字社伊勢赤十字病院(三重) 2020.4.15
⑦ 「透析患者にファビピラビルを使用した例」名古屋大学医学部付属病院 2020.4.15
⑧ 「ファビピラビル(アビガン)投与により速やかな症状改善とPCR陰転化を認めた例」東京品川病院 2020.4.6
これはアビガン著効例のほんの一部である。他にもたくさんあったが、今はこのサイトはなぜかブロックされていて見ることはできない。
安倍が世界に向けてアビガン自慢をしている時は閲覧できたのに、アビガンが承認見送りになった途端に閲覧できなくなったことは何を意味するのか。
(注記:当学会サイトからは見ることはできないが、各研究論文は個々の研究者の著作物のためネット上に残っていれば検索可能である。
例えば⑥番目の論文は、「日本赤十字社伊勢赤十字病院」、「発症8日目」、「ファビピラビル」でヒットした)
なぜアビガンが効くことを隠すのか?
世界で使用されているのに日本はなぜ承認しないのか?
アビガンを葬って得したのは誰か?
次回は、「AIに訊いてみた-2 「イベルメクチンは効くか?」② 私はこれでワクチンをやめましたの巻」の予定。
「イベルメクチンは効くか?」このテーマを深追いする前に、筆者の立場を明確にしておく。
筆者は、ワクチン効果懐疑派で、かつイベルメクチン有効派である。だからこのテーマを調べるのに中立ではない。「なんだそれじゃ結論ありきじゃないか!」と言われても仕方がない。
しかし盲目的に反ワクチンの陰謀論を信じているからではなく、根拠もなくイベルメクチンは有効だと主張しているのでもない。理由があるからだ。それを簡単に説明しよう。
「コロナにはいまのところワクチンしか有効に対処する薬はない」という風潮がある。これはそう間違った指摘ではないだろう。さらに「イベルメクチンが一部の人は効くと言っているが、本当かな?WHOもFDA(米食品医薬品局)、CDC(米疾病予防管理センタ)も否定的だ」と感じている人も多いだろうと思う。
この3年間に、コロナに怯える世界の人々の心に植え付けられたまさにこの2つの印象こそ、世界的なワクチン村、ワクチン・マフィア、メガ・ファーマー帝国の思うつぼなのだ。なんだ、やっぱり陰謀論か、と即断するなかれ。筆者が根拠や理由なくデタラメを書いているかどうかは記事を全部読んでから判断してほしい。
「莫大なワクチン開発費をかけて、しかも大儲けができるのに、安価で長年の実績と高い忍容性のある既存薬で治すことができる」
ワクチンや新薬で儲けたいメガ・ファーマー帝国にとっては許しがたいことだ。
理由を説明しよう。
●不可解なアビガンつぶしの謎。トランプや安倍の承認意向でさえ潰したのは誰か?
<不可解1 国を私物化した安倍でさえ自国薬アビガンを承認ができなかった>
日本で最初の緊急事態宣言(2020.春)が発出された頃、中国ではコロナの感染爆発で大混乱していた。レムデシビルや抗HIV薬カレトラなど多くの既存薬を試し、最終的にコロナに改善効果が認められたファビピラビル(アビガン)が中国で国内承認されていた。
(日経バイオテク2020.3.18)
焦る安倍はアビガンが近いうちに日本でも5月中には緊急承認されるだろうと前のめりになってTVで発信していた。既に1100の医療機関で投与され3000件の投与例があり、世界約80カ国にも無償提供の予定、投与例約350人の2週間後の症状改善傾向で、「軽症者 9割、重症者 6割」の著効結果だった。トランプ米大統領との会談でも自慢げに話していたのだ。
(国内外に自慢したアビガン。NHK・NW9・2020.4.7。報道ST2020.4.16。モーニングショー2020.5.4)
だがご存じのように、なぜかアビガンの緊急承認は見送られた。その代わり2020年5月7日の日本医師会の有識者会議で特例承認の緊急提言で「高いエビデンスでCOVID-19に対する有効性が確認された初めての薬剤」としてレムデシビルが特例承認された。しかし6月1日、レムデシビルの後期治験で有効性の効果は確認できなかったと発表され、ギリアド社の株価は下落した。さぞ株価乱高下で大儲けした人がいたのではないか。
さらに加えると、このレムデシビルはいわくつきのしろものだ。開発には米陸軍感染症医学研究所(USAMRIID)が関わっていて抗エボラ薬としては失敗したと言われている。またギリアド社は、悪名高い大物の銭ゲバ、ラムズフェルド国防長官が会長を務めていた世界第2位のメガ・ファーマーで、ラムズフェルドは大株主の一人であった。
インフルエンザの経口治療薬としてはタミフルが有名だが、このタミフルもギリアド社が開発した。アビガンも抗インフルエンザ薬として開発承認されたが、厚労省の管理下に置かれたまま市場では使われなかった。タミフル市場を守るためと勘繰られても仕方がないのではないか。なぜアビガンは使われなかったのか?危険な先天異常を引き起こす催奇性の副作用があるから使用は慎重にすべき、というのが理由だ。
表向きの貧弱なアビガン排除根拠は信じられない。何か大きな力が働いたと考えると納得がいく。
<不可解2 アビガンの催奇性が問題? だが近年日本で承認された新コロナ経口治療薬、メルク社のモルヌピラビル、塩野義のゾコーバにも催奇性がある。なぜ承認されたのか?>
アビガンはRNA合成阻害を機序とする抗ウィルス薬である。日本でコロナ治療薬として承認されているレムデシビル、モルヌピラビル、ゾコーバもRNA合成阻害を機序とする薬剤。そしてRNA合成阻害薬には催奇性という副作用があることが知られている。
米大統領トランプも2020年の春頃、パンデミック初期は「コロナはただの風邪の一種」と軽視して対策を怠った一人だ。だが日米だけでなく世界中で死者が溢れかえる惨状がハッキリしてくると、国民からの厳しいバッシングの嵐を被ることになった。お友達同士のトランプと安倍は電話で鳩首協議を重ねた。コロナ特効薬はないか?
「レムデシビルが効くようだ」とトランプ。
「日本にはアビガンがあり、中国に先を越されて治療薬承認されたが、日本でも5月中には承認させる予定です。世界中に無償供与できる体制を準備している」と安倍。
「オレにももちろん送ってくれるのだろう?シンゾウ」
「当然です。ドナルド」
「ゴルフクラブより良い贈り物になりそうだ。NSA(国家安全保障会議)にもアビガンを受け入れるよう手をまわしておく。ファウチやFDA、CDCなどが抵抗しそうだが、俺に逆らう度胸のあるやつはいない」
こんなやり取りがあったと想像させる記事がある。その記事からは催奇性の副作用があることが問題となり米国の薬事当局が反対したようだ、とある。
POLITICO(米・政治専門メディア)の2020.3.31の英語記事で、タイトルは、
White House pressures FDA on unproven Japanese drug(ホワイトハウスは、証明されていない日本薬についてFDAに圧力をかける)とある。下図はその英語記事の抜粋を日本語翻訳させたもの。
(安倍もトランプも推奨したアビガン。どれだけの力のあるものがこれを葬ったのか?POLITICO 2000.3.31)
このトランプと安倍のアビガン承認を巡る結託を批判する別の記事もある。NYタイムスのベン・ドゥーリー記者が書いた記事、「不都合な真実 安倍首相が推しまくるアビガン」2020.5.9。
その記事の中で記者は「アビガンには先天異常という危険な副作用があり、安倍はその重要事項をごまかして推奨」と書かれてある。
ベン記者に訊きたい。
メルク社のモルヌピラビル、塩野義のゾコーバにも催奇性があるのに、コロナ治療薬として承認されているが、どう思うか?
ベンは何と答えるだろうか
(マスゴミもアビガン排除に活躍。記事「不都合な真実」2020.5.9)
<不可解3 なぜ厚労省はアビガンを認めないのか? AIに訊いてみた。アビガンをコロナ治療薬として承認している国は?>
日本の厚労省はこの催奇性を問題視してインフルエンザ経口治療薬市場からアビガンを葬った。タミフル独占市場ができてしまった。なぜ厚労省は米国のメガ・ファーマーおたくなのか?
AIに訊いてみよう。
「ファビピラビルをコロナ治療薬として承認している国は、中国、ロシア以外にありますか?」
AI回答「中国、ロシアのほかにも、インド、インドネシア、トルコなどで承認されています」
さらにAIにアビガン承認国は何か国か?と訊いてみたら、「少なくとも10か国以上」と回答があった。
筆者が調べた2020年9月時点では、様々な商品名で、約60か国で使用・登録されていたことが分かっている。
中国・浙江海正薬業(Hisun)社の「法匹拉韋(ファビラベ)」、ロシア・Chemrarグループの「Авифавир(アビファビル)」、インド・Glenmark社の「Fabiflu(ファビフル)」、インド・Cipla社の「Ciplenza(シプレンザ)」、エジピト・Rameda社の「Anviziram(アンビジラム)」、トルコ・Atabay社の「Favicovir(ファビコビル)」等など。
(またもや厚労省が承認先送り。世界各国にはアビガンのジェネリック薬が溢れているのに。モーニングショー2020.12.10他から)
もし2020年10月16日、富士フィルムがアビガンの有効性を示す治験結果とともに承認申請が提出された時点で、厚労省が緊急承認していれば、自宅放置でコロナ死した人々や、カロナールなど解熱薬で中途半端な症状回復して平均6.2か月後に再感染して後遺症を引きずっている人々を減らすことができた可能性が大である。
この厚労省のアビガン承認引き延ばし策は人命を軽視した無責任な不作為行為で重大である。
だが厚労省はたぶん次のように言い訳するだろう。
「2022年10月14日、富士フィルムのほうから「重症化を抑える効果が確認できなかったので承認を取り下げる」と申し出があったからだ。我々には責任はない」
今更承認して効果があることが分かれば、厚労省のメンツ丸つぶれになる。ワクチンを打つ人もいなくなる。企業側から取り消したことにすれば丸く収まる。
それに「重症化抑制効果がなかったから」とする取り消し理由はおかしいだろう。重要なのはタミフルのように早期投与軽快効果である。富士フィルムに承認申請を諦めるよう「働きかけ」があったと考えれば胸落ちする。
<アビガンが効いたという多くの著効例。今はブロックされて閲覧できない>
2020年春、世界中で治療薬を模索していたころ、日本各地の病院で臨床研究としてコロナ入院患者にアビガンが投与され、その治療の結果、著効(著しい効果があった)例が「日本感染症学会」の公開サイトに多数掲載されていた。監督官庁である厚労省がそのことを知らないハズがない。この著効例を厚労省が安倍に進言したので、安倍の世界へのアビガン自慢が行われたのだ。
① 「ファビピラビルが著効した1例」東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 統合診療部 2020.4.15
② 「早期のファビピラビル、重症化せず軽快」旭労災病院(愛知)2020.3.31
③ 「ファビピラビル使用例を含む例」杏林大学医学部付属病院(東京) 2例中の後半例 2020.3.31
④ 「ファビピラビルを早期投与し軽快した80代後半の例」舟橋中央病院(千葉) 2020.3.31
⑤ 「当院における・・ファビピラビル投与の肺炎例11例・・」舟橋中央病院5例 2020.4.13
⑥ 「発症8日目にファビピラビル投与で翌日から急速改善した例」日本赤十字社伊勢赤十字病院(三重) 2020.4.15
⑦ 「透析患者にファビピラビルを使用した例」名古屋大学医学部付属病院 2020.4.15
⑧ 「ファビピラビル(アビガン)投与により速やかな症状改善とPCR陰転化を認めた例」東京品川病院 2020.4.6
これはアビガン著効例のほんの一部である。他にもたくさんあったが、今はこのサイトはなぜかブロックされていて見ることはできない。
安倍が世界に向けてアビガン自慢をしている時は閲覧できたのに、アビガンが承認見送りになった途端に閲覧できなくなったことは何を意味するのか。
(注記:当学会サイトからは見ることはできないが、各研究論文は個々の研究者の著作物のためネット上に残っていれば検索可能である。
例えば⑥番目の論文は、「日本赤十字社伊勢赤十字病院」、「発症8日目」、「ファビピラビル」でヒットした)
なぜアビガンが効くことを隠すのか?
世界で使用されているのに日本はなぜ承認しないのか?
アビガンを葬って得したのは誰か?
次回は、「AIに訊いてみた-2 「イベルメクチンは効くか?」② 私はこれでワクチンをやめましたの巻」の予定。