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愛媛大学ボート日誌
僕にとってボート競技とは、、、。
こんにちは。2回生の竹内大悟です。
最近の私の生活は、これまでになくボートに染まっています。春前からほぼ毎日エルゴをし、夜は疲労回復のために(そこそこ勉学面を削って?)早く寝るという生活を続けてきました。トレーニングの内容も、私にとっては、高校のボート生活を合わせても、今まででかなり重めなつもりです。自分に甘い私にしては、頑張った方なのかなぁと思ったり、でも一方で、大会で周りとの差を突きつけられ、「全然足りてへんやん。」と思ったり。
そんな日々を送っているのですが、もうすぐ私の中でボート生活の区切りが一旦つきそうなので、私にとってのボート競技の魅力を遠慮なく語ってみたいと思います。
みんな面白いブロブを書くので、ついプレッシャーを感じますが、私にはその才能が備わっていないので、気にせずダラダラ書きます。
私がボート競技に出会ったのは高校の時です。そこまで大した入部動機があった訳ではないのですが、いざ入部してボートを漕いでみると、陸上では味わえない感覚に一目惚れ。水を切り裂くような感覚も新鮮ですし、陸からでは見ることのできないボートからの景色も気に入って、すぐにボートにハマってしまいました。今でもあの臭い琵琶湖の匂いを嗅ぐと、初めての乗艇で、先輩に教えられながらクオドを漕いでいた(まだ希望に満ち溢れていた)ときの記憶が蘇ります。
しかし、実は!そんな「ボート漕ぐん楽しい!」と思えていたのはおそらくそこから数ヶ月ほどで、すぐにボート漕ぎの楽しさが分からなくなりました!笑。「おんなじ動作繰り返して何が楽しいねん。」これは今でも思っています。でも、私がボートへの情熱を少なくともある程度は保てられたのは「ボート漕ぎ」ではなく「ボート競技」に魅力を感じられたからです。
私にとってのボート競技の魅力はいろいろあるのですが、一つは「ユニフォーミティ」です。(この言葉、ボート関連の書籍で見ただけで、漕ぎやリズムをどれだけ完璧に合わせられるかといったような意味合いの単語だと思うのですが、)クルーボートを漕ぐ上でユニフォーミティを無視することはできません。練習を重ねていくごとにクルーのユニフォーミティが徐々に高まり、「ほぼクルーが一つになった!」と感じられた時の快感はものすごいです。その点に関して、私はボート競技の中で圧倒的にダブル・ペアが好きです。クオドも好きなのですが、ダブル・ペアは船の上には二人しかいないということで、より絆や友情が深まるような気がします。小艇の不安定感も相まって、二人の漕ぎが合い、船が綺麗に進んだ時はニヤけるくらい快感です。乗艇中、私がニヤけていたらユニフォーミティを感じているんだなと思っていてください。
余談ですが、最近ペアを練習する機会をいただきました。初スイープがペアで悪戦苦闘していますが、おそらくボート競技において、ユニフォーミティが最も求められる種目だと思います。完全にクルーが一心同体にならないと、艇はまともに進みません。このやりがいを感じながら、しばらくペアで頑張ってみようと思います。
また、レースも好きです。ただ漕ぐことを繰り返すという要素に関しては面白くないし、しんどいですが、それ以上にレースの駆け引きや、勝った時の嬉しさは快感です。これらは大体のスポーツに通ずる感覚だと思いますが、その「スポーツをやっていたら大抵感じる感覚」を味わうために、ボート競技という手段を使っているという感じです。
ボートはとても奥深く、繊細な技術が求められる一方、絶対的な体力が結果に寄与する割合は他のスポーツに比べ大きい方なのかなと思っています(多分)。運動のセンスが全くない私にとって、その点はとてつもなく重要な点です。挫けそうになった時は、「センスは努力でカバーしよう。」「下手くそでも、エルゴさえ引いとけば結果はついてくる。」と自分に言い聞かせ、やけくそになってエルゴをしています。自分に言い訳できないところが逆にボートを続ける原動力になっているのかもしれません。
原動力といえば、私はクルーボートでしか大会に出たことがないのですが、仲間の足を引っ張ってはいけないという気持ちも大きな原動力です。気持ちというより強迫観念に近いですが。ただ、人のために頑張るというのは案外悪いものでもないですね。ボート競技全体を通してのやりがいの一つになっています。
さらに、これも他の競技でも感じるのでしょうが、ただ部活というもの自体が楽しいというのも、今まで私が退部や幽霊部員とならず、ボート競技から離れることのなかった大きな要因です。なぜか、ボートを漕ぐ人に悪い人はいませんよね。実際、高校・大学のボート部の仲間は本当にみんないい人です。部活以外の時間でもとても仲良くしてくれて、色々な思い出を作ってこられました。ここまで団結力が高まるのは、皆でボート競技やエルゴの尋常でない辛さを共に耐え抜いてきたからなのかもしれません。そう思うとボート部でよかったのかな。
簡単にまとめると、私にとってのボート競技の魅力は「仲間と共に共通の目標に向かって励む」「レースで味わえるスポーツの醍醐味を実際に体験する」「努力次第で結果はついてくる」ということみたいです。無機質で体の負担が大きすぎるこのボート競技は、あくまで、クルーや部員と共に笑い、共に苦しむというベタな青春を実現し、レースで勝って達成感を得るためのツールでしかないです。嫌でも続けている理由は、耐えた先で得られるものが大きすぎるからです。罪なやつだなぁ〜。
ここまで書くと、冒頭でボートは好きじゃないと宣言したものの、実際のところよく分からなくなってきました。ただ、やはり、レクリエーションとしてのボートは受け付けられないと感じるのと、シングルでの練習は全くやる気が出ないので、やはりボート自体は好きではなさそうです。ただボート競技の魅力は感じています!笑 クルーボートでユニフォーミティを感じながら、目標を常に掲げ、それに向かって頑張っていきたいと思います。
くそ長い割には主観的すぎてどうでもいい文章になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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