・稚児鱈 Japanese codling ちごだら
チゴダラ科の海水魚で全長 30cm内外。体は細長くて側扁し尾部は細い。下顎の先端にひげがある。世界の海洋に広く分布し沿岸の河口域から水深約2500 mの深海底まで多様な環境に生息する。地方によりドンコともいい食用に利用している。
東北の寒帯の海域に主に生息し体長30cmになる蝦夷磯愛魚女と酷似し、二つを同種とする説もある。
淡白な白身魚で、冬に大きな肝と身を珍重して 肝和え、刺身、鍋、塩焼き、唐揚げ、煮付け、味噌汁 にしている。
&チゴダラ科Family Moridae ちごだらか
動物界Animalia- 脊索(せきさく)動物門Chordata-条鰭綱(じょうきこう)Actinopterygii-新鰭亜綱Neopterygii-側棘鰭上目(そくきょくきじょうもく)Paracanthopterygii-タラ目Gadiformes(9科:タラ科・メルルーサ科・ソコダラ科・チゴダラ科Family Moridae・ウナギダラ科・ソコダラ科・アシナガダラ科・カワリヒレダラ科・サイウオ科・ピュキス科)-チゴダラ科は、18属100種が知られタラ目では、ソコダラ科に次いで2番目に大きい科としてある。
日本では8属17種が知られる。本種の分布域は、北海道南部以南~九州の沿岸域で、とくに東北エリアに多く棲息する。 ほぼ全海域に分布、多くは底生性の深海魚だが、一部に沿岸域・汽水域に生息する種類もある。チゴダラ科は特徴的な鰾 (うきぶくろ)、耳石(じせき)をもっている。イソアイナメ属 Lotella、チゴダラ属Genus Physiculus、ナガチゴダラ属 Gadella、カナダダラ属 Antimora、イトヒキダラ属 Laemonemaなどで食用種にチゴダラ、エゾイソアイナメ、イトヒキダラがいる。
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