駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

架線切断の原因

2007-06-25 16:35:33 | 安全で安心な「駅と街」
22日にJR東北線・高崎線で架線が切れ全面的に運行ができなくなった事故の原因が「高崎線の上り電車の運転士が停止位置の約70メートル手前で誤って電車を止めたこと」だとJR東日本が発表しました。
確かに直接の原因はそうだと思いますが、エアセクションの関係で停止を求められている場所と信号機の場所が19メートルしかないのは、ちょっと少ないような気がします。
停止信号を見過ごすと大変な事故を引き起こす可能性がありますから、運転士としては信号機に神経を集中しているだろうし、その際にエアセクション関係の標識を見落とす可能性は十分あると思います。
もちろん、運転士には十分注意して欲しいものの、精神論で片付けるのではなく、
・信号とエアセクションの間隔をもう少し離す
・前述の対策が難しい場所では架線の電圧差を小さくしたり、架線が切れにくい構造(1本の架線を上下2本1組に増やして架線を切れにくくしている例があるそうです)を工夫する
等が必要かと思います。

夕張破たん 視察は有料

2007-06-25 10:17:15 | 近頃のできごとから
 一週間前の新聞記事ですが、夕張市には財政破たんや再建計画に関する問い合わせ・視察の申し込みが殺到しているようで、職員数が半減していて対応が難しいことと、財政に少しでも貢献するためということで、視察を有料化したそうです。
 料金は5人以下の団体が1回1万5000円、6人以上は一人当たり2000円追加(時間は1時間以内。1時間を超えると、30分ごとに3000円の延長料金)だそうです。
 前に横浜市でも新規施策への視察について有料化を打ち出したかと思います。皆さんはこれについてどう考えますか?
 私は賛成です。理由は、
・「ちょっと聞いてみよう」という安易な質問や視察が防げて、受け入れ側の職員にとっても、視察する側の職員にとっても時間の無駄がさけられて、真に重要な視察のみを実施することになる。
・大勢の人のためではなく、視察した個人・団体だけの勉強のために職員の時間が拘束される。
・新規施策の導入に向けた行政職員の努力に報いることになる。情報はタダではいけないと思います。
というところです。
 ただし、学会や全国会議のような場では積極的に発表するという前提条件付ですけれど。
 交通についても、富山のLRTをはじめ視察が殺到している箇所があるんでしょうね。見て終わりとならないように期待するところです。