遠藤雷太のうろうろブログ

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赤堀雅秋監督『葛城事件』(2016年)

2019-02-24 01:03:25 | DVD・VHS・動画など

6月18日(土)公開 『葛城事件』予告編 30秒ver

2018/2/13

・ある無差別殺人事件を起こした葛城稔が凶行に至るまでの家庭環境を描いた話。

・実際に起きた事件がモデルになっている。

・派手さはなく淡々と嫌な力関係の家族描写が続く。

・葛城稔は家族の中で一番地味なニートだった。

・強い抑圧型の父親、意思の弱い母。一見、優等生に見える兄。義姉。

・ただの妊婦ですら不穏な感じがする。

・父親の葛城清を演じるのは三浦友和さん。

・この父親がとにかくイヤ。

・キャリアのある役者さんだけあって凄むと問答無用で怖い。

・家族にこの迫力の男がいたらひれ伏すしかない。

・基本的に善意で動いているところが悪質で、善意と身勝手が両立しているところが面白い。

・なんでこんなに関わる人を全員不幸にするような人格になってしまったんだ。

・カラオケのシーンも、異様ではあるけど、そういう風に振舞いたい気持ちもギリギリ共感できてしまう。

・時々、事件後のシーンも挟み込まれる。

・田中麗奈さんが、死刑反対の立場から、獄中の彼と結婚する不思議な立場の女として出てくる。

・言ってることもやってることは相当危ういんだけど、嫌な家族描写が続いた後の清涼剤的な感じで助かる。

・拘置所に入れられた稔の言動が父親に似ていて嫌な気持ちになる。

・起きた事件は間違いなく凶行ではあるけど、これを狂気と言ってしまうのは違う気がする。

・程度の差で、このくらいの人はいる。少なくとも異物を見るような話ではない。

・「凶悪殺人者も人間である」というよりも、「自分らだって二皮三皮くらい剥けば凶悪殺人犯になるかもよ」という話だった。

・今は崩壊した家族も、かつては典型的な幸せ家族だったシーンも切ない。

・弁当を食べるシーンがやたらわびしい。

・観ていてもしんどいけど、たまには見ておかなきゃいけないタイプの映画だった。

葛城事件
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コメント
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