遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

こだま兼嗣 総監督『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』

2019-02-27 02:52:07 | 映画を見てきた

2019/2/25

・超人的な射撃の腕を持つ「シティハンター」こと冴羽獠が、ある女性のボディガードを引き受けたことをきっかけに、テロ事件に巻き込まれる話。

・新宿のど真ん中で新型戦闘用ドローンのデモンストレーションが始まる。ちょっとパトレイバーっぽい。

・原作のマンガは全部読んでいるし(エンジェルハートは除く)、アニメも結構見ていた。

・当時は楽しく読んでいたけど、連載当時から2~30年は経っているし、世の中の様子もだいぶん変わっているので、今見ても面白いかは、期待半分、不安半分。

・実際見てみると、一番影響を受けやすい時期に全盛期を見ていただけあって、やっぱり楽しい。

・どの登場人物もそれぞれドラマを抱えているのがわかるので、100分強の話でも全然中だるみしなかった。

・設定は現代なのに、主要キャラクターが全く年を取っていないのは不思議な感じ。

・海坊主がペッパーくんみたいなロボットと並んでいるのは、やっぱりちょっと違和感がある。

・戦闘シーンで美樹さんをフォローするところがかっこいい。原作の二人の馴れ初めの話を読み返したくなる。

・話の軸になるのが依頼人の女性ではなく、パートナーの槇村香なのが、映画仕様っぽい。

・100tハンマーを今見ても面白いんだろうかと心配していたら、ちょっと映画仕様になってて笑った。

・ギャグのちょっと野暮ったい感じが懐かしい。

・冴羽獠の代名詞でもあるもっこりのビジュアルはなし。ポリコレ的にダメだったのか、残り香のように台詞でちょこちょこ聞こえてくる程度。

・ただ、二十歳そこそこの女性に、ほぼ強制的におじさんの裸踊りを見せるほうがよっぽどアウト。

・こういうバランス取るのはとても大変だったはず。

・生き死にに直結するドンパチをやってるはずなのに緊迫感がほとんどない。このへんの80~90年代特有の軽いノリが様式美に見えてくる。

・最後の一撃はトンデモ逆転劇なんだけど、よく考えたらオープニングでちゃんと前置きしていた。フィクションラインは、意外とブレていない。

・散々焦らされてあの曲が流れたらそりゃ興奮する。

・ここまでできるなら、よりファンタジー度の高いあの姉妹の劇場版もあるんじゃないかとちょっと期待してしまう。

コメント
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