遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ドストエフスキー『罪と罰』(~35P)

2025-02-27 22:15:51 | 罪と罰

 

2025/2/25

何度目か忘れたがまた『罪と罰』を読み始めた。

忘れた序盤に戻って読み返すのがもう嫌になってきたので、30ページずつ感想を書いていくことにする。

テキストは工藤精一郎訳の新潮文庫。

本編は5ページから始まるので、5~35Pまで。

登場人物が結構出てくる。覚えたつもりでも読み進めていくうちに忘れてしまい、無理やり進もうとすると話についていけなくなる。まずはその点を何とかするべく、ここまでの登場人物をメモしておく。

○ラスコーリニコフ:本編の主人公。学生。

○アリョーナ・イワーノヴナ:質屋の老婆

○リザヴェーダ:(おそらく)アリョーナの妹

○マルメラードフ:九等官。官吏崩れ。酒場の酔っ払い。「貧は罪ならず」というこの人が言ってさえいなければ名言。マルメ。

○カテリーナ・イワーノヴナ:マルメの妻

○レベジャーニコフ:ソーネチカをばかに侮辱してカテリーナを殴った。

○アマリヤ・フョードロヴナ・リッペヴェフゼル:マルメ家が住む家の家主。

○ソーニャ・セミューノヴナ:マルメの娘。娼婦。ソーネチカ。

○イワン・イワーノヴィチ:マルメの話に出てきた五等官。

○ダーリヤ・フランツォヴナ:性悪のゴロツキ女

○カペルナウモウ:仕立屋。ソーニャが住んでいる。

○イワン・アファナーシエヴィチ閣下:マルメにとって神のような御方。

書き出してみると、マルメが意外と重要人物。

わからくなったら、ここに戻れば思い出せるだろう。

かなり雑な人物紹介なので、頃合いを見て更新したい。

ラスコーリニコフは、何か大それたことをしようとしているが、なかなか決心がつかないらしい。

うすらぼんやりとしたあらすじは記憶にあるので、彼が何をしようとしているかは知っている。

要するに芥川の『羅生門』のようなことだ。

屋根裏部屋のようなところに住んでいるし、質屋で金を借りては、質を流す流さないでグダグダ言っているので、裕福ではないのは明らかだが、学生らしく、働いている様子もない。

召使いのような女中はいる。今の日本人から見ると奇妙。

社会全体が貧しい感じなので、近未来の日本はこんな感じなんじゃないかと思ったりする。

コメント
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