2024/10/10
・殺し屋女子のコンビが、出張先の宮崎でモグリの殺し屋を粛清しようとする話。シリーズ三作目。
・殺し屋としての有能さと、それぞれ違うベクトルで世間に馴染めないというギャップのある二人が、お互いの弱点を埋め合うように暮らしている。
・今回は主張先が舞台とあって、殺し屋としての仕事シーンが多く、日常要素は抑えめ。
・それでも打撃、関節、乱戦、タイマン、銃に刃物、色々なバリエーションでアクションを楽しむことができる。
・特に刃物を使った戦闘は見ていて本当に緊張する。
・スピード感は他と変わりないし、他の戦闘シーンの撮影より事故率が高そうな感じがしてしまう。
・まひろ役の伊澤彩織さんは、実際に動きが早いし、体格のいい男性と一対一で戦っても遜色なく動ける。ここまで戦闘に特化している役者さんは少ないと思う。
・年齢を重ねれば見せ方も変わってくるだろうし、たぶん今見ておくべき役者さんのひとり。
・もう一人のちさとは、髙石あかりさんが演じる。社交性は高いものの、すぐにキレ散らすし、協調性が全くない。カタギの仕事は無理という説得力がある。
・基本的にアクションよりも演技の人という印象はあったけど、一作目から比較するとアクションの頻度も増えている。ポイントになる姿勢がかっこいい。最後の一撃にも意表を突かれた。
・主役二人のキャラがしっかりしているぶん、敵役はもちろん、新しい登場人物の造形は本当に難しいと思う。
・今回は、池松壮亮さん。あまりアクションのイメージはなかったけど、真面目が行き過ぎて底が見えないという深みのある悪役だった。
・サブマシンガンを乱射するところの全く飾り気のない服装が好き。
・前回もあったけど、決着直前に小休憩するのよくわからなかった。
・殺し屋としての正義を全うした最後のハンカチのシーンは、物語が線でつながった感じで、見ていて気持ちよかった。
・今回も清掃班の二人が楽しい。有能なのに頭のネジが一本抜けている感じ。癒し枠。
・水石亜飛夢さん演じる田坂。あの情緒不安定な話し方、どんな心持ちで演技すればああなるんだろう。
・元々のターゲットの存在が軽すぎて、新ターゲットの餌にしかなっていないところもおもしろかった。
(サツゲキ)
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