映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』予告編
2017/12/1
・魔法の三味線を持った少年KUBOが、「月の帝」に対抗するため、仲間とともに伝説の武具を求めて旅をする話。
・いわゆる「ストップモーション・アニメ」なので、単純な動きでお客さんの想像力に頼る方向なのかと思ったら、どいつもこいつもめっちゃ動く。
・母親の唇のもっちり動く感じがかわいい。
・全体的に演技が巧い。この表現を量産されたら役者の仕事がなくなるレベル。
・最後の大きな敵が、一周してCGにしか見えない。
・作り手側のことを考えると頭がおかしくなりそうなので、早々に意識から外して物語に集中する。
・序盤の印象は、ジブリの冒険活劇をピクサーの演出で作った感じ。つまり、最高。
・舞台は日本のとある村。アメリカ人の考えるクールな日本社会。多少おかしくても、確かにかっこいい。
・KUBOが少年の名前(母親からもそう呼ばれている)というのがそもそもおかしい。
・タイトルからそうなんだから、むしろ、そういうリアリティバランスの作品なんだと受け止めるべき。
・悪役には鎖鎌がよく似合う。
・基本、子供が見ても大丈夫だけど、追っ手が本気で怖いので苦手な子は泣いてしまうかも。
・母親の世話に追われる「よくできた子供」が、旅を通して「子供らしさ」を取り戻していくところ。とてもいとおしい。
・なので、後半、ある秘密が明らかになるところでも、サプライズというより必然だったので、すんなり受け入れられた。
・伏線の使い方に震える。伏せ方も巧い。
・武器と音楽の選択を強いられるところで、音楽をとったKUBOがかっこよすぎる。
・物語の必要性を映画で語っている。「物語が終わる」ということを肯定的に描いている。
・思えば、序盤のKUBOが折紙芝居を弾き語りし出したところから、テーマが一貫している。
・月の帝の顛末。優しすぎる。KUBOだけでなく、村人全員が優しい。
・鑑賞後、そういう趣味がないのにパンフを買うため売店に並んでしまった。売り切れていた。
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