遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

坂本祐以×イトウワカナ「SO-SU」(INDEPENDENT:SPR14 Bブロック)

2014-05-10 23:33:52 | 演劇を見てきた
2014/5/10

アイドルを目指すセツコが間違った努力と妄想の限りを尽くす話。
モノローグ型ひとり遊び系。
およそ一人芝居を考えれば、一番最初に思いつきそうな手法。
それでもちゃんと腕のいい作り手が手がければ、ちゃんとオリジナリティのある面白い作品になる。
このタイプの一人芝居でありがちなセルフツッコミがなく、漫才でいうボケ要素だけでどこまでも遠くに行ってしまう。
結果、ちゃんと「アイドルを目指す頭のおかしい人」に見える。
夢をかなえるためにバイトすることが逆効果になるところとか、いいことだと思って夢を追いかけているうちに取り返しのつかない年齢になっているところとか、「夢=呪い」観がお客さんの共感にも結びつくと思う。
歌シーンもばかばかしくて笑った。
最後の着地もきれいに決まって、完成度高い。

※フライヤーとパンフで坂本さんの名前が違うけど、こっちであってるのかしら。

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