遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

「売り言葉」(大竹しのぶ一人芝居)

2011-07-26 20:47:52 | 一人芝居
2011/7/27

高村智恵子の一生を追った話。
この前の『くちづけ』における「障害者」もそうだったけど、「狂気」もまた取り扱い要注意事項。
素人が安直に手を出しやすく、そこそこの演劇的効果が期待できる。
野田秀樹や大竹しのぶのような、すでに十分すぎる評価と地位のある表現者が取り上げるには、けっこう勇気のいる要素だ。
自分も、その道の一流がやる「狂気」はどんだけ凄いんだとろうと期待しながら見る。
しかし、大竹しのぶはたぶん凄いと思うんだけど、録画映像がずっと縦にブレ続けていたので、じっくり演技を楽しむという感じにならなかった。残念。
70分くらいの芝居だが、演出面でも自転車を使ったり、障子をびりびりやぶいたり、生演奏を入れたりで、色々な工夫があった。
なにかと三谷幸喜の「なにわバタフライ」と重なった。
この作品については、もう少しじっくり考えることにしよう。

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