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2016/11/30
森下くるみの自伝映画なら面白いのかなと思って見てみる。
最初は、AVにありがちな自己紹介シーン。
ヒロインが服を脱いでいる間に、唐突に死んだ魚の目を挿入する攻めの編集。
セックスシーンがたくさん出てくるわりに、頑なに乳首だけ映らないようになっていて、びっくりするくらい動きが不自然。
せっかく女優ががんばって全裸になってるのに、だんだん「股間を上手く隠す伝統的な下ネタ」のバリエーションのように見えてくる。
主演の成田梨紗は、森下くるみよりも、小向美奈子のほうが合っている。似てる似てない以前にタイプが全然違う。
映画監督や脚本家の役が出てくるメタ構造。
彼らは愚痴しか言っていないので、ほんとにこの映画自体、撮りたくなかったんだろうなと思う。
結果、魚と白塗りアングラ妖精だけの実験映画的なところだけ記憶に残った。
※たぶん、原作は面白いんだと思う(未読)。
すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫) | |
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