縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

木の妖精

2007-07-24 | Weblog
夢をみた。木の妖精がやってきて助けてほしいと猫社長に頼みに来たのだ。妖精はすごく辛そうで
苦しそうだった。猫社長ができることならなんでもやってあげるけど、残念ながらお金の相談は
だめだからね、そう言うと妖精は冗談は顔だけにしておいてくださいと悲しそうに言った。
そこで目が醒めた。実は思い当たることがあったので、もしかしてと針金を切る鋏を持って近くの
街路樹に行ってみた。すると一本の木が風もないのにさわさわ揺れてここよと猫社長を呼んだ。
その木には蔦生の植物がビシッと巻き付き幹が見えないほど葉を生い茂らせていた。蔦はムカデの
ような足が生えて木にしっかり食い込んでいた。妖精の木は他の街路樹より元気がない、
枝の先が枯れている。これは大変、真綿でぎりぎりしめられる苦しみが伝わった。
猫社長は蔦の根元に鋏を入れた。結構手強い、それでもようやく切り離し成功、他のところも
何カ所か切り離した。するとさわさわと木が揺れた。猫社長さんありがとうと言った気がした。
なんのなんの、お礼なんていらないよ。それより宝くじせめて3等でいいから当たるようにしてね。
そのとたん蝉におしっこをかけられた。
人助けじゃないけど、いいことをするとなんだか気持ちいい。