縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

キリバスと沖ノ鳥島

2007-08-13 | Weblog
キリバス共和国、日本から8000キロ位離れている太平洋の島々。猫社長の車は5年目に突入
したけどまだ8000キロに到達出来てない。そう思うと随分遠いんだなあと遙か彼方の島々に
思いをめぐらしている。ところがカワウソちゃんは8000キロは高橋尚子だったら練習を含めて
一年でそのくらい走ってるだってさ。
キリバス共和国は海抜2メートルしかない、地球温暖化の影響で海面が上昇し国土がどんどん海に、
沈んでいる。でもさ、それを解説しているテレビのコメンテーターたちがこのくそ暑い日にみんな背広に
ネクタイで涼しげに話をしている。人ごとだ。
小笠原の先の沖ノ鳥島、岩にしかみえないんだけど日本にとって重要なこの島だって海抜が上がったら
海の中に没入してしまう。排他的経済水域40万平方kmを失ってしまうわけだ。これで政治家や官僚が
温暖化に歯止めを掛けようと真剣に考えてくれたらいいんだけど。まだ楽観視してる?

東京日和蝉時雨

2007-08-12 | Weblog
蝉は昼に鳴くものかと思っていたら、夜中に一斉に鳴き出す瞬間がある。せいぜい3分位なんだけど、
それが毎夜なので安眠妨害というより不思議な感覚になる。月がこの高さにきたらいざ鳴こうと
示し合わせているのか、会合のためか、もしかして気の弱い蝉が昼は葉っぱの影でじっと待ち、
夜中に彼女を求めて集まっているのか。まあどちらにしてもこの騒がしさは後もう少しだ。
蝉の亡骸があちこちでみられるようになり、虫の音が聞こえてくるようになると、夏は終わる。
この時期に聞く大貫妙子様の東京日和は格別、ここ数年夏はこればかり聞いている。
街路樹の木陰、公園の噴水、日傘の婦人、水辺線に沈む太陽、雷と夕立、夏の名残、すべてが頭のなかで
写真のスライドショーとなって表れる。無人島に持っていくならこのアルバム。

ノーモア肥だめ

2007-08-11 | Weblog
ドラマはだしのゲン、ゲンが肥だめに落ちるシーンをみて違うなと思った。猫社長が小さい頃まだ
あちこちに肥だめがあったのだけど、ドラマは緑色でさらさら、あまり臭そうじゃない、
でも本物はどどめ色でお味噌のようにもったりしている。固まってひびのはいっているものもあった。
いやいや実際にさわったことも落ちたこともございませんが、死んでもあそこにははまりたくない。
裸足のゲンの出演者はシャツもブラウスも真っ白ぴかぴか、畳なんか青畳、髪はシャンプーしたてのさらさら
婆猫いわく、昔はみんな服はつぎはぎだらけでぼろぼろお風呂もあまりはいれなかったって、女優さんたちの
もち肌美白をみているとリアリティのなさで少し冷める。だけどノーモア広島。
婆猫と叔母猫は会うとしょっちゅう昔の貧乏で苦労した時の話をする。でもそれがなんだかとても楽しそうで
ときどき大笑いをしながら涙を流している。おさがりの赤いランドセルを炭で黒くした。でも雨が降ったとき
炭が流れて大変なことになったとか、100年過ぎれば笑い話になるってことだね。

さよなら川イルカ

2007-08-10 | Weblog
中国揚子江の川イルカが絶滅させられた。何千萬年前からずっと住み続けいた所からとうとう消えた。
でも猫社長はちょっとほっとしている。まだ川イルカが存在していた時、イルカの映像が出る度
なんともいたたまれない気持ちになっていたからだ。もうあんな汚い化学物質まみれの川で苦しむ
こともないだろう。
地球に人類が誕生してなかったら、太陽のように明るく、月のようにやさしく、せかいは宝石のごとく
輝いていただろう。日本島にはたぬきがおってさ、日本狼も日本カワウソもいて大空に朱鷺が飛び交う
本当に美しい島だったろう。行ってみたいな予想の国。

趣味嗜好自慢

2007-08-09 | Weblog
人はそれぞれいろいろな趣味趣向を持っている。友人のミミズクちゃんは30年以上もジュリーの
追っかけをしている。インゲンちゃんは美容一筋で何十種類ものサプリを飲み、シミができれば
レーザーで取り、造顔マッサージとビリーズブートキャンプに励んでいる。ケヤキちゃんは車が大好きで
車の質問をするとどんなことでも答えてくれる。みんな自分の好きな事を話すと顔が生き生きして
話が止まらない。猫社長の場合、これを話し出すと止まらないという事柄がない。しいていうなら
富士山は猫社長家の私有地で国にレンタルしててさ、自家用車は戦車、時々摩周湖のプールで泳ぐんだ。
こういう妄想話をまじめな顔で話すことかな。誰も聞いてくれないけどね。