Why Ozawa Must GoNEWSWEEK Feb8の、
小沢一郎民主党幹事長の退任を求める論説記事の第一段落の、
Then, in January, public prosecutors arrested a DPJ lawmaker and former Ozawa aide on charges that he took $4 million from a construction company, promising favorable treatment from Ozawa in return. という一文は、
五文型分類ではSVO構造の第3文型です。
主語はpublic prosecutors
動詞はarrested
目的語はa DPJ lawmaker and former Ozawa aideで、ほかは修飾語句です。
やや悩ましいのは、分詞構文になっているpromising favorable treatment from Ozawa in returnしたのは誰かです。通常、分詞構文の主語と文の主語は同じになり、そうならないのが独立分詞構文で、The rain beginning to fall, I went home.(雨が降り始めたので、私は家に帰りました)のように意味上の主語(ここではThe rain)を明示します。
ただ、「分詞構文の主語と文の主語は同じ」という原則を上記のNEWSWEEKの一文に適用するとpromising favorable treatment from Ozawa in returnしたのは文の主語であるpublic prosecutorsになってしまいます。日本はそんな無政府状態に近いような国ではなく、実際にpromising favorable treatment from Ozawa in returnしたのはthat節の主語であるheすなわち逮捕されたa DPJ lawmaker and former Ozawa aide(同一人物)以外に考えられません。
ここでのthatは名詞とその直後来る完全な文をつないでthat節を形成しており、「同格のthat」と呼ばれます。「分詞構文がひとつの節の中に含まれる場合、分詞の主語は節の主語と一致する」と考えれば整合性のある理解が得られるでしょう。
類似のケースは09年7月16日にも紹介しています。
Power Of the PeopleTIME June29-July6
というイランの政情を伝える記事の中に
The regime has crushed challenges to its authority before, most recently in 1999, when students poured into the streets to protest the closing of a reformist newspaper, prompting the government to unleash vigilantes on them.という一文がありました。
prompting以下が分詞構文で、意味としては「政府に、彼らに自警団をけしかけることを誘発した」くらいで、themはstudents以外に考えられません。
もちろんpromptingしたのはThe regimeではありません。そう考えてしまうと、「政権が政府に促した」というわけのわからない話になってしまいます。prompting以下の分詞構文の主語はwhenで始まる節の主語であるstudentsです。whenが導く節の意味は「その時学生達は改革派新聞の廃刊に抗議するために街頭にくり出して、政府が自分たちに自警団をけしかけることを誘発した」くらいに解せばよいでしょう。ここでも、「分詞構文がひとつの節の中に含まれる場合、分詞の主語は節の主語と一致する」と考えればいいわけです。.
小沢一郎民主党幹事長の退任を求める論説記事の第一段落の、
Then, in January, public prosecutors arrested a DPJ lawmaker and former Ozawa aide on charges that he took $4 million from a construction company, promising favorable treatment from Ozawa in return. という一文は、
五文型分類ではSVO構造の第3文型です。
主語はpublic prosecutors
動詞はarrested
目的語はa DPJ lawmaker and former Ozawa aideで、ほかは修飾語句です。
やや悩ましいのは、分詞構文になっているpromising favorable treatment from Ozawa in returnしたのは誰かです。通常、分詞構文の主語と文の主語は同じになり、そうならないのが独立分詞構文で、The rain beginning to fall, I went home.(雨が降り始めたので、私は家に帰りました)のように意味上の主語(ここではThe rain)を明示します。
ただ、「分詞構文の主語と文の主語は同じ」という原則を上記のNEWSWEEKの一文に適用するとpromising favorable treatment from Ozawa in returnしたのは文の主語であるpublic prosecutorsになってしまいます。日本はそんな無政府状態に近いような国ではなく、実際にpromising favorable treatment from Ozawa in returnしたのはthat節の主語であるheすなわち逮捕されたa DPJ lawmaker and former Ozawa aide(同一人物)以外に考えられません。
ここでのthatは名詞とその直後来る完全な文をつないでthat節を形成しており、「同格のthat」と呼ばれます。「分詞構文がひとつの節の中に含まれる場合、分詞の主語は節の主語と一致する」と考えれば整合性のある理解が得られるでしょう。
類似のケースは09年7月16日にも紹介しています。
Power Of the PeopleTIME June29-July6
というイランの政情を伝える記事の中に
The regime has crushed challenges to its authority before, most recently in 1999, when students poured into the streets to protest the closing of a reformist newspaper, prompting the government to unleash vigilantes on them.という一文がありました。
prompting以下が分詞構文で、意味としては「政府に、彼らに自警団をけしかけることを誘発した」くらいで、themはstudents以外に考えられません。
もちろんpromptingしたのはThe regimeではありません。そう考えてしまうと、「政権が政府に促した」というわけのわからない話になってしまいます。prompting以下の分詞構文の主語はwhenで始まる節の主語であるstudentsです。whenが導く節の意味は「その時学生達は改革派新聞の廃刊に抗議するために街頭にくり出して、政府が自分たちに自警団をけしかけることを誘発した」くらいに解せばよいでしょう。ここでも、「分詞構文がひとつの節の中に含まれる場合、分詞の主語は節の主語と一致する」と考えればいいわけです。.
thatを同格のthatと捉えると、
SVOであることが分かりました。
分詞構文では、
類似のケースを紹介していただいて
理解が深まりました。