今日は朝から涼しい風が吹いて、清清しいですね~
心なしか、ミンミンの鳴き声は少なくなって、季節は着実に秋に移行しているようです。
さて、前回は「あなたのため」という言葉は偽善の言葉で、その証拠に「あなたのため」と思うと、上げようとした足が重くなる、ということを書きました。
なぜ、何も考えずに足を上げた時と、こうも足が重くなって持ち上がらないのか?
答えは
真実ではないから
何が?
あなたのためという言葉
そして、ウソは身体がネガティブな陰氣の反応を示します。
ひとの身体はわたしたちが思っている以上にとても賢いのです。
身体が示す陰氣の反応とは主に
固くなる、縮む、重くなる、呼吸が浅くなる、力が入りづらい、安定しない
など。
だから、持ち上げようとした足が重く感じられ、力が入りづらいから、結果、足が上がらなくなる。
このことから、「あなたのため」はメチャクチャ陰氣(ネガティブ)な言葉とわかります。
陰氣な言葉があればその対極の、陽氣な言葉があります。
その言葉とは
わたしのため
ご近所や親戚に自慢したいんだから、わたしのために、いい大学に入りなさいよ
これ、陽氣の言葉です。
ただし、見方を変えれば一般的に開き直りと言えます。
そうよわたしが自慢したいんだからいいじゃないそれが何か?
と、まぁこんな感じ。
それでも、相手を想っているように見せかけて、相手を自分の意のままにコントロールしようとする偽善、よりはマシ。
仰向けに寝て両足を上げてみると、「あなたのため」と思って上げた時よりは「わたしのため」と思って上げた時の方が上がると思います。
でもこれは、あくまで開き直りだということをお忘れなく。
そして、森羅万象、宇宙にはこの陰氣の状態と陽氣の状態の他にもう一つの状態があります。
それこそが宇宙の真理。
最も理想的な状態。
その状態とは、「陰であり、陽である」、「陰ではなく、陽でもない」状態。
すなわち、陰陽が合一(ユニティ)した状態。
図に表すと、このようになります。
多分、一度は目にしたことがあると思います。
これは『陰陽魚対極図』と呼ばれていて、宇宙の真理そのものを表しています。
まぁ、小難しい話はこの辺にしておいて、この理想的な状態になると、身体はどうなるのか?
「あなたのため」というネガティブな言葉では、身体が重くなって足が上がらなくなりました。
「わたしのため」というポジティブ、ある意味、開き直りの言葉では 多少は足が上がるようになります。
では、上の陰陽魚で表される理想的な状態になる言葉、それは
「私(わたくし)達のため」
それでは、「私(わたくし)達のため」あるいは「わたし達のため」と思って同じように足を上げてみてください。
どうでしょう?
いままでとは比べ物にならない位、足が軽く、すんなり上がりませんか?
真理を思ったり、言葉にして放つと身体は軽く、それでいて芯がしっかりして呼吸が深くなります。
これがブレない状態。
魂がしっかり、自分の中に納まり、わたしが「私」である状態。
あなたのためではなく、わたしのためでもない。
わたし達のため
これが真理
これが真(まこと)の道