どうして惹かれるのでしょうね。
流れ星に・・・
普段忘れている「地球という星の上で生かされている」ことを、
思い出したい からでしょうか。
外で夜空を見上げていると首が痛くなって、
すごすご家に入ったけれど、
あきらめきれずに、
居間の窓を開けてしばらく夜空を見上げました。
「ひとつだけみられたら やめよう」
と思っていたのに、
東の空から南の方へ、
す~っと明るい光が流れると、
ドキドキ ワクワクし、
「あともうひとつだけ・・・!」と欲張りになってしまうのでした。
窓枠に仕切られた狭い空を、
遠くの街の明かりで白い空を、
ものともせずに、 驚くほど明るく、
星は流れたのでした。
願い事なんてする暇はありません。する気もありません。
流れ星だって、人間の勝手な願い事など聞いてる場合じゃないでしょうね。
燃えて落ちてゆく途中なのですから。
それでもやっぱり 流れ星を見たいという気持ちは強く、
何度も窓の外を眺めるのでした。
お盆が始まりましたね・・・
昔は亡くなった人のことを「お星様になった」と言いましたっけ。
でも、亡くなった人たちがお墓に眠ってなんかいないように、
星になったりもしていなくて、
やっぱりそのひとは そのひととして、
違う次元の世界に 確かに存在しているのでした。
さて、もう一度だけ空を見上げて、
この日常がとても儚いものだということを、
そしてだからこそ 大切で尊いものだということを、
再度心に刻みましょう。