宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

幸せは どんなときも 私の中に・・・

北海道の人形劇シリーズPart2 「モイモイ・オーシャン・パラダイス」

2018-04-29 21:35:22 | 日記

木々の花々が色とりどりに咲き輝く3連休・・・家族で出かけたりしてる人も多いんだろうなぁ・・・

と思いながら、一人家に籠もってPCに向かうだけ・・・な~んて淋しいので、

沢則行さん作の人形劇を、観てきました。結局一人ではありますけれどね~

  

今は荒涼とした断崖絶壁だけが残るオタモイ岬・・・

かつてはそこに、ある一人の男性が夢を実現させた「一大観光施設、オタモイ遊園地」があったのでした。

そこに建てられた「龍宮閣」は京都の清水寺を凌ぐと言われたと、オタモイにある看板に書かれています

 

断崖絶壁に突き出すように作られたその建物は、「龍宮城のおとぎ話の世界のようだった」と書かれてもいます。

そのおとぎ話を、人形劇にしたのが、世界的人形劇師沢則行さん!小樽出身ですものね~

 

人形劇を観るのっていつもワクワクします。

中は撮影禁止ですが、やまびこ座のHPからお借りした写真・・・

こんな感じ。

お人形は口以外は動きませんが、操る方達が上手なので、

いろんな表情に変化して見えます。

 

現実となった華やかな夢は、戦争や火災で脆くも消えてしまうので、ストーリーは切ないけれど、

台詞もわかりやすく、歌もあって、子どもでも楽しく観られる作品でした。。。っていうか、もともと子ども向けですよね

小さなお子さんのいる家族連れが大半でした。

小っちゃいけれど多感で賢そうな男の子が、

まだ始まらないうちに「恐い~」と泣いて、後ろの席で観ていたけれど、

劇が終わったら、お母さんと一緒に人形達のいる舞台前へ行って、

お人形と握手していたのがとっても可愛くってほのぼのしました

会場3分の1くらいしか席が埋まっていなかったのが、とってももったいない感じでした。

あと1公演、明日11時からのがありま~す。

 

あ、せっかくなので・・・

先週たまたまオタモイに行ったのですが・・・

この作品の時代の建物で唯一残っているのを撮してきたのでした!偶然!

あれです、あれ!上ってゆくと・・・

80年前の夢の名残が、今も移設保存されていたのでした!

この門をくぐると、鰊が豊漁で、華やかな料亭や遊園地が建つ80年前の世界へタイムワープ!?

現実とフィクションが交錯する経験でした。

実際にはこの門の後ろには、たくさんの蕾がついた桜が植えられていました。

今頃はもう、開いているかなぁ・・・

ついでのついでに、その周辺に咲いていた野の花・・・

エゾエンゴサクとキバナノアマナ。

野の花たちはきっと、遊園地がある前から今まで、ずっと変わりなく、繰り返し咲き続けているのでしょうね・・・

 

 

 

コメント (2)
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