木々の花々が色とりどりに咲き輝く3連休・・・家族で出かけたりしてる人も多いんだろうなぁ・・・
と思いながら、一人家に籠もってPCに向かうだけ・・・な~んて淋しいので、
沢則行さん作の人形劇を、観てきました。結局一人ではありますけれどね~
今は荒涼とした断崖絶壁だけが残るオタモイ岬・・・
かつてはそこに、ある一人の男性が夢を実現させた「一大観光施設、オタモイ遊園地」があったのでした。
そこに建てられた「龍宮閣」は京都の清水寺を凌ぐと言われたと、オタモイにある看板に書かれています
断崖絶壁に突き出すように作られたその建物は、「龍宮城のおとぎ話の世界のようだった」と書かれてもいます。
そのおとぎ話を、人形劇にしたのが、世界的人形劇師沢則行さん!小樽出身ですものね~
人形劇を観るのっていつもワクワクします。
中は撮影禁止ですが、やまびこ座のHPからお借りした写真・・・
こんな感じ。
お人形は口以外は動きませんが、操る方達が上手なので、
いろんな表情に変化して見えます。
現実となった華やかな夢は、戦争や火災で脆くも消えてしまうので、ストーリーは切ないけれど、
台詞もわかりやすく、歌もあって、子どもでも楽しく観られる作品でした。。。っていうか、もともと子ども向けですよね
小さなお子さんのいる家族連れが大半でした。
小っちゃいけれど多感で賢そうな男の子が、
まだ始まらないうちに「恐い~」と泣いて、後ろの席で観ていたけれど、
劇が終わったら、お母さんと一緒に人形達のいる舞台前へ行って、
お人形と握手していたのがとっても可愛くってほのぼのしました
会場3分の1くらいしか席が埋まっていなかったのが、とってももったいない感じでした。
あと1公演、明日11時からのがありま~す。
あ、せっかくなので・・・
先週たまたまオタモイに行ったのですが・・・
この作品の時代の建物で唯一残っているのを撮してきたのでした!偶然!
あれです、あれ!上ってゆくと・・・
80年前の夢の名残が、今も移設保存されていたのでした!
この門をくぐると、鰊が豊漁で、華やかな料亭や遊園地が建つ80年前の世界へタイムワープ!?
現実とフィクションが交錯する経験でした。
実際にはこの門の後ろには、たくさんの蕾がついた桜が植えられていました。
今頃はもう、開いているかなぁ・・・
ついでのついでに、その周辺に咲いていた野の花・・・
エゾエンゴサクとキバナノアマナ。
野の花たちはきっと、遊園地がある前から今まで、ずっと変わりなく、繰り返し咲き続けているのでしょうね・・・