手洗い

歯の治療で数回医院に通い今週終了した。少し気になっていたのは、歯科医の手洗い。
３つの椅子があり、たいてい二人ずつ治療が進行する。
二人の間を行ったり来たりしながら、治療が進む。
患者が換わるたびに、歯科医が手を洗うのを見ていて、手の荒れを心配していた。

母の介助をしながら考えた。下の世話をするとき、私は手袋を使わない。
汚れれば、手を洗えば良いと考えている。

施設では、使い捨て手袋を使うようだが、私は好ましくないと思っている。
以前勤務していた施設でも、ごくまれにだがトイレ介助を担当し、手袋を使わなかった。
人の体に触れるときは、素手でやるべきと思っていた。
しかし、衛生上の理由から、手袋の使用が望ましいという意見もあった。
素手での作業を他の職員に強制できず、衛生を訴えることには黙認をしてしまった。

介護事業所等での最近の通例は知らないが、大勢の利用者に対応する場合は、
仕方がないだろうか。
感染症の問題があるからというが、小規模の施設では、感染症の有無はわかっている。
感染症の可能性がない場合でも、手袋を使うのはどうなのだろう。
私自身は、手袋を通して介助されるのは嫌だと思う。だから、ひとにもできない。

他人の下の世話は汚いからという理由ではないだろうか。
汚いと思う心情は抑えようがない。
それでも、手袋の使用は受け入れがたいと思っている。

＜本日の歩行～１３㎞…例会にて＞

三波春夫とＳ．Ｅ．Ｎ．Ｓ

「俵星玄蕃」が流れている。すばらしい声を聞くと気持ちがよい。
今日母の通院で内科の医院に行き、血液検査の結果は良好といわれた。
時々言われるのだが、高齢者には若い頃に馴染んだ音楽を聴かせると良いと。
それを受けただけではないが、「ＵＳＥＮ」に加入した。夕食後、８時から８時半頃、
「美空ひばり」、「昭和歌謡名曲選」と聞いていたが、いつもの寝る時間になると、
「さ～て寝ようかな」と言うのだが、時間を過ぎても、「もう少し聞く」と言っている。
珍しいことだった。それでも８時４５分、「そろそろ寝るかい」と言うと、「うん」。
９時３分、寝る準備が終わり、私は「Ｓ．Ｅ．Ｎ．Ｓ」に浸る。

ヒヤリハット

あまりよい命名とも思えないが、状況が良くわかる言い方ではある。
介護の現場などで、日常の対応時、ヒヤリとしたり、ハッとしたりしたことを言う。
大きな事故に至らなくても、「ヒヤリやハット」した事例から学び、
できるだけ事故を防ごうという取り組みがなされている。
事例集もまとめられ、介護現場では意識的に学習、研鑽を積んでいる。

今日は、例会で朝が早いので、母は、昨日からショートステイに行っていた。
１７時８分古河駅着。家に２０分頃到着すると、Ｋさんが忘年会の会費を届けてくれた。
タバコは吸わないが、一服してから、母を迎えに行った。前から気になっていたのだが、
Ｈ園は、道路に面した施設の駐車場が、道路に向かって下りに傾斜している。
母を車の脇に止め、両ブレーキをかけて、エンジンをかけるために反対側にまわった。
母のところに戻ると、母がいない。７～８Ｍ先の道路の向こう側にいた。
状況からすると、自分でブレーキをはずすと、車いすは斜面を道路へと走り、
道路の反対側まで行って止まったらしい。
この道路は、イオンの北側道路なので、通行量が多い。まさにヒヤリであった。
突然車いすが、車の往来の多い道路に走り出たのだから、ぶつかって当たり前だ。
偶然、車がとぎれていたために、向こう側まで走ってしまったようだ。

状況を聞いても、本人はのんびりしている。車が来なかったので進んだと言っているが、
傾斜をただ滑り出しただけと思われる。本人はよく見ていたと言っているので、
これ以上追求しても無駄なことだ。介護者が気をつけることだろう。

今後は、複数で迎えに行くか、目を離さないようにして行動しなければならない。
場合によっては、明日は「お通夜」となっていたかもしれない。
まさに、結果オーライでの「ヒヤリハット」であった。

＜今日の歩行～１０㎞＞