NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で著名な同時通訳者を紹介していた。
同時通訳は“格闘技”であるという。手話通訳にもその一面があるので納得した。
この番組は肌が合わないのだが、「通訳」というところに惹かれ、つい見てしまった。
国際的な通訳もこなす会議通訳者で、日本でも第一人者といわれている。
「言葉を超えて、人をつなぐ」というタイトルが目を引いた。
福島県浪江町での国際会議通訳では、「ふるさと再生」という言葉にこだわり、
訳語を練る姿が印象的だった。
一般的に「ふるさと」という場合、「home town」というそうだが、ここ浪江の場合、
込められた意味を考えると違うのではないかと、さんざん苦悩していた。
「準備と努力は裏切らない」という言葉とともに、対象に立ち向かう姿勢に打たれた。