悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

意義ある異議

2017-11-30 23:36:28 | 雑記

土浦市の「上高津貝塚ふるさと歴史の広場-考古資料館」に行ってきた。
企画展「中世のみち 鎌倉街道」、ウォーキングに関連づける収穫は得られなかった。
展示資料の大半が、鎌倉街道付近の集落から出土した土器、陶器類が主なものだった。
配付資料に「鎌倉街道」を示す地形図があったので、コースを作る際には参考になる。
壁面に他館の特別展開催のポスターがあり、行きたくなったので若干の収穫はあった。

下の絵は徳川幕府最後の「社参風景」であり、手前の橋のたもとが「栗橋関所」である。
この絵は版画であり、野田市の「関宿城博物館」にある。先の社参の時に見てきた。

「5県ウォーク」をある人に語ったとき、県協会でやる意義は感じられないと言われた。
茨城県内の地域を歩くのではなく、茨城県の末端をかすめる県境を歩くだけではないか。
また、唐突に大会実施が打ち出され、各地域クラブへの周知も不十分であろう、という。
前者で言われたことはその通りであるが、「県境の町古河市」だからこその計画であり、
全国を見渡しても、このような設定の県境ウォークはできないという意味で特殊である。
距離も50kmという長距離であり、長距離ウォーカーには魅力的なコースだと思う。
後者についてはその通りであり、主催グループの位置づけにも、不明確な点がある。
この点については、検討の余地があり、紛争の火種を抱えていると言わざるを得ないが、
むしろ、地域団体が県協会と単会のあり方に向き合う必要があると感じる。

真正面からする異議には、意義がある。
反対のための反対はよくなされるが、無理を通そうとするので嘘が混じることが多い。
私は、意見の違いがありながら、不快にも感ぜず、そうかな、こうは考えられないかと、
言葉を継げる関係は貴重だと思っている。

今日は歩かなかった


大袈裟な話になった

2017-11-29 22:17:46 | 雑記

1週間程度の入院であるが、事務連絡のようなつもりで子どもに連絡をした。
お見舞いに来るというので、娘には、藤沢周平が美味いと言っていた「デメル」という、
某有名チョコレートを注文した。
前にねだっておいたのだが、その時は忘れられたので、催促かたがたひと言付け加えた。
病院に持ってきて貰うわけにはいかないが、2男にはウイスキーを催促する予定である。
Drの助言によると、「手術をすれば、安心して飲めるよ・・・」とのことなので・・。
正月が終わる頃には、一杯いけそうなので、楽しみである。
後は、『樅の木は残った』の下巻と、『山本周五郎中短篇秀作選集4』くらいだろうか。
2冊とも読了してしまうとまずいので、電子書籍端末を持っていこうかと考えている。
来年の1月2日退院という日程もあったが、早めにしたかったのでケアマネを急がせて、
今回の日程で間に合うことになった。
担当のDrがどんな人か気にしながら診察を待っていた。私の前に診察を終えた人が、
穏やかにくつろいだ顔をして診察室から出てきたのを見て、安心できそうな気がした。
予想通り、丁寧に話を聞いてくれ、まったく構えずに話ができたので、嬉しくなった。

明日は、土浦の「上高津貝塚ふるさと歴史の広場」で開催中の「中世のみち 鎌倉街道」
展に行く予定である。

  


高瀬舟

2017-11-28 23:40:56 | 雑記

三遊亭圓生による「高瀬舟」、森鷗外の原作に沿って話しているのだが、落語でもない。
圓生の、あの落語の語り口による演出が加わり、迫力もあるので、なかなかに聞かせる。

この短編小説は、かなり前に1度読んだ記憶がある。が、読み飛ばしたようであった。
尊属殺人か、自殺幇助か、あるいは、果たして殺人といえるのかという問題提起である。

2人暮らしの貧しい生活の中で病を得、1人働く兄に苦労をかけまいと、自殺を図った弟。
兄は、死にきれず苦しむ弟の求めにて応じ、仕方なくカミソリを抜いてやり、死なせる。
自殺を完遂させようという意識は、多少あったであろう。とすれば、自殺幇助となるか。
高瀬舟で護送する役人は、貧の内に弟殺しとされた男の話を聞き、罪科に疑問をもつが、
自分を納得させることもできないまま、上の者(奉行)の判断に任せて疑問を飲み込む。

世に行なわれ、眼前に現れることがらの多くは、たいてい多様な側面を併せ持っている。
だが、どちらかの立場をとらざるを得ない場合が圧倒的に多い。
私は、ドラマは勧善懲悪ものが好みであるが、信じるところに従って法を破る主人公の、
波瀾万丈の物語にも惹かれる。
ひと(他人)には多様なあり方を認めながらも、自分の信じるところは貫いて生きたい。
そうありたいと思うが、なかなか難しいのが現実である。
70(従心)を前にして、40(不惑)にも到達していないことを自覚する、今日この頃。

今日は歩かず


中世のみち「鎌倉街道」

2017-11-27 22:28:49 | ウォーキング

茨城県ウオーキング協会のHPに連載されている「地図の話」は、100回を超えた。
最近ご無沙汰していたが、今回「鎌倉街道」に触れていたので、久しぶりに読んだ。

丁度土浦市の「上高津貝塚ふるさと歴史の広場」で企画展を開催中であると知った。
ここは、以前古河の例会で行ったことがあり、下見の際にゆっくりと見学している。
鎌倉街道は土浦駅、土浦城址にも近く、12~13kmの歩くコースができそうなので、
参考のため、12月3日まで開催の企画展「中世のみち鎌倉街道」に行くことにした。

土浦は不便なところで、以前の例会は上野経由で行き、参加者は5名くらいだった。
駅から、りんりんロードに入り、「紫峰」の柴沼醤油などを回って、貝塚を訪れた。

企画展には、電車でなく自家用車で、11月30日か12月2日に行こうかと思っている。
今回の企画展では、鎌倉街道の2コースを示した地図等が提供されるので、楽しみだ。



今日の歩き

鷹見泉石記念館の庭、紅葉が目に鮮やかだった

スマホアプリ「ランタスティック」は今日も不調、下左は別のアプリ

  


人の噂も

2017-11-26 22:11:33 | 雑記

今日面白い話を聞いた。ごく狭い範囲でだろうが、私が病気で倒れたことになっていた。
先の「瀬戸内しまなみ海道W」での出来事を、わりに開けっぴろげに話したものだから、
一部の人が(たぶん思いやりも手伝って)脚色(大げさに)して伝えたらしい。
伝言ゲームなどでもそうだが、伝わっていく内に、脚色やたとえ善意の場合であっても、
誤って伝わっていくことは、よく経験するところである。

まして、関係が必ずしもよくない場合は、憶測やそうあってほしい内容が付け加えられ、
微妙に、あるいは大胆に、内容が変質して伝わっていくこともある。
そんなこともあってか、自分にとってマイナスなことや自慢めいたことには口をつぐむ。

心配をかけないために伝えない場合もある。親戚間では入院や手術はお見舞いに関わる。
先日の告別式で、家人の数年前の手術を伝えたところ、連絡してほしかったと言われた。

人の口には戸を立てられない。間違って伝わってしまえば、不徳のいたすところである。
座して死を待つか、出でて活路を見いだすか、いずれの道をか選ばん。

いつものアプリが不調で動かなかった。


風の色と吐息

2017-11-25 22:01:08 | ウォーキング

水戸線の赤塚駅手前で8:17だった。今日のデイサービスからの迎えは8:00頃だ。
家から電話がこなかった。母が無事デイサービスに向かったと気がつき、吐息をついた。
水戸線に乗ってしまっては、電話がかかっても間に合わず、長男に頼めと言うしかない。
こんな不安が出る度について回る。デイやショートに行ってからでないと安心できない。
最近、母のトイレ回数が減ったので、こんな芸当も何とかできるのだが、万全ではない。
「桃色吐息」は色っぽいが、風の色を見るためにつく吐息は、つや消しだ。

青空と紅葉と海の青が清々しい気分にさせてくれた<小木津自然公園>

可憐なリンドウ

  


アドビ・スキャン

2017-11-24 19:20:06 | 雑記

便利な無料アプリを見つけた。「Adobe Scan」という。← 解説サイトにリンク

出先で見つけた看板、文書(名刺、チラシ)などをスマホのカメラで撮り、トリミング、
位置調整して、画像、ODFファイルとして保存できる。
こんな具合
斜めのままでも、そのまま撮り、必要なところだけ切り抜いて、

 

こんな画像として保存できる。

完全ではないが、スキャナでスキャンした文書、画像のように扱える。

私は、PCでこのような作業のできる有料ソフトに関心があった。
安価なものだが、なかなか購入しなかった。このソフトを見つけたので、
有効活用したい。

今日は歩かず


わかっているのに

2017-11-23 22:22:45 | 雑記

子どもの頃、来客があると様子をみてのこのこと出ていき、菓子をねだった。
その場では怒られなかったが、客が帰った後、いつも父からきつく叱られる。
そんな時、母はいつも取りなしてくれたことを覚えている。
そんな思い出以外には、両親に叱られた記憶はあまりない。

次第に子どもに返る母に声を荒げることが増え、一方では優しかった母に対し、
申し訳ない思いがつのる。

母が「子どもに返る」という表現は、適切ではない。誰にも訪れる、脳の萎縮、
疾病にどう対応するべきか、ということなのだが、うまく対応できない。

そんな、思い出と言い争いの間で揺れる日々にも、いつか終止符が打たれる。

私は、母が23歳の時の子である。

  


達成日遠のくか

2017-11-22 21:26:47 | ウォーキング

歩きの途中、スマホに電話とメールが届いていたが、家の直前まで気がつかなかった。
家人が母のトイレ介助をしていたが、車椅子への移乗ができず、便器に座って待つと、
電話、メールは約30分前に届いていた。

1つは、電話、メールの受信に関する手際の問題、どうして気がつけないのか。
音も、振動も発生しない原因を確認、対処する必要があるが、出先では間に合わない。

次に、全面的にではないが、介護態勢に限界が訪れたということ。
母を家において出ることが難しくなったので、介護態勢を組み直さなければならない。

日々の歩きは、母がデイサービスに行ってから出て、母の帰宅前には帰る必要がある。
例、大会はショートステイを使う。前日から利用開始し、帰宅後迎えに行くしかない。
ショートステイは、迎えにくるのが10時過ぎなので、その後参加できる大会はない。

現在、介護サービス利用限度額は、ほぼ上限に達している。
年に2回くらいはオーバーし、その分は全額自己負担となっている。
介護度は4であるが、5になればもう少し、サービスが受けられる。
先日、介護認定の更新調査があったが、5になるほどの変化はない。

母が家にいるときは、歩きに出ることを止めるとなると、かなり歩きに制限が出る。
現在、デイサービスは、火、木、土の3日間。ショートステイは、およそ月に1~3回。
現在の介護態勢のままでショートを使わないと、月、水、金、日は歩きに出られない、
ということになる。

結果、月に400km前後を歩くのは不可能になった。
来月半ば頃には、10,000km達成の予定だが、見通しが立たなくなった。

  


床紅葉

2017-11-21 21:36:31 | 雑記

テレビの旅番組で京都の寺を紹介していた。磨きこんだ廊下の床に庭の紅葉が映り込む。
今頃は「床紅葉」、新緑の季節は「床緑」、京都の実相院が有名
床紅葉、床緑などの言葉は、この番組で初めて知った。

ジュディ・オングの版画で、部屋のテーブルの下に、庭の緑が映り込んでいるのもいい。

ポスターのように、窓ガラスに樹木の枝が映り込んでいるのを初めて見たときは驚いた。
複製を買って部屋に飾っている。原画をほしいと思ったが、70万円と聞いて、諦めた。
下のポスターに使われている版画である。

そう言えば、間もなく新座市にある「平林寺」の紅葉が見頃を迎える。